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尾立源幸君 三月十六日のときと全く同じ答えで答弁にぶれはないのは分かりますが、
一般人として、やはりこれはどうも納得いかないと思われるのが多くの皆さんの感想だと思います。
御承知のとおり、社会問題に今なりつつあります。実は、たまたまなんですが、これも、今週末に私は大阪に帰りましたところ、地元の学生さんが消費者
金融業の今後の
在り方についてという論文を書いていると、卒論を、ということでいろいろ聞かしてもらいたいということで来られまして、こんなペーパーをいただいております。十数問
質問がありまして、何て答えようかと今思案をしておるところでございます。
今のような事案があると、じゃ
国会議員、また
行政、何やっているんだという、若い
人たちもこのように今現実に思っているわけでございます。特に、グレーゾーンが長年にわたって解消されなかったことに対する疑問という、これも素直な疑問だと思います。こういったことが今本当に国民レベルでいろいろとお茶の間の話題になっておりますので、是非後手後手に回らないようにリーダーシップを発揮していただきたい、そのことを
お願いしまして、まず冒頭の
質問を終わらせていただきたいと思います。
もし、私の
質問はこれだけでございますので、
委員長のお許しがあれば御退出いただいて結構でございます。
それでは、検査院の方に
質問を移らせていただきたいと思います。
先般の
決算委員会で、大塚院長にはお越しをわざわざいただいたんですが、
質問の時間がなくて申し訳ございませんでした。その代わりと言っちゃなんですが、今日はたっぷりやり取りをさせていただきたいと思います。
まず、エールを送らせていただきたいんですが、本当に国民の税金の無駄遣いをきちっと食い止めるという意味で本当に多くの国民が検査院さんに期待している、これは私も地元を回っておりましてそんな声を聞いておりますし、そしてまたいろいろこういう報告書を出していただく中で読ましていただきました。旅費の、先ほど過大請求の問題や細かなところにまで本当に目配りをしていただいておるということで、敬意を表したいと思います。
また、皆さんも御承知かと思いますが、
通常、
国会にいただくこの検査報告と、もう
一つこのブルーの、これもだれに配っていただいているのか分からないですが、ほとんどの
議員に多分配っていただいているのかと思います。これは写真とかいろいろビジュアルなものも入っておりまして非常に見やすいと思いますので、是非皆さんもこれをごらんになっていただければと。例えば、築いそ整備事業とか言われましても我々漁業に
関係しない者は全く理解不能なんですが、こちらを見ますとアニメでしっかり書いてあったり写真が入っておりますので、こういったものをもっともっと活用していただければなと思います。
お願いでございます。
それでまた、院長は当然、民間出身ということで大変期待をしておりますので、どうぞよろしく
お願いしたいと思います。
さて、もう一方、厳しい話も少しさせていただかなければなりません。
実は、これは私の
経験でございますが、ある国の事業を精査しておりますときに、
会計検査院の担当の方から、その事業を検査をした担当の方からお話を聞く機会がありました。すると、ちょっとおやっと思ったことがあるんですね。それは、現地
調査に行かれますが、その現地
調査の
在り方に少し私疑問を抱きました。その担当の方またチームの方がどのような疑問を持って、また論点を持ってその現場に行って、何をごらんになって、どういう作業をされて、どういう報告をされるのか、この一連のプロセスが少し不十分ではないかというのが私の感想でございます。
結論的に申し上げますと、
指摘する、つまり何か不都合があった
指摘事項に関しては記録をしっかり取っているけれども、そのほかのことは余りペーパーに記録を残していないというような、そんな事実が明らかになってきたわけでございます。
そこで、具体的にお伺いしたいんですが、検査計画に基づいて現地に行かれて、検査チームは、例えば一週間の検査でどのような
仕事をされるのか。申報書というのができ上がってくると聞いておりますが、簡単にその流れを御
説明いただけませんでしょうか。