○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。
私にとりましては、本日は非常に感慨深い思いでございます。と申しますのは、この無年金障害の問題、今から二年八か月前になりましょうか、
平成十四年三月二十八日にこの
厚生労働委員会で当時の坂口
大臣に御質問させていただいて以来、この
委員会あるいは他の
委員会等でも御質問申し上げてきたところでございます。それが、不十分といえども、一応第一歩として結実するのかという意味での感慨深さと同時に、
先ほど本
会議におきましていわゆる年金担保融資の問題について、結果として貸金業法の規制法での
措置ということになりまして、年金法での対応ではなかったわけですけれども、いずれにいたしましても、私も当時からこの年金担保融資の問題も取り上げさせていただいて、今日は桝屋
先生おいででございますけれども、当時、副
大臣としてこちらで熱を込めて御答弁いただいたことを懐かしく思っておりますけれども、そのころから取り組ませていただいたことが、片や成立し、今日
委員会でも可決しようとしているという意味で、私にとっては非常にある意味では感慨深く思っておりますが。
しかし、そこで私が言いたいことは、いずれも議員立法で
措置されたということについてでございます。いずれも、訴訟があって判決が出たり、いろんな今
取組がある中でようやく議員立法で
措置されたということを、このことが私は本当に根本的に厚生行政のあるべき姿としてどうなのかということでございます。そこまで行かないと動かない。
政府提案にはならなかったわけですね。これは後でしたいと思うんですけれども、まずそのことについて
提案者の方にお聞きしたいんです。
結局、
厚生労働省が本来積極的に動いて
政府提案でやるべきだったことを、私はいずれもそうだと思っています。貸金業の方は結果として財金に行くということはあり得たと思いますが、もっと積極的に動くべきだったと思っていますけれども、いずれにしましても、この無年金障害の方も本来私は
政府提案で取り組むべきだったと。後で言いたいと思いますけれども、
障害者基本計画の中にも入っていたわけですし、前
大臣も一生懸命取り組んでおられて私案まで出されたということがあったわけで、それらのことを踏まえると、なにゆえ
政府が対応できなかったのか。
厚生労働省ができなかったというのは、これは根本的に問われるべきことだと思うんです。そのことについて
提案者、まず基本的なお
考えをお伺いしたい。