○篠原
委員 民主党の篠原孝でございます。
大臣の所信に対しまして
質問させていただきます。
所信のところから入らせていただきますが、ふろしきというのが今話題になっております。私もふろしきの愛好者でございまして、どういうときに一番使ったかというと、二十数年前
アメリカに留学させていただいているときに、やたらリーディングアサインメントというのをいただきまして、山ほどあってわけがわからない、ふろしきに包んで持ってまいりました。
もったいないふろしきと言っておられますけれども、そのころは私はミラクルバッグと言っていまして、これは
アメリカ人がつけた名前でして、教えてやりました、持っていましたので。ところが、こんなことを言っちゃ悪いんですけれども、結構不器用で、ちょうちょう結びができないんですね。ほどけなかったりして、やはりあれは
日本人しか使えないかなと思っております。
今そこでも使っておられますけれども、役所でもまじめな人は、そんなに役立たないと思いますけれども、重い書類を持ってきては一生懸命役立っているふりをしているのによく使っていましたけれども、今はバッグになったりして、しゃれたバッグで、皆さん、若い人
たちはバッグで、ふろしきを持っている人は一人もおりませんけれども、私はふろしきが大好きで、使いたいと思っております。中でも一番大好きなのは大ぶろしきでございまして、きょうはそういった話もさせていただきたいと思っております。
質問に入る前に、
環境問題についての
基本的認識ですけれども、ちょっと申し述べさせていただきたいと思います。
私は、
環境問題、非常に大事な問題だと思っております。政治家になりますと、結構気がでかくなりまして、外交、安全保障とか金融財政とか、それで天下、国家を動かしているという気になって、そっちにばかり走る人がおられますけれども、私は、今
世界で一番大事な問題、一番、二番というのはつけられませんけれども、
環境問題というのは非常に大事だと思っております。
地球全体の生命の危機に瀕しているということがあるんじゃないかと思います。
ペンタゴンですら、テロに対する闘い、闘いと言っていますけれども、今後十年、二十年のことを考えたら、テロなんかよりもずっとグローバルウオーミング、
地球温暖化が大問題になるんだと言っております。そういった意味では、非常に大事なことなんじゃないかと思います。
そういうことを考えますと、
日本の政治家の皆さんもやはりそういうことを考えておられている。歴代総理の中では、施政
方針演説なんかを見直してみますと、福田総理は、三分の一ぐらい、一番最初、総理になられてすぐの施政
方針演説の中に
環境問題を使っておられます。
小池大臣がクールビズですっかり有名にされましたけれども、大平さんも、余り似合わないのに半袖シャツを着ていらしたのを覚えておられると思います。なかなかあれは熱心だったんです。それは
竹下さんも、晩年は、晩年なんて言ったら悪いんですけれども、
環境問題に非常に熱心でした。橋本総理もそうでした。それから、
小池大臣がかつて慕われておられた細川総理、細川総理も有機農業とかいうので非常に
環境に走っておられた。
それから、官房長官、
大臣をやられましたけれども、さきがけの武村さんは最近本を書かれました。「私はニッポンを洗濯したかった」、これは
環境問題と
日本の政界の浄化とかけておられるんだろうと思いますけれども、私は、心ある政治家は皆、
環境問題に関心を持ってこられるんじゃないかと思っております。そういうことからいいますと、ここに座っている方々は最も政治家らしい政治家
たちの集団ではないかと、私自身も含めて自負しております。
私は、ですから、ここで
質問いたしますけれども、これは、ほかの
委員会はよくわかりません、しかし、ここの
委員の皆さんはすべて私は応援団ではないかと思います。やたら揚げ足をとったりするとかいうのがはびこったりしますけれども、僕は、ここの
委員会はもう応援団ばかりじゃないかと思っております。私の
質問も、そういう意味では応援でございます。
きょうは一枚だけ資料を用意いたしました。もっと用意したかったんですが、この間、資料をどさっと片面コピーで持ってまいりましたら、
大臣から、なぜ両面コピーにしないのかというのがありました。きょうはまことに済みませんけれどもリサイクル紙で、後ろは読まないでいただきたい、表だけを見ていただきたいと思います。これをちょっと使わせていただきます。
質問に入らせていただきます。
環境省の仕事というのはいろいろあります。かつては、今、長浜
委員が触れられましたけれども、公害問題、ここから始まったと思います。しかし、今一番大事なのは何か。これまた一番、二番というのをつけるのはよくないかと思いますけれども、やはり
地球環境問題、そこから発している問題、これが大きな問題ではないかと思います。
こういうことを考えますと、
環境省は一体どういうふうに取り組んでおられるのかと。
取り組みで、政策のことは私はきょうはそんなに触れるつもりはありません。ロジスティクスというか後方
支援体制が一体どうなっているのかということ、これが心配なわけです。
例えば、この表で
説明いたしますけれども、若手の留学とか、国際機関がありますが、そういったところへの出向等、それから、あちこちの大使館、情報交換しなければいけない、大使館への出向等、国際的な問題に対応する体制というのは一体どのようになっておりますでしょうか。