○高橋千秋君 万全だということなんですが、やっぱり保険
制度か何かないと、さっきの不安じゃないですが、お金が絡んできますので、そういうことも
是非考えていただきたいなというふうに思います。
アメリカの映画で「ザ・
インターネット」という映画があるんですよ。
大臣、見られたかどうか分かりませんが、
是非見てください。これは今の論議しているような内容を、正に的を射たような映画なんです。なかなかおもしろい映画ですので見てください。
これは、本人が、アメリカの話ですが、
社会保険番号とかそういうのを勝手に改ざんされる、そうすると本人が本人じゃなくなるというストーリーなんですね。そうすると、その別の名前、名前も書き換えられる、それで犯罪歴まで簡単に書き換える。アメリカなんかはパトカーの中に
パソコンがあって、その人の名前やそういうものを入れるとすぐに犯罪歴が出てくると。その人は、主人公は、全く犯罪もしていないのに、麻薬で何度も逮捕されているとか、そういうことが書き込まれて監獄に入れられてしまうというような、そういうような状況なんです。
そういうようなことが、さっきの万全ですよという
お話ですが、これはないとは言えないんですよね。不正アクセス、
大臣は不正アクセスはなかったという
お話ですが、今後の中でどんどんどんどんイタチごっこのようにそういうことをやろうとするやからは出てくるわけですよ。そういうことを非常に不安に
国民は思っていると思うので、
是非そういう、さっき、何度も繰り返すようですが、不安をなくすための努力をしていただきたい。
それで、これは
一つのサイバーテロだと思うんですね。つい最近もどこから入ったのか分かりませんが、日本のサーバーに、大手のサーバーに何百万回ものアクセスをして
インターネットのスピードが遅くなるというような事件がつい最近ありました。これも
一つのサイバーテロだと思いますし、さっき私が言いましたように、ウイルスの問題もそうです。
こういうことに対して
民間の会社がウイルスワクチンのソフトを
開発して今売っています。いろいろなものがありますが、それを使って、我々も使っていますけれ
ども、国として、この対策をやっぱり国としてやっていくべきではないか。いろいろ聞くと三日に
一つぐらい新種が出ているんですね、ウイルスが。そうすると、もう年間に何百ものものができて、それが、
一つのものが一気に広がってしまう。何万、何百万という
パソコンにどんどん広がってしまう。
こういうもう本当に、国の機能自体が止まってしまうとか、例えば交通機関が止まってしまうとか、そういうこともあるんですね。その「ザ・
インターネット」という映画の冒頭に、飛行機の計器が壊れてしまうというようなところが出たりとか、飛行場の離発着ができなくなるというような場面も出てくるんですけれ
ども、そういうことが今後出てこないとは限らないんですね。
その中で、欧州評議会でサイバー犯罪条約というのが結ばれて、まだ批准をしているところは一か国しかないそうなんですけれ
ども、日本もオブザーバー参加していると思うんですが、こういうものに対して対応していかなければいけない。これは日本国内だけの問題ではなくて、
世界と協調してやっていかなければいけないわけですけれ
ども、こういうものに対する国としてどういう対応をしていくのか、お聞きしたいと思います。