○谷博之君 民主党・新緑風会の谷博之でございます。私も不注意で風邪を引きまして、御迷惑を掛けるような話になると思いますが、お許しいただきたいと思っております。
大臣の
所信に対する
質疑の前に、一言、小池
環境大臣に
考え方、私のちょっと意見を言いましてお聞きをさせていただきたいと思っておりますが、それは例の三月の八日の閣僚懇談会の内容のことが
新聞報道されております。その後の
大臣の記者会見では、国会の
審議や
委員会の審査、法案
審議などがちょうど重なっていて、三月十五日から十七日までのロンドンでの
エネルギー・
環境閣僚級ラウンドテーブルに
出席することがなかなか難しい
状況に陥っておりますと、こういう発言をされておられます。で、同じその閣僚懇で町村外務
大臣も発言をされ、そしてその後十一日には、細田官房長官が、閣議や閣僚懇談会での発言について、必要なら官房長官がスポークスマンとして統一的に公表するので外部に発表することについては厳に慎んでほしいと、こういう
一つの流れがこの問題であるわけですね。
私、この発言を聞いておりまして、
小池大臣がおっしゃるように、日本の
大臣が外に出てしっかりプレゼンスを示すことは国益にかなうことであると、これは全くこのとおりだと思います。日本の
大臣が国際的ないろんな
会議に出て日本の主張をするということについては、これはどちらかというとまだまだ少ないかなという気もしているぐらいでございまして、そういう点では非常にこれは私はそのとおりだと思っています。また、同時に出てまいりました副
大臣、政務官、
高野副
大臣、
能勢政務官おられますが、そういう
方々を前にして恐縮でございますが、役割が十分果たされていなかったなら一体何なんだろうかと、こういうこともありまして、これまた私は副
大臣、政務官についての働きはもっともっとしてほしいと、こういうことも全く同じ気持ちでございます。
そういう中で、実は私は、ちょっとは自分なりに自分の立場から申し上げますと、なかなか海外出張が行きにくいというその理由の中に、この
委員会審査とかそういうことがあるということを言っておりますね。これは私も
環境委員会の今理事をさせていただいておりまして、そういうことを言った覚えは一切ございません。これは恐らくどこかの
委員会での
お話なのかもしれませんが、そういう点で、余りにも短絡的にこういう発言をするのはいかがなものか。
と同時に、あえてもう
一つ申し上げますと、
小池大臣は沖縄北方の担当の
大臣もされておられます。つまり、二つのポジションの
大臣をされておられるということになれば、衆議院、参議院合わせますと四つの
委員会ですね。これをこなすというのは大変なことだと私は思います、日程を調整するのも大変なことだと思うんですが。これは内閣法の第二条に、いわゆる
国務大臣は十七名までと、こういう人数制限がございまして、それを、いろんなポストが、
大臣ポストが増えてきますと、こなすためにはやっぱり兼務をしなきゃいけないという、こういう
状況の中で
小池大臣がそういうポジションに就いたんだとは思いますけれ
ども、場合によっては、この両方の
大臣を就任するときにもマスコミでも若干触れられましたけれ
ども、沖縄や北方というところの
環境面、開発面というものを
考えたときに、かなりこれは言うならばせめぎ合いをする部分もある、そういうふうな両方のポジションの
大臣ということになるわけで、これはどういうことなのかというふうな若干マスコミの議論もございました。
そういういろんなことを
考えまして、私は、まず
大臣にお伺いをしたいのは、国会の理由で海外出張ができないといった発言で、余りそういうことを
考え過ぎだと言われるかもしれませんけれ
ども、この
環境委員会の特に野党側の云々という話が聞こえてきますと、それは、それはいかがなものか……