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橋本分科員 ありがとうございます。全部というのはなかなか難しいかもしれませんけれども、昨年度、
実証実験をして、せっかくのいい
成果が出たというものでありますから、できるだけ多くの
自治体の
方々に、あるいは
地域の
方々に見ていただきたいと思いますし、それこそ
予算をかけて
実験をした、その
成果ですから、それは広げて有効に活用していただくということを、取り組んでいただいておるとは思いますけれども、ぜひ意識をして、さらに取り組んでいっていただきたいと思います。
今、少し私の存じ上げている範囲で、
総務省さんでいろいろな
実験をされていることを
子供、
地域の安全、
安心という切り口で取り上げさせていただいたわけでありますけれども、今、
総務省さんでも幾つかある。例えば部署も、最初の方の
実験は
技術政策課さんだし、住民参加の
システムの方は自治政策課さんですね。そういった形で、いろいろな部署で、でも同じ
目的に使えるものを、それは
社会的ニーズによって
実験されているわけですから、されていたりするということがあるんだろうと思います。
技術政策課さんの方の
二つの
実験は
連携もされているというふうに教えていただいたわけですけれども、
総務省さんの中だけ見てもそんな形になっていますし、もちろん、ほかの
省庁さんも、
社会の安全を守るというのは
共通をして問題意識として持っておられますし、いろいろな
取り組みがあるんだろうと思うわけであります。
あるいは、
総務省さんがされている事業というのは、
目的論、本当に
予算を
確保した
目的からいうと、
技術的な検証であるとか、その
技術的検証はもう済んでいるのでそれを
社会的に受け入れられるか、先ほど
プライバシー云々という話がありましたけれども、それを実際やってみて、皆さんが受け入れられるか受け入れられないのかということを判断されるための
実験をされている。そういう
技術的あるいは
社会的な
課題を検証するという
目的でされている事業ですから、私たち国民というか利用者からすると、せっかくそういういろいろな
取り組みをされている、これが全国に広がっていったらいいなと思うわけですけれども、多分、全国に広げるのが
総務省さんの仕事ではないという側面も、正直言ってあるんだろうと思います。
それをだれがやるのかというのは少し議論が要るかもしれないんですけれども、何と申しますか、やはり少しばらばらに行われていて、私たちとしては、もちろん
技術が使われるのはいいことですけれども、やはり
地域や
子供の安全を守ってほしいというニーズはあって、それにこたえるべく努力をされているんだと思いますけれども、そのニーズというかテーマ、そこに沿って、やはり
政府として、どこかがまとめるのがいいのか、どういう方法がいいのか、それは議論が要ると思いますけれども、各地で
実験をした
成果、それがきちんと全国に広げられて、生かされていくように取り組んでいく必要があるのかなと思いますし、せっかくの
実験ですから、そういった形で全国に広がっていってほしいと思うわけであります。
今、今後の
普及とか、皆さんに使っていただくというような視点から、きょうは内閣官房さん、
文部科学省さん、もちろんあと
総務省さんもお越しをいただいておりますので、それぞれにお
伺いをしていきたいと思うわけであります。
まず最初に、内閣官房さんにお
伺いをいたします。
きょうの私の
質問は、IT、
ICTを使ってということでございます。
政府の方では、IT新戦略というのを策定されまして、重点計画というのもつくっておられる。その中において、今取り上げましたような、ITを使った
地域だとかあるいは
子供の安全を守るというものがどう取り上げられているか、取り扱われているか、そちらについて教えていただけますでしょうか。