○日笠勝之君 これは昨日の夜に分かったことなので関係の省庁はお呼びしておりませんが、先ほど申し上げました県立芝山高等技術専門学校の
整備費用の内訳について直接千葉県の
空港地域振興課にお聞きしました。
そうすると、計画概要は、敷地面積が二万平米で、建設延べ面積が約五千平米と。主な施設は管理棟、一般教室、講堂、物流機械運転実習場等が計画の概要だそうでございます。計画の
事業費が三十三億円で、うち土地の取得費が八億円、建物の建設費が二十億円、訓練用機器
整備費が五億円、合計三十三億だそうでございます。この学校は何か九十二名の定員だそうでございます。これ、ざっと計算すると坪単価が百三十二万円の建物ということになるわけですね。まあ計算、私がした計算です。
そういうことでございますが、先日来、私、行
財政改革、行政の
効率化、無駄を省こうじゃないかということで一生懸命この
総務委員会でやっていますね。これ、例えば財務省の主計局の予算執行調査というのがありましたね。その中で、この
総務省の関連でいきますと、
地域間交流施設
整備事業というものが二千五百万削られて、いわゆる減額にされておるわけですね。
それはどうしてかというと、予算積算上の一坪当たりの建設単価を精査して二〇%
程度の削減を行ったということでございまして、いわゆる坪単価をもっともっと見直せるはずだと。単価の
見直しであるとか、トヨタ方式だっていいわけですからね。ということで、
総務省そのものが予算執行調査によって反映をさせられておるわけですね。ということは、私、これ見て、百三十二万のこの高等技術専門学校というのは一体全体どんな建物が建つのかなと、こう思いますね。
そういうことで、じゃ、これは所管は厚労省だろうと思いまして、厚労省の職業能力開発局の能力開発課に聞きました。すると、具体的な内容とか建設延べ面積とか建設費については初めて知りましたと。初めて知りました。まあ今後、千葉県の方で単年度分でいろいろと要求をされてくるふうには思いますが、
事業計画の中身なんか知りませんと。しかし、千葉県の方からは三十三億だと。建物までちゃんと、何ですか、二十億だそうですよ。九十二名の定員の高等技術専門学校。一体全体、これどういう
整備計画を出されて、
総務省はそれをどうチェックされているのかなということでずっと聞いておるわけですよ。これは間違いなく
総務省所管の
法律ですから。例えば、これ申し上げたのは昨日夜だったですかね。確認できなかったんです、これ以上のことは。だけれ
ども、少なからず、初めて知りました、そういう概要はと、というのが厚労省の御意見でございます。もちろんファクスでやり取りしたわけですけれ
どもね。
そういうようなことでございますから、この出された
整備計画なるものは、私はもう何回も言うように、本当にどういう入札をやっていますか、どういう単価の
見直しをしていますか、事前評価、事後評価、きちっとできていますかと、そういうことをやはりきちっと
総務大臣が関係省庁に、主務
大臣に言わなきゃいけない。もちろん、先ほどの
国土交通省のようにすばらしい単価の
見直し、工事費の削減ということで、いろいろもう考えて設計変更していますというのはあると思いますが、この厚労省みたいに本庁の方は初めて知りましたというふうなことが分かったんですが、どう思いますか。