○池口修次君 私は
道路特定財源を直接言わないで、方法はあるんじゃないかというふうに言いましたが、
大臣の方からそう言われましたので、私は
道路を、今造っている
道路の費用を減らせというふうに言うつもりは現時点でありません。保守点検費用、保全費用も減らせと言うつもりも実はありません。
ただ、現実、小泉
内閣になりまして、公共事業は削減をするというのが、まあいいか悪いかは別にして、そういうスタンスでなっております。そうしますと、どうしても
道路特定財源の収入というのはこれは一定していますから、ギャップができております。それで、ギャップがどう使っているのかというのは、これは
国土交通省がよくお分かりですのであえて言わないんですが、端的に言えば、まあこれは一部の報道ですから事実かどうかというのは確認ができませんけれ
ども、やっぱり今回の予算の中でも
国土交通省は六百億円等の費用を値下げの試験に使いたいということを提案したかったんだけれ
ども、ある財務省の方が、
高速道路に特定財源入れちゃいかぬという一喝でなくなったとかいう話がありますし、今、本四架橋に三千億ぐらいお金を実は入れております。これは
道路特定財源で、だから今は入れられる
状況になっているんです。それは、別に
道路を造っているわけじゃないですよね、本四架橋の借金返済ですから。だから、その費用も二、三年後にはどういう使い道があるかということがあるわけで、私は、まあ閣議決定があるようですが、ちょっと閣議決定のできた時代というのは、
道路公団にお金をどんどん、税金を入れるとどんどん
道路を造るんじゃないかというような背景の中で閣議決定が出ているわけで、私は、
高速道路というのは
道路ですから、
道路特定財源は使っちゃいかぬというのは何なのかなというふうに実は思っております。
そういう
意味で、今こうすべきだというのを、結論を求めているわけじゃないんですが、やっぱり
日本の、先ほど言いましたように
日本の
高速道路というのは元々
世界の中では高過ぎるわけですし、重要な社会資本を割と使いたい人が自由に使えるということが私はこれからの
日本にとっては非常に大事なことだというふうに信じておりますので、是非お願いをさしていただきたいというふうに
思います。
ちょっと時間がなくなりましたので、一点だけ、もう一点お聞きしたいんですが、これからはやっぱり環境の時代ということで、ロシアが京都議定書を批准をしたということで、来年にもこれが発効がされるというふうに言われております。それに対して、今の
日本のレベルでいうと、京都議定書が議論したときよりも更にCO2の発行量、発生量が増えておって、まあとてもではないけれ
どもそう簡単に、今までは、二〇〇四年まではたしかそれぞれの省が発行量、CO2の発生量を減らすということで進めてきたかというふうに
思います。ただ、これからそういう事態の中でどうやって京都議定書を守っていくかということで、一つの議論として環境税という議論が出ているというふうに私は
思います。
この環境税については、役所の構図でいうと環境省は当然導入をしたい。ただ、経済産業省は、こんなの導入されたら企業の国際競争力がなくなるから絶対反対と。まあその背景には経済団体がいるというのは事実ですが。
この環境税が導入されるとかなりやっぱり影響が被るのは自動車ユーザーであるわけで、じゃ自動車ユーザーも、では今の税制のままで環境税を更に払いますよと言う人は多分いないというふうに私は思うんで、その人たちの声をだれが酌み取ってくれるのかというと、役所でいうとやっぱり
国土交通省じゃないかなというふうに私は思っているんですが、ただ、少し
国土交通省としてこの環境税についてどういう見解を持っているかというのが、私自身の認識不足か分かりませんけれ
ども、
余りはっきりしていませんので、ひとつ
大臣のこの環境税に対する考え方を是非お聞きをしたいというふうに
思います。