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中川(智)
委員 社会民主党・
市民連合の
中川智子です。
まず初めに、今回九州を襲いました
豪雨災害で亡くなられた
方々の御
冥福を心からお祈りいたします。また、
被災者の
方々に対しましてお
見舞いを申し上げたいと思います。
鴻池大臣におかれましては、すぐに
被災地に飛ばれまして現状を
視察され、大変お疲れのところ、きょうの
委員会でさまざまなリアルな
お話を聞かせていただき、決意も新たに取り組まれるということに対して、心から敬意を表したいと思いますし、
被災者の皆様が、
大臣のさまざまな
お話、お顔を見られてどんなに勇気づけられたかと思います。心からお礼を申し上げたいと思います。
私、きょう
質問を、まず
生活再建
支援法の見直しや
住宅再建の問題から入らせていただきたいと思いましたが、かなり重複する部分がございますので、順番を入れかえまして、まず、七月十六日にこの
委員会で
視察をしてまいりました
三宅村のことから
質問を始めたいと思います。
私、七月十六日に、
ヘリコプターに生まれて初めて乗りまして
三宅に行きました。初めての
三宅村の
視察で、本当にもう隅から隅までしっかりと目にとどめてきたいという思いで参加をさせていただきました。
まず最初に空港から入りました
三池地区の
状況は、本当に死の島になってしまったんではないか、
三宅は本当にこれで
皆さんが帰れるんだろうか、死の島のような感じがすると思いました。と申しますのは、雲仙・島原の後、私は、二年、もう少したった後ですけれども、ずっとあの火砕流の跡を歩きまして、そのときに、木が人間の骨のように真っ白になって立ち枯れていまして、もうまるで再生ができない、そのような自然の壊滅
状況というのを目の当たりにいたしまして、いかに
火山災害というのが深刻なものかということを痛感いたしました。
三池地区ではそのような印象を受けまして、とても打ちのめされた状態で心が沈みながらバスで移動しましたら、徐々に、次の
地区とかどんどん参りますと、ウグイスの声がひっきりなしに聞こえてきました。本当に美しい声で、ホーホケキョというのが絶え間なく聞こえてきて、また、緑が、夏の緑が生き生きと繁茂しているという状態で、島の
地区地区で随分違うんだなということを感じたのでございます。
まず最初に、私は、今、
三宅の
方々がいろいろなところに避難していらして、もう三年を迎えるというこのときの、
生活を、今の暮らしをどう帰るときまでつなぎとめていけるか、本当に健康な状態でまた島に帰っても頑張るんだというのが限界に来ているということで、幾つか
質問をしていきたいと思います。
まず最初に、これは、
島民の
方々のアンケートとかいろいろ拝見いたしましたが、特に一人の方を象徴的な深刻な
状況として、文章をいただきました。この方は五十歳で、中学一年生と高校二年生のお子さんがいらして奥様がいらっしゃるということで、
三宅では民宿業を営んでいて、開業四年目で
被災をして避難をしている
状況で、
地区は、一番ひどいと言われます三池の
地区の方でございます。
この方が今一番深刻なのは、民宿を開業するに当たって、いわゆる開業
資金として民宿購入の
資金を借りたんだけれども、民宿業は全く今できないわけですから、借金だけが残っていて、避難している最中で借金の返済を持続してやらなければいけないという
状況になっています。仕事は幸い正規雇用で得たわけですけれども、やはり月収は手取り二十三万円ぐらいということです。その中で、現在も元利ともの返済は月十万ぐらいしなければいけない。ですから、正規のお仕事以外にアルバイトとかいろいろ苦労をしていらっしゃるわけですが、ローンの返済や
生活費のためには預金の取り崩し、生命保険の解約で何とかしのいでいますが、あと一年ぐらいがもうぎりぎりの限度だと思っていますと。
このような長期避難という事態の中での住宅ローンの返済、元金そのものは猶予可能だということなんですが、利息部分に対しても何らかの補助などを行政として考えていただきたいというのが深刻な
一つのお願いです。これは人それぞれさまざまな
要望がございますが、やはりきめ細かな援助をしていく。それが、
三宅に戻るときに避難された方がみんな元気でもとの島を復興させるといいますか、そのようなもともとのスタートになると思いますが、まず、この利子の補給などに関しましてどのようにお考えかという御答弁をお願いいたします。これは
尾見統括官ですね。