○中
津川委員 北方四島に関しては、まだ友好条約を結んでいませんから、まさにチャンスですね。
それから、私、ロシアの国
会議員たちと
意見交換をしました。向こうは、経済のことばかり、お金もうけのことばかり、
日本の大変な経済力、その話題ばかりなんですよ。最初から最後まで、関心はそれに集中している。ある
意味では、ことし逃したらもうチャンスがないんじゃないかというくらいな、危機感と同時に、それだけグッドタイミングということを、
町村外相、ぜひ認識をしていただいて、北方四島、今
答弁で四島ということをおっしゃられませんでしたけれ
ども、これは言い続けなければだめだと思いますね。絶対に腰を折らない、そしてぶれない、あくまでもこれは主張をし続けるという
立場をぜひとっていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。
これで結構でございます。
外務大臣、どうもありがとうございます。
いよいよ本論でありますが、まず、中小企業政策について
質疑をさせていただきたいと思うんです。
政府、
小泉さんあるいは閣僚全部の方が、中小企業は大事だ、
日本は九九・七%中小企業で、八割が雇用されている、中小企業で国がもっているんだ、こうおっしゃられるんです。これは野党も全員同じ。言葉では常にそういう
議論をしている。しかし、私も中小企業の経営者でありまして、また経済産業
委員会等にも所属していろいろやってまいりましたが、本当にそう
政府は思っているのかなと、最近になって非常に疑問に思えてきているわけであります。
私がきょう配付させていただきました資料をごらんいただきたいと思うんですが、資料の一であります。過去十年間、
平成七年度から十六年度の中小企業対策当初
予算額及び農業
関係予算、これを比較という
意味で、参考という
意味で併記させていただきました。下が、過去九年間、
平成七年度から十五年度の資本金一億円以下の法人税額及び農業所得者申告納税額の推移ということで、九年間の数字を列記させていただきました。
これを見るといろいろなことがわかるわけでありまして、ちょっと中小企業の
予算を見ていただきますと、景気のいいときから、
平成七年、八年度はまだまだ今よりもよかった、
予算が、一千八百億、一千九百億、十年、十一年、十三年ですね。がたんと下がって、ことしは一千七百億ですね。農業
予算、比べてみました。ずっと二兆四、五千億ですか。今年度が二兆三千二百三十七億ということでありまして、これだけを見ても、本当に中小企業の
予算、私は少ないと思うんですよ。少ないと思う。
私たち民主党の党で発表しました
予算は二千二百八十八億ということでございますが、私の個人的な見解では、東京商工
会議所の会頭がおっしゃっている一兆円ぐらい、これくらいやるべきだ。景気をよくして、企業が税金を払って、雇用をどんどん確保していけば、自然増収。今みたいに、細かく、みみっちく、嫌らしく、ちょこちょこっといろいろなところから増税しているというようなことをしなくたって、まず、景気をよくする、中小企業を元気にさせる、そういう
政府のメッセージと、それから具体的な
予算づけというのが、私は何よりも必要だと思っております。
そこで、下の数字なんですが、これは、どのくらい税収を上げているかというと、中小企業の方は、ピークで六兆円を超えておりますが、ここのところ五兆円、去年は四兆三千億ちょっとですね。農業の方は、あれだけ、二兆円、三兆円使って二百六十八億。
これは一概に比較できないことはわかっておりますよ。私は、農業を決して軽視しているのではありません。そこのところをまず申し上げておきたいんですが、だけれ
ども、これは極端過ぎますよ、この数字。
予算が、中小企業は農業と比べて大体十五分の一、そして税収が約二百倍でしょう。
私は、中小企業、中小企業と言うならば、何か昔、士農工商というのがありましたけれ
ども、農業のこの
予算、これは実際、農家にこれが潤うということよりも、主に農業土木ですね。そういうふうに
理解しております。(発言する者あり)それにしたら、今やじがありましたけれ
ども、余りにも税収が少ない。
この辺のところで、これは
経済産業大臣ですか、この
予算を見て、そしてこの税収の結果を見て、率直な御感想と、これからこの
予算委員会で、もっと中小企業
予算上げなきゃな、上げたいというのを、
大臣、おっしゃってください。