○大石正光君 今、それぞれの役所にいろいろ御
意見をいただきました。一貫していることは、いかにこの
環境を守るということを取り組んでいるかと、姿勢の問題が私は一番大事だと同時に、実は
環境問題というのは行政が決めることではなくて
国民の意識の問題だと私は前々から言っております。いかに
国民に意識を持たせるか、それが一番大事なことだと私は思うんですね。
ですから、
国民が
環境に配慮をしたり
環境のことを
考えるならば、
国民の要望が様々、色の付いたパックやいろんなきれいな瓶や、様々なそういう装飾が付いたものを要望するよりも、それが
環境に対してある
程度悪くなるんだと、そういうことを意識をしてもらって、そういうものに対する規制と、ある
程度決まったパックとかそういうものをやりながら意識の高揚を図る以外に、
環境のこういうような
容器包装に関しても、すべて省エネにしても、私は解決できないと思うんです。だからこそ、それぞれ
環境省が中心になりながら各役所に、様々な分野でいろんなことを
検討しながら、少しずつでも、五%でも一割でも減らしていくという
努力をすることによって初めて
環境という問題の大きな地球温暖のことにつながっていく。
すなわち、便利さだけがすべてを追求される時代ではなくて、便利さを少し我慢してその
部分を前進することが私は一番大事だと。そういう意識の高揚を図るために、それぞれJRも、それぞれまた自動販売機の機械にしても
環境省のそういう
容器包装にしても、様々な問題を一生懸命みんなで取り組むことが大事だということを言わんがために私はこうしてわざわざ役所からおいでいただいたわけであります。
今回、様々の
リサイクルのシステムや様々の課題の中で一杯の課題があって、確かにそれぞれ、
リサイクルの担当部長さんがこの二点に絞ってやったということがあるけれども、
大臣が
スリーRとしてそれぞれ
リデュース、
リユース、
リサイクルという三つの目標をやって一生懸命やっていらっしゃると言うけれども、その三Rと言われるものがむしろ今一・五ぐらいに減っている、すなわち、
リサイクルというのがほとんどなくて、ごみに燃している
部分がかなり出ているわけですね。
この
容器包装のそれぞれ回収システムは、確かに地方町村には、
市町村に対する要望の中でその
仕組みに上手に乗って、それぞれ六割から七割回収することが可能になったかもしれない。しかし、今度は都市部はどうでしょうか。東京都はむしろそれよりもごみを燃やす方向で
処理をしようという方向に来て、
環境省がやっている
リサイクルという
仕組みとまるっきり逆な形を行政がやろうとしている
部分があるわけであります。
そういう
部分に対して一体
環境省はどのように
考えてこれをやろうとしているのか、その辺具体的にそういう実例があるんであれば教えていただきたいと思います。