○井脇
委員 おはようございます。
私は、
学校と財団法人少年の船協会という、三十六年間
教育一筋に、子供五万人に愛をかけ、目をかけ、心をかけ、
現場で
子供たちを三十六年間、ただひたすらに子供の
教育をしてまいりましたので、そのことについて申し上げ、そして、その後に
質問をさせていただきたいと
思います。初めてでございますので、皆さん、ちょっとどうかなと思っておるんですけれども、言わせていただきます。
学校教育と社会
教育と家庭
教育と
教育には三本柱があります。それはフィフティー・フィフティー・フィフティーでなければならない
教育だと思っておりますが、今や
日本では、
学校教育を
中心として、社会
教育は疎んぜられているような
状況が現実にたくさん、夏休み、春休み、社会
教育の体験というものが
子供たちにありません。
ボーイスカウト、ガールスカウト、海洋少年団、また少年の船、郵便友の会、文部省で社会
教育の団体が六つほど財団としてございます。そういう社会
教育の現実、ヨーロッパでは社会
教育が非常に発展しております。
日本の場合、何としても私は、社会
教育の体験を
子供たちに、体験
教育からということで社会
教育も必要である、こういうように大変思っておりますので、どうぞまた社会
教育にも、
教育活動の中で入れてほしい。
同時に、子供に心の
教育をということで、
一つ、国の恩、
一つ、親の恩、
一つ、衆生の恩、一、誇りを持て、二、奉仕の心を持て、三、感謝の心を持て、四、
協力の精神を持て、五、
責任感を持て、六、勇気を持て、七、礼儀正しくあれ、八、
思いやりの心を持て、九、根性を養え、十、積極的であれというのを子供の
教育の中に取り入れて、昔は期待される人間像というのがありましたけれども、今は何もありません。道徳
教育の
教育の中でも、教科書もなく、
現場の小中高の
先生方は、どういう問題を取り上げて
学校でやろうかという大変困った
現状もたくさんございます。
そしてまた、小中高で三万六千人の
先生方がノイローゼになったり、わいせつ罪をしたり、
学校の
教員がたくさん苦労して、そしてそういう人になっていって、
先生たちの人間的な目標、そういうものを決めるということは国家ではできないとは
思いますけれども、私は私学でございましたので、五万人の
子供たちに徹底してそのことを
教育してまいりました。
また、少年の船という船を、一万トンの船を買いまして、中国やグアム、サイパンや、また沖縄、北海道コース、
日本一周コースというのをつくりまして、船に
子供たちを五百五十人乗せて、班も編成して、
充実して
子供たちを体験
教育させてきました。本当に子供は生き生きと、夏休み、春休みにそういう社会
教育の体験をさせたわけであります。
私は、きょうは、みんなは
義務教育費のことやそういうことを徹底して言うと
思いますので、別な面から、心の
教育の方から言ってみたいなと思って立たせていただきましたので、御容赦願いたいと
思います。
このように、子供の
教育の
現場の
あり方、
現場の小中高校の
先生方も、基本的な道徳
教育の基本がありませんので、その教え方もとても困っておるというような
状況で、皆それぞれがつくり出してやっておるんですけれども、昔のような、私たちのときのように、福沢諭吉を尊敬しているといったら、それの人間学を勉強したり、
先生がそれを
指導したり、そういうことが今なくなってきております。こういう
現状から、心の
教育を叫びたい。
国
会議員ではこういうことを、何か法律ばかりつくっているから言えないのかなと思って随分悩みましたけれども、私は、そのことについてすごく今まで思っていた三十六年間の
思いを、きょうは初めてでございますのでピントが外れているかもしれないけれども、
教育の根本たるや、心の
教育がないからこそ今日多くの問題が起きておるのではないかというようなことも気になって仕方がないものですから、本当は三つほど、たくさんの
質問もつくってきましたけれども、文部省にも出してつくってきたんですけれども、それよりもこのことを申し上げたいと思っております。
また、文部
大臣にお伺いしたいと
思いますが、
先生たちの、
教員の質の
向上として、何としても
教員、教師が、やはり
学校では
現場の
教員がとても大切だと
思います。
その中で、
現場の
先生、Aで合格した場合、二年間ぐらい海外
協力隊やまたボランティア
活動や会社に勤めさせて何か体験をさせて、そして
教員の
現場に入れたら、もっともっとすばらしい体験ができて、
教員として勇気を持って堂々と子供に当たっていけるのではないかと思うことと、また、十年間ぐらいずつ
テストを受けたら六十歳までいくのではなくて、やはり免許制の見直しと、そしてまた
研修、
教員大学院みたいなのをつくってリフレッシュさせる、そういうシステムをつくっていって、
教員をもう一度、悩むことない
教育活動が
現場でできるようになったならば大変すばらしいと思っております。
文部
大臣、
教員の質の
向上に対しまして、一言
お願いをしたいと思っております。