○橋本
委員 自由民主党の橋本岳でございます。
きょうは、
質問の時間をいただきましてありがとうございます。
さて、早速入りますけれ
ども、
中心市街地活性化の問題を考えるに当たりまして、大
規模ショッピングセンターというものが、
一つ、ある
意味、天敵のような扱われ方をすることがあります。必ずしもそうでない面もあると思いますし、そういう面もあるかとも思いますが、いずれにしても、町がにぎわっていくというものを今後どうつくっていくかというときに、逆に、わっと人が集まるショッピングセンターというものを
参考にする点もあるだろうと思うわけであります。
何で大
規模ショッピングセンターに人が集まっていくのか。例えば、お店がたくさんある、品ぞろえが幅広い、何でもそろう、あるいは最新の商品もそろっている、御飯も食べられるし、映画も見られるし、
駐車場も広いし、そこで一日過ごせる、ある
意味で
コンパクトシティーができちゃっているわけですよね。
ただ、それが、要は流通
事業者の方で実現をしているのか、あるいは、
中心市街地というのを考えた場合では、それを要は町の
人たちが協力をしてみんなでつくっていこうかと、そういうような違いというものがあるかと思うわけであります。
それを
中心市街地で実現するためには、例えば、お店がちゃんと魅力ある商品、品ぞろえを持って、そんなに、ショッピングセンターみたいに何千人とか何万人も集めることはないけれ
ども、きちんと個々のお店がお客をつかんでいる、あるいは、
地権者、
土地を持っていらっしゃる方が、きちんとお店をお店として価値を持つ、高めるように努力をされているかどうか、
空き店舗として放置をしていくなんということは、そういう
意欲、意識が問題になってくるんではないかと。
あるいは、いろいろな
施設がその
中心市街地にちゃんとぎゅっとあるということは、例えば自治体の施策として、例えば
公共施設が
郊外に移転するだとか、
病院だとかそういうものも出ていくようなことは、そういう逆行するようなことはないように、しっかりとそれを調整していかないといけなかったと。
そういう
意味で、みんなでそこの町を盛り上げていくんだという協力体制が大変重要でありまして、
中心市街地を
活性化するために、国があるいは自治体が旗を振って頑張れと言うことは、悪いことだとは思わないんですけれ
ども、何よりも第一に、その
中心市街地に暮らして、お
仕事をされている、
商売をされている
方々、あるいは、そこの
土地を持って左右することができる
地権者の
方々とその
地域の自治体の
方々みんなで、夢と明るさと
希望を持って、前向きになって、まず
自分たちの店をどうにかしていきたい、それからこの町をどうにかしていきたい、そういう、お一人お一人がまず
活性化して、元気になって、その中で、では、この町をどうしていこうかという、協力をして取り組んでいくというそういう思い、元気、
やる気みたいなものが大変重要なんじゃないかと思うわけであります。
例えば、ここはちょっと
まちづくりと離れるんですけれ
ども、日本一明るい経済新聞というのがありまして、大阪の方でこういうペーパーをつくっていらっしゃる方がおられる、この間、
お話を伺ったんですけれ
ども。例えば中小の、いろいろな
方々、企業の
方々でも、いろいろなアイデアを出して工夫して、元気に取り組んでいるんだ、そういうのを集めた新聞などがあって、こういうのも大変いいことだなと思っております。
あるいは、元気とかいう
意味であれば、先ほど
達増議員が、おられないな、
達増先生がマーケットとバザールというお言葉でおっしゃりたかったことも、ある
意味で、お金のやりとり、経済原理で動くというだけではなくて、感情、
やる気だとか、例えばビンテージ物にすばらしいと思う心だとか、そういうようなものも大事にしていってほしいということではないかと私は思いました。
私の
地元、倉敷におきましても、
商店街があって、人通りはやはり少し減ってきている。そこで、月に一度、三斎市という朝市をわっと開いて、いろいろな人に集まってもらおうという思いを持って努力をして取り組んでいる。そういう努力もしていますので、二階
大臣初め、政府の
方々、きょうお越しの
委員の
方々にも、ぜひ、御家族、御友人、御後援の方な
ども引き連れて、倉敷に遊びに来ていただきたいと思っているわけでありますけれ
ども。
まあ、宣伝はそのぐらいにいたしまして、何が言いたいかといいますと、要は、こういう
市街地の町の
活性化の主役というのは、何よりもその町に住んでいらっしゃる、その町にかかわっていらっしゃる
人々が一番の主役である。国は、行政は、その
方々の思いを受け取って、
支援すべきところ、頑張ろうとしている
人たちにどう
支援をしてあげるかというところがポイントとなると思いますし、今回の
法律の
改正におきましても、要はそういう、
大臣はよく選択と集中という言葉をおっしゃいますけれ
ども、そういう
意味で、しっかりと受け取る、思いを受けとめるべきところを受けとめて
支援をしていこう、そういう方向に転換をされていくのが今回の
法律の
改正なのかなというふうに理解をしております。
そこで、お
伺いしたいんですけれ
ども、今申し上げましたようなことにつきまして、特に、その
地元の、
地域の
方々の元気、熱意、そういうものが大変重要である、大事であるということにつきまして、
大臣から一言御答弁をお願いしたいと思います。