○ツルネン
マルテイ君 民主党のツルネン
マルテイです。この
イラク事態
特別委員会で私は初めて
質問させていただきます。
民主党に用意されている時間が一時間ですけれ
ども、私たちの同僚の平野議員と分けて、私の
質問の時間が三十分ですから、実はかなり多くの
質問を用意しましたが、そのすべてを
質問することできるか、それはもちろん答弁の長さにもよりますから、なるべく簡潔に答弁をお願いしたいと思います。
実は、私も、さっきの与党の議員の、
舛添議員の話を聞いていて、私も一番
最初に、本題に入る前には、
日本の
外交官が襲撃されたときの車のことについて
質問しようかと思ったんです。しかし、うれしいことには、それは与党の方から厳しい
質問がありましたし、ですから私はもう答弁は求めません。答弁は求めていてもこれはもうかみ合わないということははっきり分かっていますから、だからそういうことは。ただし、私は期待していた答弁は、もう必ず今月で
輸送される、
日本に
輸送されると私も期待していたんですが、誠に残念ながらそういう答弁はなかったんですね。だから、私たち、やはり野党と与党は力を合わせて、こういうこともやっぱり
政府に対して厳しく追及することも必要かと思います。
そしてさらに、私は、今日は例えば
イラク戦争の大義名分については
質問しません。ただ、私の意見としてはっきり伝えたいことは、
日本政府がこの戦争に絶対賛成すべきではなかった、これは私の意見です。しかし、これに対しても、答弁を求めたらこれは絶対かみ合わないし、もう何時間も何時間もこの
委員会でもそういう
質問があったんですから、それをあえて今日は問題にしない。
さらに、問題にしない一つのことは、
自衛隊を
イラクへ
派遣したその大義名分についても
質問にしません。というのは、野党が反対する中で、これは国会承認がまず衆議院の方では強行採決されて、そしてこの参議院の方でも与党の数の力でそれは可決されました。だから、この事実ももう変わらないということですから。
私は、今日は是非
質問したいというのは、既に
自衛隊が
イラクに
派遣されて、そして活動を始めているんだから、そのことの影響について、例えば
日本全体に対するイメージについての
質問をさせていただきます。そして、今日はもう
外務大臣と
防衛庁長官だけに
質問を絞りたいと思っています。
イラクではその
イラクの国家としての戦争は恐らくもう現時点では終わっている、国家と国家との戦争は終わっている。しかし、私たちはよく知っていることは、テロやゲリラ戦が今も続いているし、そして多くの国から
派遣されている兵隊、
自衛隊とか兵隊の
人たち、あるいは
イラクの市民たちは毎日のように犠牲になっている、苦しんでいる。で、私たち
日本も、その
状況では何ができるかはやはり真剣に考えなければならない。しかし、今の時点では、私たち民主党は今は、
自衛隊を
派遣しなくてもいろんなできることがたくさんあった、しかし、これも実際にはもう
派遣されていますから、やはり
自衛隊がそこで今誇りを持ってその人道
支援とか復興活動を
実施して、そして無事活動を終えて一日も早く帰国できるように、私たち、やはり野党と与党は協力し合っていて、そのことを、やっぱり私たちにできることを考えなければならないと思います。
少し個人的なことですけれ
ども、私はフィンランド、母国フィンランドでは徴兵制があります。私も二十歳のときは十一か月間それを、その任務を果たしました。厳しい
自衛隊の、フィンランドは兵隊よりも
自衛隊ですね、
自衛隊の訓練を受けました。それから、
イラクに行ったことはありませんけれ
ども、その
自衛隊の仕事の厳しさは少しそういう
自分の体験でもイメージすることができます。
さらに、これからの
質問の方ですけれ
ども、私は主に、全部ではないんですけれ
ども、主に今は用意した
質問は新聞やテレビの
情報に基づいています。なぜかというと、一般の
日本の国民も、大体向こうからの
情報はそういうことしか入らないんですね。これも本当に正しいかどうかは、それを確かめる方法はないんです。そして、私たち野党の議員、与党の議員の方でも、本当に何が本当かなかなか分からないということがあります。なおさら私たち野党の議員はなかなかその、それ以外の
情報を確かめる方法がないということですね。
で、大きく分ければ、私は二つのタイプの
質問というか、二つに分ける
質問ですね。一番
最初には、この私たち
日本と
国連との
関係に対することをまず
外務大臣と
防衛庁長官、二人に見解を求めたいと思います。
これは、最近、私たち民主党の中でも非常に今話題になっている
国連待機
部隊構想について、これは民主党の中でも意見がいろいろありますけれ
ども、その意見を求める前には、母国フィンランドでは既に四十八年前からはっきりした
国連待機
部隊があるんです。フィンランドは
日本と同じ四十九年前には
国連に加盟したんです。その次の年でもう設立しました。その同時に
派遣される人数は二千人までです。二千人といったら、フィンランドの人口は五百万人ですから、もし同じ比率で考えれば
日本では四万人、五万人くらいになりますからかなりの大きな人数。現在でもいろんなところで、パキスタンとか
クウェートとか、いろんなところには八百人が
派遣されているんです。
このフィンランドの
国連待機
部隊が志願者によるもので、全く私と同じようにいつか徴兵の任務を果たした人はだれでも申し込むことができます。実は、私も徴兵のときは申し込みましたけれ
ども、そのときは多くの希望者があったんだから入ることができなかったんですけれ
ども。その
人たちは普通は仕事をしていますけれ
ども、定期的に厳しい訓練を受けて、いつでももし必要だったら一週間以内に
自分の仕事を辞めてその
部隊に入ることができるようなシステムになっています。
はっきり言って、御承知だと思うんですけれ
ども、民主党の方では、私たちの代表は、例えば
自衛隊から切り離した
部隊はどうですかと。私も、これは個人的な意見ですけれ
ども、そんなに現実的なものではないと思います。もしそのような
国連待機
部隊があるとしたら、これはやはり
自衛隊の中で特別な訓練を受けた
人たちをそういう、それも次の
質問では後で、なぜそういうのは今の
段階よりは必要かということが分かると思うんですけれ
ども、そういうもしこういう考え方があったら、これを
外務大臣と
防衛庁長官の見解を、個人的な意見でもいいですから、こういう
部隊についてどう考えていますか。お願いします。
外務大臣の方から。