○藤末健三君 いや、本当に
委員長が今までなされていることはすごいと思います。ですから、もっとやっていただきたいという、本当に
お願いでございまして、いや、本当になされてるんですよ、
委員長。ただ、もっとやっていただきたいんですよ。やっぱり、
中小企業、今、
石油の値段上がってるじゃないですか。原料費上がってるんですよ。それでもやはり、出す製品に値段がなかなか転嫁できない。また、中国との
競争がすごいですよ、今は。ちょっと値段を引かなければすぐ、中国に切り替えると脅されちゃうわけですよ、下請
企業は。そういう
状況を本当に御
理解ください。そしてまた、ソフトウエアとかでもなさると思うんですよ、コンテンツ、漫画のアニメをかくところとか、そういう下請業者にも是非目を向けていただいて、より一層本当に
委員長に頑張っていただきたいと思いますので、是非
お願いします。
次に──どうぞ、
委員長、もうこれで結構です。
次に、
エネルギーについて
お話をさせていただきたいと思います。
今回、二階
大臣が中国に行っていただきまして、中国との
エネルギーの問題、ガス田の問題、大きな一歩を踏み出していただいたということを本当に私自身うれしく思っております。中国の問題につきまして、よくガス田の話が問題になりますが、これちょっと、せっかく資料作ったんでごらんになっていただくと、左側の下に
石油の海上輸送経路という地図を載せております。
石油がどこから来ているかということでございまして、今八割が
日本は中東から来ています。その途中でホルムズ海峡やマラッカ海峡などを通過してくるわけでございますが、そのような海峡を今チョークポイントと、
石油のチョークポイントという言い方をしまして、その海峡が止まればもう
エネルギー輸送は止まってしまうというようなことを言っております。
ただ、一点重要なことは何かと申しますと、実際に今中国が
石油を輸入しています。調べてみますと、中国も同じ経路なんですよ。ほとんど一緒です、
石油の輸入経路は。で、彼らも輸入する
石油の約七割がこのチョークポイント、マラッカ海峡、ホルムズ海峡を通って輸入されているような
状況でございます。
そこで、私がちょっと伺いたいのは
石油の海上輸送の安全ということでございまして、今のこの図にはかきませんでしたけど、ミャンマーとパキスタンにおいて今中国が港を造っていると。もしかしたら、それは軍港じゃないかという話があります。潜水艦が寄港できるようになるんではないかということでございまして、中国も非常にこの
石油の海上輸送路の
確保に向けて動き出しているんじゃないかということでございますし、またマラッカ海峡は海賊が非常に出る
地域だというふうに言われております。
国交省と防衛庁の方にちょっと
お話をお聞きしたいなとは思うんですが、ここはちょっといろいろ難しいところございますので、今日、
政府委員の方が来られてますけれど、是非、この海上の輸送路についてもっと世の中の注意が行くようにやっていただけないかと思っております。
特に、中国が今、海上輸送路に対してすごい関心を示しているという
状況でございまして、この日曜日、この間の日曜日にちょうどあの日高レポートというテレビがございまして、たしか第七艦隊か何かのレポートをしてたんですけど、もう露骨に
石油の輸送の安全における中国の脅威みたいなことをおっしゃってたんですよ。ただ、それを本当に脅威ととらえるかどうかということを、是非、二階
大臣、処理していただきたいと思うんですよ。後で御
質問します、そこはまとめて。
そこで、そういう
状況にあるということを御
理解いただきたいということと、もう一つございますのは、
石油の海上輸送路だけでなく、中国との
エネルギー政策でいきますと
原子力発電所の建設というのがございます。
お配りした資料の右下にございますけれど、これは中国の
原子力発電所の設置
状況と設置計画でございます。この中にございますように、これから中国、二〇二〇年までに四千万キロワットという莫大な電力を
原子力で補おうとしているという
状況、そしてまた、今大事なことは、この資料にも書きましたけれど、点線の枠で囲んでございますが、
原子力発電所二つ、原子炉では四基になりますが、原子炉の入札を今やろうとしている
状況でございます。
こういう中国の
原子力の発電所がどんどんどんどん建設が進む中、やはり
日本政府としても中国の
原子力発電所を落札できるように働き掛けるべきじゃないかと思うんですが、その点につきまして、これはエネ
庁長官、
お願いいたします。