○
西川(公)
委員 早川提案者からの話、わかりました。
協議をここまで続けてきた、さらに
専門家による
実務者協議も何度もやってきた。さらに
最終段階においては、
石原委員長から御
示唆があって、
項目を六
項目に絞った。そして四
項目については
表現を、
両者の
主張するものを取り入れて
両者で直した、ここもわかりました。
そして、残された二点、
対象犯罪を私
どもは、
条約では四年以上の罪とする、六百十九の
犯罪が
対象になる、しかしこれは多過ぎるな、こういうこともあって、いかに絞るかということを
両者で
協議をしてきた。そして、五年超という
主張であって、これですと
人身売買等が外れてしまうけれ
ども、五年超という
民主党の
皆さんの御
主張であれば、
石原委員長の御
示唆もあったし、
河野議長からの
お話もあって、それも私
どもは承服しよう、こういうことでやってきたはずであります。
それから
越境性の問題で、国際的な
犯罪に限る、こういうことを言ってきましたので、国内的には相当これでは不満は残りますが、私
どもはあえて
民主党案のこの
提案に対して、これは
賛成をしていく、こういうことで
意思表示をしたわけであります。
そして
民主党の
皆さんも、この
法務委員会には重要な
法案がたくさんありました、
公務執行妨害等の
罰金刑をどうするかとか、
出入国管理法で
外国人の方から
指紋採取をどうするか、
生体認識はどうするか、それから
刑事施設の問題で
代用監獄等の問題もどうするか。こういうことも、この難しい
法律が
野党の
皆さんと丁寧な丁寧な
協議で私はここまで順調に進んできたと思いますが、最近になって、この
民主党の
理事の
皆さんが
発言してくれても、それが
実行できる
担保ができない。大変不思議な
政党の
表現の仕方に私は変わったやに受けとめているのであります。
そしてきょうになって、きのうは、きょう
両者がうまく
協議がついたらきょうの夕方
採決しましょう、こういう
約束もしておったし、もしきょう
採決ができないのであれば火曜日の冒頭に
採決をしてくれないか、これも
野党の
筆頭理事の話でありましたので、そこまでの気持ちがあるのであれば、きょう看板を立てておいて、そして
協議が調ったらやりましょう、これは合意をされておったのでありますが、ここへ来ていろいろ、セットで問題を出してくれればいいんですけれ
ども、個別にこれがあるからできない、それを解決すると、またこれがあるからできない、また解決するとこれがあるからできない、こういう手段で私はこれをあえて延ばすためにやっているとしか受けとめることができない状態にあります。
そこで、きょうは、
塩崎副
大臣に来ていただきました。忙しい時間をここまで待っていただきました。彼らの
主張は、ここへ来まして、お二方の
発言が
与党の
皆さんとずれている、こういう
発言がありました。
一つは、我が党の
細田国対委員長の話でありまして、
細田委員長が、
発言が
民主党が期待していることと幾分ずれる、これで
委員長に対して抗議がありました。私が見ている前で
細田委員長は
野党の
委員長に電話をかけられて、私は、そこで
十分了解をとった、こう受けとめております。
しかし、もう一方の
発言は何だと言ったら、きょうの閣議後の
記者会見で
麻生外務大臣が、これは
条約の批准はできませんね、こういうことを単に答えた、こういうことがインターネットに流れておりますけれ
ども、どうも私
どもが仄聞するところでは、前段があって、そしてそういう
発言をされた、こういうことであります。できれば本人に御
出席をいただきたかったのでありますけれ
ども、待っておってくれましたけれ
ども、それは時間的な制約もあってお帰りになられた、これはやむを得ないことだと思います。
そして、
塩崎副
大臣はもう立派な認証官で、我が党きっての
良識派でありますし、知識も十分持っておる人で、政治的に答えるのに何ら見劣りするわけではありませんで、私
どもは、
塩崎副
大臣に答えてもらえれば十分だ、こういうことを言ってきましたが、どうしても
最後にこの
採決に応じない
理由の
一つに残ったのが、今の
外務大臣発言であります。
発言の
内容等についても含めて、
塩崎副
大臣から明快に答えていただいて、こういう
理由で
委員会の
採決をとめていいのか、これは
国民の
皆さんに御
判断がいただけるように、ぜひ明快な答弁をお願いいたします。