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2003-06-26 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第15号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成十五年六月二十六日(木曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員異動  六月十三日     辞任         補欠選任      信田 邦雄君     峰崎 直樹君  六月二十五日     辞任         補欠選任      櫻井  充君     江本 孟紀君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         柳田  稔君     理 事                 清水 達雄君                 林  芳正君                 円 より子君                 浜田卓二郎君     委 員                 上杉 光弘君                 尾辻 秀久君                 佐藤 泰三君                 田村耕太郎君                 中島 啓雄君                 溝手 顕正君                 森山  裕君                 若林 正俊君                 江本 孟紀君                 大塚 耕平君                 勝木 健司君                 峰崎 直樹君                 山本  保君                 池田 幹幸君                 大門実紀史君                 平野 達男君                 大渕 絹子君                 椎名 素夫君    国務大臣        国務大臣        (金融担当大臣) 竹中 平蔵君    副大臣        内閣府副大臣   伊藤 達也君    事務局側        常任委員会専門        員        石田 祐幸君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○保険業法の一部を改正する法律案内閣提出、  衆議院送付)(閣法第一一九号)     ─────────────
  2. 柳田稔

    委員長柳田稔君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員異動について御報告いたします。  去る十三日、信田邦雄君が委員辞任され、その補欠として峰崎直樹君が選任されました。  また、昨二十五日、櫻井充君が委員辞任され、その補欠として江本孟紀君が選任されました。     ─────────────
  3. 柳田稔

    委員長柳田稔君) 保険業法の一部を改正する法律案議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。竹中金融担当大臣
  4. 竹中平蔵

    国務大臣竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の生命保険を取り巻く環境は、保有契約高の減少や株価の低迷等に加え、超低金利の継続によるいわゆる逆ざや問題により、一層厳しいものとなっております。  こうした中で、これまでも生命保険契約者保護のための資金援助制度整備保険会社経営手段多様化等を図るための措置を講じてきたところですが、今般、保険業継続が困難となる蓋然性のある保険会社について、保険契約者等保護の観点から、契約条件変更を可能とする手続等整備を行うため、この法律案を提出することとした次第であります。  以下、この法律案内容につきまして御説明申し上げます。  第一に、保険業継続が困難となる蓋然性のある保険会社については契約条件変更申出を行うことができることとするとともに、契約条件変更を行うための手続として、株主総会等特別決議のほか、異議申立て手続等を行うこととしております。  第二に、契約条件変更に当たっては、保険契約者等に対し、契約条件変更がやむを得ない理由契約条件変更内容契約条件変更後の業務及び財産の状況の予測に加え、基金及び保険契約者等以外の債権者に対する債務取扱いに関する事項経営責任に関する事項等を示さなければならないこととしております。  第三に、契約条件変更は、それまで積み立ててきた責任準備金に対応する権利に影響を及ぼしてはならないこととするとともに、変更後の予定利率は、保険会社の資産の運用の状況その他の事情を勘案して政令で定める水準を下回ってはならないこととしております。  第四に、内閣総理大臣は、契約条件変更申出承認を行うとともに、必要に応じ保険調査人契約条件変更内容等について調査させた上で、当該保険会社において保険業継続のために必要な措置が講ぜられた場合であって、かつ、契約条件変更保険契約者等保護の見地から適当であると認められる場合でなければ、契約条件変更案承認をしてはならないこととしております。  第五に、基金に係る債務の免除を受けたとき等の基金及び基金償却積立金取扱いについて規定の整備を行うなど、所要の措置を講ずることとしております。  以上が、保険業法の一部を改正する法律案提案理由及びその内容であります。  何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。ありがとうございました。
  5. 柳田稔

    委員長柳田稔君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。  次回は来る七月一日午前十時に開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時三分散会