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2004-10-26 第161回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十六年十月二十六日(火曜日) 午後零時十二分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
浅尾慶一郎
君 理 事
大塚
耕平
君 理 事
峰崎
直樹
君
愛知
治郎
君
岩城
光英
君
片山虎之助
君
金田
勝年
君
田村耕太郎
君
中島
啓雄
君
南野知惠子
君 林
芳正
君
舛添
要一
君
溝手
顕正
君
山下
英利
君
尾立
源幸
君
大久保
勉君
富岡由紀夫
君
平野
達男
君
広田
一君
広野ただし
君
若林
秀樹
君
西田
実
仁君
山口那津男
君
大門実紀史
君
糸数
慶子
君 ─────────────
委員
の
異動
十月十二日
辞任
補欠選任
岩城
光英
君
野上浩太郎
君 林
芳正
君
北岡
秀二
君 十月十三日
辞任
補欠選任
北岡
秀二
君
段本
幸男
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
浅尾慶一郎
君 理 事
愛知
治郎
君
中島
啓雄
君
山下
英利
君
平野
達男
君
若林
秀樹
君 委 員
片山虎之助
君
金田
勝年
君
田村耕太郎
君
段本
幸男
君
野上浩太郎
君
舛添
要一
君
溝手
顕正
君
尾立
源幸
君
大久保
勉君
大塚
耕平
君
富岡由紀夫
君
広田
一君
広野ただし
君
峰崎
直樹
君
西田
実
仁君
山口那津男
君
大門実紀史
君
糸数
慶子
君
国務大臣
財務大臣
谷垣
禎一
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
金融
) )
伊藤
達也
君 副
大臣
内閣府副大臣
七条
明君
財務
副
大臣
上田
勇君
財務
副
大臣
田野瀬良太郎
君
大臣政務官
内閣
府
大臣政務
官
西銘順志郎
君
財務大臣政務官
倉田
雅年
君
財務大臣政務官
段本
幸男
君
事務局側
常任委員会専門
員 藤澤 進君 ───────────── 本日の会議に付した
案件
○
理事選任
の件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
財政
及び
金融等
に関する
調査
(
派遣委員
の
報告
) ─────────────
浅尾慶一郎
1
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) ただいまから
財政金融委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 昨日までに、
尾辻秀久
君、
荻原健司
君、
西田吉宏
君、
林芳正
君、
松村祥史
君、
松山政司
君、
山内俊夫
君、
若林正俊
君及び
円より子
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
愛知治郎
君、
片山虎之助
君、
金田勝年
君、
田村耕太郎
君、
段本幸男
君、
中島啓雄
君、
南野知惠子
君、
舛添要一
君及び
若林秀樹
君が
選任
されました。 ─────────────
浅尾慶一郎
2
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
理事
の
選任
を行います。 去る八月五日の本
委員会
におきまして、一名の
理事
につきましては、後日、
委員長
が指名することとなっておりましたので、本日、
理事
に
山下英利
君を指名いたします。 ─────────────
浅尾慶一郎
3
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
大塚耕平
君及び
峰崎直樹
君から、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浅尾慶一郎
4
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が四名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浅尾慶一郎
5
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
愛知治郎
君、
中島啓雄
君、
平野達男
君及び
若林秀樹
君を指名いたします。 ─────────────
浅尾慶一郎
6
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
財政
及び
金融等
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浅尾慶一郎
7
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
浅尾慶一郎
8
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
財政
及び
金融等
に関する
調査
を議題といたします。 先般、本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
山下英利
君。
山下英利
9
○
山下英利
君 自由民主党の
山下
でございます。
委員派遣
について、その
概要
を御
報告
申し上げます。 今回の
委員派遣
は、去る九月二十一日、二十二日の二日間、
北海道
に参りました。
派遣委員
は、
浅尾委員長
、
平野理事
、
尾辻
前
理事
、
大塚
前
理事
、
峰崎
前
理事
、
松山委員
、
大久保委員
、
富岡委員
、
広田委員
、
円委員
、
西田委員
、
山口委員
、
大門委員
、
糸数委員
及び私、
山下
の十五名であります。
派遣地
におきましては、
北海道財務局
、
札幌国税局
、
函館税関
、
札幌国税不服審判所
、
日本銀行札幌支店
、
国民生活金融公庫札幌支店
、
日本政策投資銀行北海道支店
から、それぞれ
管内
の
概況説明
を聴取するとともに、
地元金融機関
との
意見交換
を行ったほか、
地場産業等
を
視察
してまいりました。 以下、
調査
の
概要
について申し上げます。 まず、
北海道経済
の
概況
と最近の
動向
につき、申し上げます。
北海道
は、
面積
が約八万三千四百五十五平方キロメートルで、
我が国国土
の約二二%を占め、
人口
は約五百六十五万一千人となっております。
道内
総
生産
は二十兆八千百九十億円で、
全国
の四・一%となっており、総
生産額
や
人口等
の
全国シェア
から四%
経済
と言われております。
産業構造面
では、
全国
に比べて第一次
産業
の
割合
が高い一方で、第二次
産業
の
割合
が低く、特に
製造業
の
構成割合
は、
全国
の二〇・五%に対して、
北海道
では九・六%となっております。また、
公的資本形成
の
割合
が
全国
に比して高いという
特徴
があります。 最近の
北海道経済
を見ますと、下げ止まりに向けた
動き
が続いております。
個人消費
は、百貨店の売上げが前年を下回るなど、やや弱い
動き
となっております。また、
平成
十六年度の
企業収益
は
増益見通し
であるものの、
生産活動
や
雇用情勢
はおおむね横ばいであり、特に
北海道
における
有効求人倍率
は〇・五倍
程度
と
全国
に比べても厳しい
状況
にあります。
北海道財務局
によりますと、こうした
経済
の
回復
の遅れの背景については、
産業構造
上、
製造業
の
構成割合
が低く、好調な
輸出産業
の
経済波及
が少ない点と
公共事業
の減少を挙げられるとのことです。このため、
北海道
の
特性
を生かした
産業転換等
の
取組
として、
情報産業
や
バイオ産業
などの
新規事業
の創設、
観光立国北海道
の
実現
、
農漁業
の
優位性
を生かした
既存産業
の振興などが
課題
となっております。 また、
道内
には、
地方銀行
三行のうち第二
地方銀行
二行、
信用金庫
二十八金庫、
信用組合
八
組合
の
金融機関
が所在しており、
信用金庫
の
シェア
が
全国平均
に比し高くなっております。 次に、
税務行政
について申し上げます。
札幌国税局
によれば、
管轄
には
小規模税務署
が多い一方、
札幌市内
五署に定員の四〇%が集中している
状況
とのことであります。
管内
の
平成
十四年度の
徴収決定済額
は一兆四千二百二十四億円で、
全国
の約二・七%となっております。その内訳を見ますと、
全国
に比し
揮発油税等
や酒税の
割合
が高い反面、
法人税
や
相続税
の
割合
が低いといった
特徴
があります。 ここで、
国税不服審査
の
状況
についても触れますと、
平成
十五
事務年度
の
国税不服審査請求事件
は、発生百八件となっております。
処理
された六十六件のうち、一部取消し、全部取消しとなったものがそれぞれ九件、八件で、
処理件数
の二五・七%が少なくとも何らかの形で
請求人
の主張が入れられたところであります。 次に、
税関行政
について申し上げます。
函館税関
の
管轄
は、
北海道
及び青森県、岩手県、秋田県の
北東北
三県で、
全国
の三割強を占めております。
地理的関係
などから
ロシア籍船舶
の
入港実績
が
全国
第一位となっており、
税関空港
でない
地方空港
における
国際旅客チャーター便
の
入港
がここ数年で急増しているとのことです。また、
管内
の
関税法違反事件
の推移を見ますと、
密輸出
の
摘発事案
が急激に増えている
状況
にあります。 次に、
日本銀行札幌支店等
からの
概況説明
の
内容
について簡単に申し上げます。
日本銀行札幌支店
からは、
県内企業
の
業況判断
は
全国平均
に比し低位にとどまっており、一部には明るい
動き
があるものの、全体としては、
回復
の
動き
がなかなか波及してこず、
全国
とは様相を異にするとの
説明
がありました。
国民生活金融公庫札幌支店
からは、
貸付実績
の
動向
を見ると、
回復基調
にはあるが弱含みであることのほか、
セーフティーネット貸付
の
動向
や無
担保
無
保証人制度
の
活用事例
の紹介などがありました。
日本政策投資銀行北海道支店
からは、
融資残高
は
平成
十六年三月末で六千三百十四億円となっており、最近の
出融資
の
事例
として、
知的所有権
を
担保
とした
融資事例
やインキュベーションファンドを通じた
バイオテクノロジー分野
への
投資
、
事業再生ファンド
への
出資事例等
につき、
説明
がありました。
説明聴取
の後、
金融機能強化特別措置法
の具体的な
適用見通し
、
事業資金需要
の
実態
、
政府投資
に依存した
建設業界
における
事業
の
再生
、
転換
に向けた
取組
の
状況
、
社会
悪
物品等
に対する
水際取締り
の
強化等
について活発な
意見交換
を行いました。 また、
民間金融機関
との
意見交換
におきましては、
地方銀行
二行並びに
信用金庫
及び
信用組合
それぞれ一
機関
の各代表から、
北海道経済
の現況を踏まえた
貸出動向
や
不良債権処理
の
実情等
について
説明
がありました。 具体的には、
民間資金需要
について、特に
事業性資金
の
需要
が低迷しており、それを
個人向け消費ローン
や
住宅ローン
などで補っている
実情
が示され、
不良債権処理
については、大口のものを中心とした従来からのものはほぼ
処理
が終わっているとの
認識
がそれぞれの
金融機関
から示されました。また、
協同組織金融機関
における
企業再生支援
の
実施状況
についても
説明
がありました。さらに、
信用組合業界
からは、
金融機能強化
の
観点
から、
協同組合等
に係る貸
倒引当金
の
割増特例
の
適用期限
の
延長等
についての要望がありました。
説明聴取
後、
郵政民営化
に伴う
経営
への影響、
金融機関再編
による
経営
上の
効果等
について
派遣委員
との間で
意見交換
が行われました。
最後
に、
視察先
について簡単に紹介いたします。まず、
株式会社ダイナックス
は自動車の
クラッチ摩擦材等
の
製造メーカー
でありまして、
独自優位技術
の
開発
に努め、創立後三十年で
世界シェア
三〇%に至るまでに
成長
した
企業
であります。また、
北海道ワイン株式会社
は、
北海道
産のブドウにこだわった
ワイン造り
をされ、
関連会社
による
直営農場面積
は四百ヘクタール以上という
企業
であり、
独自技術
による
発泡酒製造
も手掛けております。このほか、昨年五月に開設されました
日本銀行
旧
小樽支店金融資料館
の
視察
を行いました。 以上、概略を申し述べましたが、今回の
派遣
におきまして
調査
に御協力いただきました
関係行政機関
、
金融機関
及び
事業所
の
方々
に対しまして、この席をかりまして厚く御礼を申し上げ、
派遣報告
を終わります。
浅尾慶一郎
10
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) 以上をもって
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 ─────────────
浅尾慶一郎
11
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) この際、
谷垣財務大臣
、
伊藤内閣
府
特命担当大臣
、
上田財務
副
大臣
、
田野瀬財務
副
大臣
、七条
内閣府副大臣
、
段本
財務大臣政務官
、
倉田財務大臣政務官
及び
西銘内閣
府
大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
谷垣財務大臣
。
谷垣禎一
12
○
国務大臣
(
谷垣禎一
君) このたび、引き続き
財務大臣
を拝命いたしました
谷垣
でございます。 今
国会
における
審議
の開始に当たり、一言ごあいさつ申し上げますとともに、
委員各位
の御理解と御協力を心から
お願い
申し上げます。
経済財政運営
に関する基本的な考え方について申し述べます。
我が国経済
は、
不良債権処理
が順調に進むなど、バブルの後遺症を乗り越えつつある
状況
であり、
財政出動
に頼るのではなく、
民間部門
が主導する形での着実な
回復
を続けていると
認識
しております。
政府
としては、こうした
回復
の
動き
を持続的なものとするため、今後とも
構造改革
を強力に
推進
してまいります。また、
早期
の
デフレ克服
に向け、引き続き
日本銀行
と一体となって
政策努力
を行ってまいります。 とりわけ、持続的な
成長
を
実現
するためには、子や孫に
負担
を先送りしない持続可能な
財政制度
を構築することが必要です。
我が国財政
は大変厳しい
状況
にありますが、国、
地方
のいわゆる
三位一体
の
改革
や
社会保障制度改革
といった重要な
課題
に取り組みつつ、二〇一〇年代初頭の
基礎的財政収支
の
黒字化
を目指し、
歳出歳入
の両面からバランスの取れた
財政構造改革
への
取組
を進めてまいります。
平成
十七年度
予算
については、
一般会計歳出
及び
一般歳出
の
水準
を実質的に前年度
水準
以下に抑制してきた従来の
歳出改革路線
を
堅持
、
強化
してまいります。このため、従来にも増して
歳出
の抑制と
予算配分
の
重点化
、
効率化
を行ってまいります。 こうした
取組
を行う中、
財政規律堅持
の姿勢を明確にするためにも、
新規国債発行額
について昨年度よりも減額することを確固たる
目標
に掲げ、
国債増発
を余儀なくされてきた過去三年間の流れを変える契機にしたいと考えております。
財政投融資
については、
民業補完
の原則の下、
事業
の
重点化
、
効率化
に努めるとともに、
対象事業
の
内容
を不断に
見直し
てまいります。 次に、
税制
については、昨年末の
与党税制改正大綱
や本年六月の
基本方針
二〇〇四において、向こう数年間の
改革
の道筋が示されております。今後、国、
地方
の
三位一体
の
改革
を進める中で、国、
地方
を通じた
個人所得課税
の
抜本的見直し
を行うとともに、
社会保障給付全般
に要する費用の
見通し等
を踏まえつつ、あらゆる世代が広く公平に
負担
を分かち合う
観点
から、
消費税
を含む
抜本的税制改革
に取り組むなど、
税制改革
の
具体化
に向けた検討を進めてまいります。 次に、
世界経済
の安定と
発展
への
貢献
について申し述べます。
我が国
は、
国際機関
やG7、
アジア諸国等
と協力しつつ、
国債金融システム
の
強化
や
開発途上国
の
経済社会
の
発展等
の
課題
に取り組んでまいります。また、
アジア
における通貨、
金融
の
安定化
に向けて、チェンマイ・
イニシアチブ
の
見直し
、
アジア債券市場育成イニシアチブ等
の
取組
を通じて一層の
貢献
を行ってまいります。 また、WTO新
ラウンド交渉
に引き続き積極的に取り組むとともに、韓国及び
ASEAN等
との
自由貿易協定
を含む
経済連携
を積極的に
推進
してまいります。これに関して、
メキシコ政府
との間において、先般、
経済
上の
連携
の
強化
に関する
日本国
と
メキシコ合衆国
との間の
協定
を締結したところであり、同
協定
を実施するため、今
国会
に
関税暫定措置法
の一部を改正する
法律案
を提出しております。よろしく御
審議
のほど
お願い
申し上げます。 以上、
財政政策等
に関する私の考えの一端を申し述べました。
最後
に、この場をおかりして、これまでの台風、新潟県
中越地震
の
被害
に遭われた
方々
に対して心からお見舞いを申し上げます。
財務
省としても
財政面
での対応に万全を期してまいります。 まず、
災害被害額
の
早期把握
に努めるとともに、
災害復旧等
のために必要な
経費
がどの
程度
になるかを見極めたいと考えております。その結果、必要があれば
補正予算
に
所要額
を計上し、
通常国会
の冒頭に提出する用意があります。なお、緊急に必要となる
経費
については、
予備費
の使用を含め、適切に対処することとしたいと考えております。 私は、
財務大臣
として、昨年九月の就任以来、国の内外の諸
課題
に対応した
財政運営
に
最大限努力
をしてきたところであります。今後とも、
皆様
のお力添えを得て、健全で活力ある
経済
、安心で豊かな
社会
を
実現
するとともに、
世界経済
の
安定的発展
に
貢献
できるよう
政策運営
に万全を尽くしてまいる
所存
でございます。
浅尾委員長
を始め
委員各位
には何とぞよろしく
お願い
申し上げます。 ありがとうございました。
浅尾慶一郎
13
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) ありがとうございました。
伊藤内閣
府
特命担当大臣
。
伊藤達也
14
○
国務大臣
(
伊藤達也
君) このたびの
内閣改造
で
金融担当大臣
を拝命をいたしました
伊藤達也
でございます。どうかよろしく
お願い
を申し上げます。 本日は、現下の
金融行政
について一言述べさせていただきたいと思います。 最近の
経済情勢
を見ますと、
企業収益
が大幅に改善をし、そして
設備投資
が増加するなど、景気は堅調に
回復
をしてきています。
政府
としては、
経済財政運営
と
構造改革
に関する
基本方針
二〇〇四の
早期具体化
により
構造改革
の
取組
を加速、
拡大
し、
民間需要主導
の持続的な
経済成長
の
実現
を目指しているところです。特に、
金融行政
においては、
金融システム
の
安定強化
及び
金融
・
資本市場
の
構造改革
と
活性化
に強力に取り組んでいるところです。 まず、
金融システム
の
安定強化
に関しては、
平成
十六年度末までに不良債権問題を正常化させ、
平成
十七年の四月から
予定どおりペイオフ解禁拡大
を実施することといたしております。 不良債権問題につきましては、
構造改革
を支えるより強固な
金融システム
を構築する
観点
から、
金融再生プログラム
の諸
施策
の
推進
に
全力
を尽くしているところです。
主要行
に関しては、
不良債権比率
が十四年三月期の八・四%から十六年三月期には五・二%と三・二%ポイント低下するなど、
主要行
の
不良債権比率
を本年度末までに十四年三月期の半分
程度
に低下させるとの
目標
の達成に向けて、着実に進捗しております。 また、
中小
・
地域金融機関
に関しては、
中小企業
の
再生
と
地域経済
の
活性化
を図ることで不良債権問題も同時に解決していくことを目指し、昨年三月に公表したリレーションシップバンキングの
機能強化
に関する
アクションプログラム
の諸
施策
を
推進
をしております。 その
一環
として、
中小企業
の
実態
により即した
検査
を確保する
観点
から、本年二月に
金融検査マニュアル別冊
、
中小企業融資編
の改訂を行うとともに、
中小
・
地域金融機関
の業務の
特性
を踏まえた多面的な評価による総合的な
監督体系
の確立が必要との
判断
から、本年五月、
中小
・
地域金融機関向け
の総合的な
監督指針
を策定、公表しております。 各
金融機関
においても、
早期事業再生
や
担保
、
保証
に過度に依存しない
融資
への
取組等
、
地域密着型金融
の
機能強化
に向けた
取組
が進んできているものと
認識
をしております。 次に、
金融
・
資本市場
の
構造改革
と
活性化
について御
説明
いたします。
我が国
における
資金仲介機能
を
強化
をし、
経済
の
活性化
を図るためには、国際的にも
最高水準
の
金融機能
が
利用者
のニーズに応じて提供されるような
金融
・
資本市場
を構築していく必要があります。 その
一環
として、
信託業
について、その
受託可能財産
の範囲や担い手の
拡大
を図るなど、
信託制度
の
整備
を行うこととしております。 また、
金融先物取引
をめぐる環境の変化に対応し、
外国為替証拠金取引
に基づく
被害
の
拡大
を防止する
観点
から、
外国為替証拠金取引
やこれに類似する
取引
を取り扱う
業者
を
金融先物取引業者
の定義に含め
規制対象
とするとともに、
取引
を行う顧客を保護するために必要な
規制
の
整備
を行うこととしております。 これらの
施策
を
実現
するため、本
国会
では、さきの
通常国会
で提出をした
信託業法案
が
継続案件
とされているほか、このたび新たに
金融先物取引法
の一部を改正する
法律案
を提出したところであります。 なお、
信託業法案
につきましては、誠に遺憾でありますが、二か所の
誤り
がございました。これらの
誤り
につきましては心から深くおわびを申し上げます。
法律案
の詳しい
内容
につきましては今後改めて
説明
をさせていただきますが、当
委員会
の
浅尾委員長
及び
委員
の
皆様
におかれましてはよろしく
お願い
を申し上げます。
浅尾慶一郎
15
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
上田財務
副
大臣
。
上田勇
16
○副
大臣
(
上田勇
君) このたび
財務
副
大臣
を拝命いたしました
上田勇
でございます。 その職責の重大さを深く感じているところでございます。
谷垣大臣
の御
指示
を仰ぎつつ、
田野瀬
副
大臣
とともに、
職務
の
遂行
に
全力
を傾注してまいる
所存
でございます。
浅尾委員長
始め
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、何とぞよろしく
お願い
を申し上げます。
浅尾慶一郎
17
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
田野瀬財務
副
大臣
。
田野瀬良太郎
18
○副
大臣
(
田野瀬良太郎
君) このたび
財務
副
大臣
を拝命いたしました
田野瀬良太郎
でございます。どうぞよろしく
お願い
いたします。
谷垣大臣
の御
指示
を仰ぎつつ、この
職務
の全うに誠心誠意取り組んでまいりたい、このように考えております。
浅尾委員長
始め
委員
の
先生方
の何とぞ御
指導
、御
鞭撻
をいただきますようによろしく
お願い
申し上げます。
浅尾慶一郎
19
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) 七条
内閣府副大臣
。
七条明
20
○副
大臣
(七条
明君
) このたび
内閣府副大臣
を拝命いたしました
金融関係等
を担当することになっております七条でございます。
伊藤大臣
を補佐しながら、
職務
に精励をしてまいりたいと思います。
浅尾委員長
を始め
委員各位
の
皆さん方
の御
指導
、御
鞭撻
を賜り、よろしく
お願い
を申し上げます。
浅尾慶一郎
21
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
段本
財務大臣政務官
。
段本幸男
22
○
大臣政務官
(
段本幸男
君) このたび
財務大臣政務官
を拝命しました
段本幸男
でございます。
谷垣大臣
を、及び両副
大臣
を補佐し、
倉田政務官
とともに、山積する問題にしっかり取り組んでまいりたいと思っております。 どうぞ、
浅尾委員長
始め
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしく
お願い
いたします。 ありがとうございました。
浅尾慶一郎
23
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
倉田財務大臣政務官
。
倉田雅年
24
○
大臣政務官
(
倉田雅年
君) このたび
財務大臣政務官
を拝命いたしました
倉田雅年
でございます。 様々な
課題
が山積する中、
段本
大臣政務官
とともに、
大臣
を補佐しつつ、
職務
の
遂行
に
全力
を尽くす
所存
でございます。
浅尾委員長
始め
皆様
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしく
お願い
をいたします。
浅尾慶一郎
25
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君)
西銘内閣
府
大臣政務官
。
西銘順志郎
26
○
大臣政務官
(
西銘順志郎
君)
金融担当大臣
政務官を拝命いたしました
西銘順志郎
でございます。 七条副
大臣
とともに、
伊藤大臣
をしっかり補佐してまいりたいと思います。
浅尾委員長
始め
先生方
の御
指導
、御
鞭撻
、よろしく
お願い
申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
浅尾慶一郎
27
○
委員長
(
浅尾慶一郎
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十五分散会