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玉置委員 祝日法の中に、
日本の
国民が「こぞ
つて祝い、感謝し、又は
記念する」ということが書かれておりますね。私は、やはり
日本の
歴史、
伝統というのをよくかみしめながら、振り返りながら、次の
時代に進んでいくということは非常に大事だと思うんですね。
今
憲法論議も行われておりまして、その
憲法論議の前文なりあるいは総則の中で国の
歴史と
伝統をどういう形で表現するかとか、いろいろな苦労をされている話を聞いております。私
たちも、
論議の中で再三出てくるわけです。その
歴史を嫌う方もおられるわけですけれ
ども、しかし、私
たちからいくと、やはり
日本は
日本なりの
歴史と
伝統があります。また、それを守り発展させていくということは非常に大事なことだし、
国民の責務だというふうに思っております。
そういう
意味で、やはり我々にとって一番身近な
昭和という日、これを何らかの形で十分、
歴史をまずいろいろな角度から見ながら、そして次の世代にいろいろな
歴史、
伝統の
重みを伝えていくということが大事だというふうに思うので、私はこの話が出たときにすぐ賛同したんですが、十七年かかりまして、ちょっと疲れてきたなという感じがするんですけれ
ども、ぜひ、この際仕上げていただきたいというふうにまず
希望を申し上げたいと
思います。
それから、
労働時間の
短縮という形が、最近はちょっと
景気後退の波で全体が逆にふやしていきたいなという
国民の
希望があるんですが、一時期、
日本国民働き過ぎということがございまして、
長勢先生一番御存じだと
思いますが、一時期は
年間二千四百時間を超える大変な
労働時間、それが当たり前ぐらいでございました。どんどんと
欧米並みにということで、目標は千八百時間ということで、それを基準にしようということになりました。
それと同時に、
余暇をどうして過ごしていくのかという話がやはり出回ってまいりまして、その代表に見られますのは、
一つは
放送大学ですね。
放送大学校というのは、これは生涯
教育の一環として立ち上げられてきたんですが、これも二十五年ぐらい
たちます。そして、何とか
文化教室だとか、いろいろなカリキュラムを抱えた
専門学校なり
特殊教室というものが各所につくられるようになったということでございますし、また最近では、
国土交通の方で、
観光立国として
かなり力を入れていこうということでございます。
そこで、まず、
国土交通省、きょう来ていただいていますが、
観光立国、かけ声をうまくかけないと、
愛知万博のように予定の三分の一
しか人が見えなかったとかいうことになってしまうので、やはり、
一つは、うまく誘い出して
日本に来ていただく、あるいは
国民を
観光に駆り出していく、そして、それに合ういろいろなシステムをつくっていくということが大事だと思うんですが、
レジャーの中の
かなりウエートの高い
観光について、国が、この休日をそれぞれどう活用しながら、どういうふうなことをねらってやられていくのかということをまずお伺いしたいと
思います。