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松木委員 何か、答えになっているような、なっていないような、よくわけのわからない話ですけれ
ども。
ただ、私は思うんです。リスク、リスクと言うんですけれ
ども、これは、全頭検査をすればほとんどリスクは回避されるわけですよね。それであれば僕はやった方がいいと思うし、それに、アメリカとの問題があるというのは、それは別だというふうには言うかもしれないけれ
ども、それがあるのもわかりますよ、わかるけれ
ども、BSEイコール狂牛病ですよ。この狂牛病というのは、いまだにわからないことが多いわけでしょう。多いのであれば、石橋をたたいても渡らないぐらいの気持ちでやるべきだなというふうに僕は今でも思っています。
厚生労働省は、献血は、一九八〇年から九六年までの十六年の間にフランスかイギリスに一日でも行った人は献血させないというぐらい、厳しいことをやるわけでしょう。そんな厳しいことをやりながら、何でこっちの方は、アメリカに言われたとは言わないけれ
ども、それで入れようという話になるのか。
島村大臣が頑張っているのもよくわかっています。わかっているけれ
ども、僕は、日本というのはもっとアメリカに対していろいろな意味でタフネゴシエーターになって、言うべきだ、そういうチャンスでもあると思っているし、どうも納得ができないんです。
次の段階で三十カ月齢にまた延ばすべきだなんて食品安全
委員会の偉いお殿様が言っているようでございますけれ
ども、そんなことを個人的見解で言っているとかといって新聞に大きく出て、本当にそれでいいんでしょうか。私は非常に心配を覚えます。
ぜひ、
大臣、よく考えていただいて、頑張るところは頑張るということを、
大臣に
質問通告をきょうはしていないんですけれ
ども、本当にぜひ頑張ってください。お願いします。
それでは、BSEの問題についてはこのぐらいにさせていただきますけれ
ども、何せ、大切なのは国民の命ですよね、そうですよね。それを守るのが官僚の仕事でもあるし、我々政治家の仕事でもあるわけですから。そこを怠ってしまっては、アメリカの言いなりになっていてもしようがないですから。そうなっているとは言いません、
皆さん方が一生懸命やっているのはわかりますよ、わかりますけれ
ども、より頑張ってください。お願いします。
それでは、これは私の選挙区のことなんですけれ
ども、サハリン・プロジェクトについてちょっと
お話を聞かせていただきたいと思います。
現在進められているサハリン・プロジェクトは、資源のない日本がエネルギーを確保する観点から、国家プロジェクトとして進めているものであります。非常に重要であり、積極的に進めるべき課題であると私は認識をしておる次第でございます。
その中で、本プロジェクトは、エネルギーの運搬船にしても、パイプラインの建設に当たっても、オホーツク海が舞台なんですね。北海道の右の上の方です。ここは私の選挙区なんですけれ
ども。日本で一番広い選挙区、北海道十二区というのは
全国で一番広い小選挙区で、四国と同じだけ土地の広さがあるんです。ということは、ほとんど人口密度がないということなんですけれ
どもね。
御案内のとおり、ここはカニとかホタテとかサケとかを主とした漁場なんですね。万一、パイプライン建設中の事故、また、天然ガスの運搬船の事故や重油による被害等が起こった場合に、オホーツクで働く漁業者にとっては死活問題になるわけですよね。まだ起こったわけじゃないですよ、起こったらという話なんですけれ
ども。
一般的な事例から推測して、本プロジェクトでどのような事故が起こり得ると考えているのか。そして、そのときの事故防止だとか、あるいは補償はこういうふうにするよとか、できる限りのお答えをぜひお願いいたします。