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枝野議員 まず、そもそも現行の提案している
法案でも、ここにある
解説という言葉の意味は、御指摘のあった新旧
対照表のような話とか、それから
現行憲法の参照条文、つまり、変える部分ではないけれ
どもつながっている、関係している部分をちゃんと示して
説明する。それから、
国会で
発議のプロセスはあるわけですから、何月何日に衆議院でどうこうされて何月何日に議決されてなんという客観的な日誌みたいな話。イメージとしては、我々が
法案審議する場合のいわゆる白表紙、参照条文とか新旧
対照表とか載っているああいうのがありますね、あれのイメージであります。
が、もしそういうふうに読み取られない、誤解があるんだとすれば、特に
解説という言葉が何か価値
判断の入るような話に受け取られるというふうな心配がこの間の小
委員会でもありましたので、今法制局とも御相談をしながら、この
解説という言葉を変えて、むしろ具体的に新旧
対照表とか参照条文とかという書き方がいいのかどうか、これはちょっとテクニカルに法制局と相談しなきゃいけませんが、より紛れのない形に変える準備を進めておりまして、そういう意味です。
つまり、あくまでも、パンフレットについていえば
賛成枠、
反対枠それぞれフィフティー・フィフティーで与えられる枠、これはそれぞれの
賛成派、
反対派が勝手につくって勝手に出せばいいんです。そこには手を入れない。それ以外の部分ということについては、もともと
賛成派、
反対派どちらもこれはお互い間違いないですねということで、
意見が分かれるということにならない中身しかそこには載せない。そこに裁量の余地は入らない中身にするということを想定しておりますので、そういうことが間違いなく読めるような条文に、必要があれば変えるつもりでいます。
説明会についても同じ発想であります。
説明会についても
賛成派、
反対派が同じ時間を与えられて、それぞれ、我々はこういう理由で
賛成である、我々はこういう理由で
反対であるということを言う。その前段階として、まさに今のパンフレットの
中立部分のところを朗読するようなイメージでやります。問題は、今回、特に小
委員会の
議論以来、いつどこでやるのかということ。これは確かに裁量の余地がある話でありますので、ここは確かに難しい。御指摘のところは考えなきゃいけないとは思います。
説明会をやらないという選択肢もあるのかなと。つまり、そこのところは
賛成派、
反対派がそれぞれキャンペーンを張るでしょうから、そうした集会で行われるんでしょうから、いつどこでやるのかということについて裁量の余地がどうしても働かざるを得ないのならば、そこを
中立公正に、
賛成派も
反対派も、では何月何日にここでやる、何時からやる、何時間やるなんということについて、お互いが公正だなんということを納得できるやり方が果たしてできるのかと言われるとなかなか難しいので、これは全く
私見で、党内的にも全くだれとも相談していないんですが、もしかすると
説明会はやらない方がいいのかなということを含めて
検討をしたいと思います。
それから、
期間についてでありますが、私は、最短の六十日というのはこれでいいんだと思います。
つまり、みんな
憲法改正というと大がかりないろいろなことを考えていますが、いつも申し上げていますが、私は、現行の
憲法の条文を読む限りは、裁判官の給料を普通の公務員と同じように社会の給与水準が下がったから減額するという、この間裁判官給与法の
改正をやりましたが、あれはやはり
現行憲法では
憲法違反だろうと思います。裁判官の給与は下げてはいけないと書いてあるところは、あのときに法制局が解釈として言った言葉をちゃんと書くべきであると思うし、私は、
現行憲法では私学助成金は違憲だ、これは私は大学の
憲法ゼミのゼミ論なので違憲だと信じておりますが、違憲でないという人たちがたくさんいて
意見は分かれるので、私はそこは合憲にしか読めないように変えるのには
反対するつもりですが、私学助成金は合憲だと思うんだったら、ここのところの条文は変えた方がいいと思います。
こういうかなり技術的な話も十分あり得るわけで、こうしたときに三カ月も四カ月も
周知期間が要るとかという話になれば、それはちょっと違うだろうと思いますので、そうした場合には六十日あれば十分ではないか。
私はそれは革命だと思いますが、全面書きかえという革命を
現行憲法の
改正手続を便宜上使って行うというようなことがもしなされる場合にも、この手続法が便宜上使われるわけですから、そうした場合に果たして百八十日でいいのかということについては、私は、全面書きかえは革命ですから、
民主党は革命
政党ではないので革命をするつもりはない、つまり全面書きかえをするつもりはないので想定しておりませんが、もしもそういうことを意図する人たちがいるのであれば、まさに革命手続を百八十日ぐらいでいいのかなという疑問は若干あるので、どうしても全面書きかえ、革命をしようという
政党があるのであればもうちょっと長くてもいいのかな、こんな感じであります。
以上です。