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2003-05-08 第156回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
公式Web版
会議録情報
0
平成十五年五月八日(木曜日) 午後零時二十分
開会
─────────────
委員
の
異動
四月二十五日
辞任
補欠選任
藤原 正司君
本田
良一
君
大門実紀史
君
市田
忠義
君 五月八日
辞任
補欠選任
市田
忠義
君
池田
幹幸
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
三浦
一水君 理 事 国井 正幸君 常田
享詳君
和田ひろ子
君 紙 智子君 委 員 岩永 浩美君
太田
豊秋
君
加治屋義人
君 小
斉平敏文
君
服部三男雄
君 松山 政司君 郡司 彰君 信田 邦雄君
羽田雄一郎
君
本田
良一
君 日笠 勝之君
渡辺
孝男
君
池田
幹幸
君 岩本 荘太君 中村 敦夫君
国務大臣
農林水産大臣
亀井
善之
君 副
大臣
農林水産
副
大臣
太田
豊秋
君
大臣政務官
農林水産大臣政
務官
渡辺
孝男
君
事務局側
常任委員会専門
員 山田 榮司君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
連合審査会
に関する件 ○
林業経営
の
改善等
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
林業改善資金助成法等
の一部を
改正
す る
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) ○
森林法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、衆
議院送付
) ─────────────
三浦一水
1
○
委員長
(
三浦
一水君) ただいまから
農林水産委員会
を
開会
いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 本日、
市田忠義
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
池田幹幸
君が選任されました。 ─────────────
三浦一水
2
○
委員長
(
三浦
一水君)
連合審査会
に関する件についてお諮りいたします。
食品安全基本法案
について、
内閣委員会
に対し
連合審査会
の
開会
を申し入れることについて御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
三浦一水
3
○
委員長
(
三浦
一水君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 なお、
連合審査会開会
の日時につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
三浦一水
4
○
委員長
(
三浦
一水君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 ─────────────
三浦一水
5
○
委員長
(
三浦
一水君)
林業経営
の
改善等
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
林業改善資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
及び
森林法
の一部を
改正
する
法律案
、以上両案を一括して議題といたします。
政府
から順次
趣旨説明
を聴取いたします。
亀井農林水産大臣
。
亀井善之
6
○
国務大臣
(
亀井善之
君)
林業経営
の
改善等
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
林業改善資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
及び主要な
内容
を御説明申し上げます。
森林
・
林業基本法
でも明らかにされているとおり、
森林
の有する
多面的機能
が将来にわたって持続的に
発揮
されるようにするためには、これに重要な
役割
を果たす
林業
の持続的かつ健全な
発展
と、その前提となる
林産物
の安定的な
供給
及び
利用
の
確保
を図るための
木材産業
の健全な
発展
が、相まって推進されることが必要であります。 そのためには、効率的かつ安定的な
林業経営
を育成し、これらが
林業生産
の
相当部分
を担う
林業構造
を確立するとともに、
林産物
の適切な
供給
及び
利用
の
確保
が図られるよう、
木材産業
の
事業者
の
事業基盤
の
強化
を図っていくことが急務であり、両
産業
の担い手がその
経営改善等
に必要な
資金
の
融通
を円滑に受けられるようにしていく必要があります。
政府
といたしましては、このような課題に対応して、
林業
及び
木材産業
に関する
資金制度
について、
資金内容
の
充実等
を行うこととし、この
法律案
を提出した次第であります。 次に、この
法律案
の主要な
内容
につきまして、御説明申し上げます。 第一に、
林業改善資金助成法
の一部
改正
であります。
都道府県
の
財政資金
を無
利子
で貸し付ける
林業改善資金
について、対象を
木材産業
まで拡大するとともに、特定の
生産方式導入等
のための
資金
から、
経営改善等
を目的として行う新たな
事業
の開始、
生産
・
販売方式
の
導入等
の先駆的な取組を
実施
するための
林業
・
木材産業改善資金
に改め、これに伴い、題名を
林業
・
木材産業改善資金助成法
とすることとしております。 また、
都道府県
からの直接
貸付方式
に加え、
融資機関
が
都道府県
から
原資
を借り受けて貸し付ける
方式
を追加することとしております。 第二に、
林業経営基盤
の
強化等
の促進のための
資金
の
融通等
に関する
暫定措置法
の一部
改正
であります。 新たに
林業経営改善計画
の認定を受けた者に対する
運転資金
の
融通制度
を設けることとしております。 第三に、
農林漁業信用基金法
及び
独立行政法人農林漁業信用基金法
の一部
改正
であります。
融資機関
からの
林業
・
木材産業改善資金
の
融通
が円滑に行われるよう、
信用基金
が
債務保証
を行うこととするほか、
独立行政法人農林漁業信用基金
が無
利子資金
の
融通
を行う場合の
原資調達方法
として
長期借入金
をすることができることとしております。 続きまして、
森林法
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
及び主要な
内容
を御説明申し上げます。 我が国の
森林
は、
木材等
の
林産物
を
供給
するとともに、水源の涵養、国土の
保全等
の
公益的機能
の
発揮
を通じて豊かで安全な
国民生活
の実現に重要な
役割
を果たしてきたところであります。一方で、
森林
・
林業
を取り巻く
情勢
は、
木材価格
の
低迷等
により、
林業生産活動
が停滞し、管理が適正に行われていない
森林
が増加する等誠に厳しいものがあります。 こうした
情勢
の下、
森林
の有する
公益的機能
の
発揮
を図るため、造林、間伐、
保育等
による
森林
の
整備
だけではなく、
森林
を
災害等
から守る
森林
の
保全
を併せて行うことが必要となっております。また、
高齢級
の過密化した
人工林
において、
複層林施業
の
実施
を推進することも重要であります。 このような最近における
森林
・
林業
をめぐる諸
情勢
の変化に対応して、
森林
の有する
公益的機能
を重視し、きめ細かな
森林
の
整備
及び
保全
を推進するため、この
法律案
を提出した次第であります。 次に、この
法律案
の主要な
内容
につきまして、御説明申し上げます。 第一に、
森林
の
整備
及び
保全
の一体的かつ総合的な
実施
を図るため、
森林
の
保全
の
目標
その他
森林
の
保全
に関する基本的な
事項
を
全国森林計画等
の
計画事項
に位置付けるとともに、
全国森林計画
に掲げる
森林
の
整備
及び
保全
の
目標
の達成に資するための
森林整備保全事業計画
を創設することとしております。 第二に、
保安林
における
複層林施業
の
実施
を推進するため、
森林所有者等
が
保安林
において択伐による立木の
伐採
を行う場合に係る
伐採
の許可を
事前届出
に改めることとしております。 以上が、これら二
法律案
の
提案
の
理由
及び主要な
内容
であります。 何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。
三浦一水
7
○
委員長
(
三浦
一水君) 以上で両案の
趣旨説明
の聴取は終わりました。 両案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時二十七分散会