○鹿野
委員 審議会におけるところの議事録を見ますと、要するに、全中の山田専務が聞いている、それに対して局長が答えているのは、WTOの問題を出しているんですよ。WTOがこれからいろいろ議論されてくるとどうなのかなというようなことの、そういうふうな一つの
考え方を出しているんです。
しかし、それは何も、堂々と行けばいいんですよ。すなわち、麦にしても大豆にしても、あの麦の経営安定資金、それから大豆の交付金、これは堂々と緑だと言ってきたじゃないですか。だから、自給率向上、
食料安全保障というふうな観点に立てば、品目ごとにおいても、胸を張って、堂々と緑の政策だというふうなことを打ち出していく、このくらいの外交戦略というものがやはり必要だということから私は申し上げているわけです。
それから、最後に、一つ申し上げますが、ちょっと時間オーバーして済みません、
委員長。最後、わずかです。
昨日、冒頭に申し上げたこのプリオンの
調査会、これに対して一つの
考え方が打ち出されました。今後、
農林水産省としてどう対処していくんですか。だれも答えるのがいないというふうなことですけれ
ども、そのくらいのことは、私、
質問、あれを提示しなかったんですけれ
ども。
基本的に、申し上げたいのは、最後ですけれ
ども、全頭検査、危険部位除去、これを明確に我が
日本政府は打ち出したんです。そして、この
委員会でもその重要性を確認したんです。そのことによって国民の安全、安心が確保されたんですよ。それが、何かわけのわからない、外国からああだこうだと。吉川さんというんですか、あの
委員長は、いや、そんな圧力は感じませんと言ったって、人間ですから、間違いなく感じていますよ。
私は、そういう
意味では、全頭検査と危険部位の除去というふうな、この安全、安心の政策を確立した限りは、これでいくんだ、そういうようなことを、今の小泉政権がつくり上げたことでしょう。それならばみんなで、閣僚も、安全
委員会に対しても、もっと自信と余裕を持って、本当に安全に対して慎重な、建設的な、ただ、慎重というのは、時間をかけるわけじゃないですけれ
ども、本当に国民に大丈夫ですと思っていただけるような議論をしていただく、審議をしていただく
環境をつくることが内閣の役目でしょう。それが、
大臣にしても、いろいろな発言で、訂正されましたけれ
ども、決して責めるんじゃなしに、みんなでこの食の安全、安心というものをつくり上げていく、この気持ちをやはりこれからもぜひ、
大臣、副
大臣、
政務官、リーダーシップを発揮していただいて、そして間違いのない我が
日本の食の安全と安心を確立すべきじゃないか、このことを意見を申し上げて、終わります。