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加藤(尚)
委員 大臣、
お答えは、その先はよろしいんですけれども、十年たったということでそろそろ見直してもいいのかもしれない。
もちろん、今は
日本の財政も厳しいわけですから、その財政の厳しい中で、方法はなくはないんです。やはり、企業もそうですけれども、
国民一人一人もそうですけれども、
国連大学そして
高等研究所、その
意味合いがわかれば、あるいは税の優遇とか、そういうことがあれば寄附はいとわないという
人たちも個人的にも聞いているんですけれども、そういったものも含めて、働いていらっしゃる
人たちが使い勝手が悪いなということじゃ一〇〇%の能力を発揮できないようになってしまいますので、これは今後の課題としていきたいと思います。
時間が
余りありませんので、次に
横浜の国立国際
会議場についてお伺いしますけれども、国立
横浜国際
会議場、これは五千人収容ということで物すごい大きな施設であります。これについては、
横浜市が一九八〇年から
誘致運動をやっております。
私は、個人的に
誘致提唱者でありましたから殊にこの国立国際
会議場に
関心があるんですけれども、その後の使い方をずっと見てくると、あるいはここに投入した
横浜市の意気込みというのは、国立国際
会議場部分については六十八億円、これは旧大蔵省が負担したんですけれども、あと、全体的なホテル部分とか、国際
会議場部分とか、展示場部分とか、駐車場部分でいうと、一千百億円規模なんです。ですから、物すごく
横浜市は国立国際
会議場の
意味合いを理解して、その上で周辺整備、
みなとみらい整備をそこからスタートしたと言ってもいいんです。
そこで、ちょっとお聞きしたいんですけれども、
大臣じゃなくてもいいんですけれども、この国立国際
会議場、五千人ということが大き過ぎちゃって
一般的な国際
会議ではなかなか使いづらい。しかも、八カ国の同時通訳を備えた世界第一級の国立国際
会議場なんです。そうはいっても、累積赤字九十五億円とか悩みもいっぱいあるんです。
しかも、
余りにも大きいものですから、年間使われているのは、歌謡ショーみたいなものとか、あるいは
大学の入学式とか、目的とは違う使い方をせざるを得なくて、
横浜市としては維持しなくちゃならぬから、だからそのほとんど九九%、国立国際
会議場という
中身以外の使い方をしながら、一生懸命頭をひねって
横浜市は
努力いたしております。
とはいえ、
東京では国際
会議がしょっちゅう行われております。そういう国際
会議がこの国立国際
会議場で
工夫して行われるようになることを望んでいるんですけれども、これはやはり
外務省は、
我が国における国際
会議というのは北海道から沖縄までたくさんあります、各都市あります、
市町村もある、二カ国以上の国際
会議ということは。
そういうことを、全体的に
日本で行われる国際
会議を掌握しているところというのはどこでしょうか。これは、百九十ある大使館、公使館、
在外公館から情報が入っていると思うんですけれども、それは
外務省できちっと掌握しているかどうか、領事部長。