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2002-03-14 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十四年三月十四日(木曜日) 午後零時十分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
橋本
聖子
君 理 事
阿南
一成
君 理 事
小林
元君 理 事 林
紀子
君
有馬
朗人
君
有村
治子
君
大仁田
厚君 扇 千景君
加納
時男
君
後藤
博子
君
中曽根弘文
君
仲道
俊哉
君
岩本
司君
神本美恵子
君
輿石
東君
鈴木
寛君
風間
昶君
山本
香苗
君
畑野
君枝
君
西岡
武夫
君
山本
正和君 ─────────────
委員
の
異動
三月十三日
辞任
補欠選任
岩本
司君
高嶋
良充君 三月十四日
辞任
補欠選任
高嶋
良充君
岩本
司君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
橋本
聖子
君 理 事
阿南
一成
君
仲道
俊哉
君
小林
元君
風間
昶君 林
紀子
君 委 員
有馬
朗人
君
有村
治子
君
大仁田
厚君
加納
時男
君
後藤
博子
君
中曽根弘文
君
岩本
司君
神本美恵子
君
輿石
東君
鈴木
寛君
山本
香苗
君
畑野
君枝
君
西岡
武夫
君
国務大臣
文部科学大臣
遠山
敦子
君 副
大臣
文部科学
副
大臣
青山 丘君
文部科学
副
大臣
岸田 文雄君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官
池坊 保子君
文部科学大臣政
務官
加納
時男
君
事務局側
常任委員会専門
員
巻端
俊兒君
───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関 する
調査
(
派遣委員
の
報告
) (
文教科学行政
の
基本施策
に関する件) (
平成
十四年度
文部科学省関係予算
に関する件 ) ─────────────
橋本聖子
1
○
委員長
(
橋本聖子
君) ただいまから
文教科学委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る一月八日、
山下栄一
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
風間昶
君が
選任
されました。 また、去る一月十八日、
亀井郁夫
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
仲道俊哉
君が
選任
されました。 ─────────────
橋本聖子
2
○
委員長
(
橋本聖子
君)
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が二名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例によりまして、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
橋本聖子
3
○
委員長
(
橋本聖子
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
仲道俊哉
君及び
風間昶
君を指名いたします。 ─────────────
橋本聖子
4
○
委員長
(
橋本聖子
君)
国政調査
に関する件につきましてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
橋本聖子
5
○
委員長
(
橋本聖子
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
橋本聖子
6
○
委員長
(
橋本聖子
君)
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を議題といたします。 まず、先般本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
小林元
君。
小林元
7
○
小林元
君 去る一月十五日、十六日の二日間、
北海道
に
委員派遣
が行われましたので、その
調査
の
概要
を御
報告
申し上げます。
派遣委員
は、
橋本委員長
、
林理事
、
大仁田委員
、
亀井委員
、
後藤委員
、
中曽根委員
、
岩本委員
、神本
委員
、
風間委員
、
山本委員
、そして私、
小林
でございます。 一日目は、まず
苫小牧
市
科学センター
を訪問いたしました。 同
センター
は、
青少年
の
科学的知識
の普及と
文化
の
向上
を図るべく、
苫小牧
市
青少年科学センター
として
昭和
四十五年の開館以来、博物館、
科学館
としての幅広い
活動
を行っており、これまでの総
利用者数
は三百六十万人に上ります。 中でも、
平成
十年九月に設置されたロシアの
宇宙ステーション
「
ミール
」と
実験モジュール
「クバント」が広く関心を集め、
センター
の
活動
がより
活性化
されたとのことであります。設置された「
ミール
」は、十五年間の
飛行実績
を持つ一号機の
予備機
であり、
世界
で唯一現存している機体であります。これらの
展示物
には
入館者
が自由に触れることができ、機内も見学可能となっております。 同
センター
では、
学校教育
との
連携
により、市内全
小学校
の五年生を対象として、「
ミール
」やプラネタリウムを
活用
した天文・
宇宙学習
を
実施
しており、
平成
十二年度は、五十五
学級
、千八百名ほどの
利用
があったとのことであります。 次に、
苫小牧
工業高等専門学校
を訪問いたしました。
同校
は、
昭和
三十九年四月に三
学科
から成る
国立
の
工業高等専門学校
として開校されました。その後の
改組等
により、現在は
機械工学科
、
電気電子工学科
、
情報工学科
、
物質工学科
及び
環境都市工学科
の五
学科
で構成されており、
学生数
は、各
学科
一
学年
一
学級
四十人、五
学年合計
で千人の
定員
となっております。
同校
は、
実践力
のある
開発型技術者
の
養成
に加え、
地域社会
に開かれた
高専
を大きな柱に掲げております。
平成
五年度には
技術開発相談室
、
平成
十二年度には
地域共同研究センター
を設置するとともに、校内の
施設等
を
利用
した
総合型地域スポーツクラブ構想
への
参画
などを通じて、
地元産業界
を始めとする
地域社会
との
交流
、
協力関係
の促進に努めております。 卒業生の
進路
としては、三分の一が
大学等
に
編入学
、三分の二が
就職
をしており、うち四割は
道内
の
企業等
であります。
就職希望者
に対しましては九倍
程度
の求人があるとのことでありました。
同校
では、教官や技官の自作によるテキストを使った鋳造や
旋盤加工
など
機械工作実習
の様子を視察するとともに、
地域共同研究センター
や
学生寮等
を見学いたしました。 現在、千人弱の
在校生
のうち、三分の一が
学生寮
から通学しておりますが、
高専
には
中学校
を卒業後直ちに入学することとなるため、
同校
の寮は、修学に便宜を図る
厚生施設
であるとともに、
共同生活
による
教育目的
を併せ持った
教育寮
であるとの
説明
がありました。 続いて、
札幌
市に移動し、
北海道
内の
芸術文化団体等
との懇談を行いました。 会場では、
北海道教育庁
から道の
文化振興施策
の
概要説明
を聴取するとともに、
北海道文化団体協議会
、
財団法人札幌交響楽団
、
財団法人北海道演劇財団
、パシフィック・ミュージック・
フェスティバル組織委員会
及び
札幌インターナショナル幼稚舎
から
活動状況等
を伺いました。 各
団体
からは、近年の
経済状況
を反映し、
地域
における
芸術文化関連
の企画が減少するとともに
基金等
の
運用益
が減少し、
運営
が厳しさを増している、さきの
国会
での
文化芸術振興基本法
の成立を契機として、
公的支援
の
拡充
、
グランドデザイン
の
策定等芸術文化
の
振興
に関する幅広い
施策
が展開されることを
期待
するなどの意見が述べられました。 また、
幼児教育
の
在り方
、国内外の音楽家の
育成
、
学校
における
芸術文化教育
への各
団体
の参加などについて
質疑応答
が行われました。 翌二日目は、まず、
北海道
庁を訪問し、道の
教育事情
について
説明
を受けました。
北海道
では、「心豊かに
学び
新
世紀
のふるさとを拓く 人を育む」を
基本理念
とした
平成
十年四月制定の第三次
教育長期総合計画
に基づき
教育施策
を進めております。
教員
の
資質向上
のための
研修プログラム
、
小学校
低
学年
における少
人数学級モデル事業
、
教職員
の
勤務状況
、
学校評議員
の全
道立学校
への導入などについて
説明
がありました。
派遣委員
からは、
芸術文化団体
への
行政
のかかわり、
教職員
の
勤務体制
への
指導状況
、少
人数学級
への
取組
、
学校統合
の進め方、
長期社会体験研修
の
実施状況
、
学力低下対策
、
教員
の性別及び
年齢構成
などについて
質疑
がありました。 次に、
札幌市立福移小・中学校
を訪問いたしました。
同校
は、
昭和
六十年から
小規模特認校
として
校区外
より
児童生徒
を受け入れてきた小・中
併置校
であります。
小規模特認校制度
は、
過疎化
が進み、存続が危ぶまれる
学校
が増える中、
自然環境
に恵まれた小規模の
小学校
や
中学校
で心身の
健康増進
を図るとともに、自然に触れる中で豊かな
人間性
を培いたいという
保護者
の
希望
がある場合に、一定の要件の下に
校区外
からの通学を認めるものであり、
公共交通機関
を
利用
し、低
学年
で片道四十分
程度
までとするなどの条件が付されております。現在、
在校生
の約九割が
特認入学
となっており、豊かな
自然環境
に魅力を感じての
応募
とともに、
自分自身
が
小規模校
を経験している
保護者
からの
応募
が多いとのことであります。
同校
では、各
学年
一
学級
、
定員
二十名の少
人数学級
の
実施
により家庭的な小集団が
形成
され、小・中合同で
学校行事
を行うなど異
学年交流
も盛んに行われており、
小学校
から
中学校
への移行もスムーズだが、
高等学校
へ進学後には少なからずギャップを感じることとなり、切磋琢磨の
必要性
という面から
学校外
との接点を増やすよう
指導
に努めているとのことでありました。 最後に、
札幌ドーム
を訪問いたしました。
札幌ドーム
は、
札幌
市が
ワールドカップサッカー大会
の
開催地
に立候補したことを機に市が建設したものであり、昨年六月に開業となりました。
運営
は、いわゆる
公設民営
の形を取っており、
札幌
市のほか
道内外
の
企業等
の出資による株式会社により行われ、
プロ野球
、Jリーグ、
コンサート等
での積極的な
活用
が
期待
されております。
ワールドカップサッカー大会開催
に向けての
準備状況
、
ドーム
の
運営状況等
について
説明
を聴取した後、
ドーム
内の各
施設
を視察いたしました。 以上で
報告
を終わりますが、今回の
調査
に当たりまして、
関係
の
皆様方
に
大変お世話
になりましたことに対し、この場をおかりいたしまして厚く御礼申し上げます。
橋本聖子
8
○
委員長
(
橋本聖子
君) 以上をもちまして
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 ─────────────
橋本聖子
9
○
委員長
(
橋本聖子
君) 次に、
文教科学行政
の
基本施策
につきまして
遠山文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
遠山文部科学大臣
。
遠山敦子
10
○
国務大臣
(
遠山敦子
君) 第百五十四回
国会
におきまして
各般
の
課題
を御審議いただくに当たり、私の
所信
を申し上げます。
我が国
の
社会経済情勢
は、かつてなく厳しい
状況
の中にあり、あらゆる
分野
で二十一
世紀
を見通した抜本的な
改革
が求められております。今後、
我が国
が真に豊かで成熟した国として
発展
し、
世界
の平和と繁栄に貢献していくためには、
国家
百年の計に立ち、
人材
・
教育
・
文化大国
と
科学技術創造立国
を目指した
改革
を進めることが極めて重要です。 私は、
教育
、
科学技術
・
学術
、
文化
、
スポーツ
の
振興
を
未来
への
先行投資
と位置付け、
施策
の一層の
充実
を図り、
国民
の大きな
期待
にこたえていくことが、今、
文部科学省
に課せられた使命であると考えております。 このような
認識
の下、以下のような事項についての
施策
を総合的に展開してまいります。
我が国
が明るい
未来
を力強く切り開いていく、その担い手は、正しく人であります。
日本人
としての誇りと自覚を持ち、新たなる
国づくり
を担うことのできる、
創造性
や豊かな
人間性
に富んだ
人材
を
育成
することによってこそ、初めて
我が国
は二十一
世紀
に
活力
ある
国家
として
発展
し、
世界
に貢献していくことが可能となります。このため、私は、
人材
・
教育
・
文化大国
の
実現
が
我が国
の
存立基盤
の
構築
にとって極めて重要な
課題
であるとの
認識
に立って、
初等中等教育
の
充実
や
大学
の
構造改革
を始めとする
教育改革
に取り組むとともに、
文化
や
スポーツ
の
振興
を通じ、心豊かで
活力
ある
社会
の
構築
に努力してまいります。
教育
は国の根幹であり、一国の将来は
教育
に掛かっていると言っても過言ではありません。新しい
世紀
を迎えた今日、
世界
の多くの国々が真剣に
教育改革
に取り組んでいるのは、正にこのような
認識
によるものであると思います。
我が国
ではこれまで、二十一
世紀教育新生プラン
に基づき、
学校
が良くなる、
教育
が変わることが実感できるような
教育改革
を
実現
するため、必要な
法改正等
を行うとともに、
各般
の
施策
を講じてまいりました。これにより、それぞれの
地域
、
学校等
において様々な
取組
が展開されてきておりますが、引き続きその
推進
に努めてまいります。 また、昨秋、
教育振興基本計画
の
策定
と
教育基本法
の
在り方
について
中央教育審議会
に諮問したところですが、今後、
教育
の目指すべき姿とその
実現
のための
施策
や新しい時代にふさわしい
教育基本法
の
在り方
について、
国民
的な議論を一層深めてまいります。
国民
の
学校教育
への
信頼
にこたえ、
教育改革
を
推進
していくためには、
子供たち
の確かな
学力
の
育成
と心の
教育
の
充実
が極めて重要です。 本年四月からは、全国の
小・中学校
において新
学習指導要領
が
全面実施
となります。確かな
学力
の
向上
のためには、少
人数授業
や
習熟度別指導
などきめ細かな
指導
により、
基礎
・
基本
や自ら
学び
考える力を身に着けさせるとともに、
発展
的な
学習
により一人一人の
個性等
に応じて
子供
の力をより伸ばすこと、学ぶことの楽しさを体験させ
学習意欲
を高めること、また、
学び
の
機会
を
充実
し学ぶ習慣を身に着けさせることが大切です。あわせて、確かな
学力
の
向上
のための特色ある
学校づくり
の
推進
が必要となります。こうした
観点
に立って、本年一月に「
学び
のすすめ」と題するアピールを公表し、新
学習指導要領
のねらいとする確かな
学力
の
向上
のための
取組
を
学校等
にお願いいたしました。 各
学校
や
教育委員会
においては、それぞれの
学校段階
の特性や
学校
・
地域
の実態を踏まえ、
創意工夫
を生かした
取組
を進めていただきたいと考えております。
文部科学省
としても、そのような
取組
を積極的に
支援
する
観点
から、新しい
教職員定数改善計画
を着実に
推進
するとともに、
発展
的な
学習
への
支援
や総合的な
学習
の
充実
、
学力向上フロンティア事業
や
学校
いきいき
プラン
の
活用
を始め、
読書活動
の
推進
、
教育
の
情報化等
の
各般
の
施策
に取り組んでまいります。 次に、
子供たち
の豊かな
人間性
の
育成
を目指し、心の
教育
の一層の
充実
を図ってまいります。
子供たち
に、善悪の判断や
社会
のルールを守るなどの
基本
的な
規範意識
を身に着けさせるとともに、他者を思いやる心をはぐくみ、主体的に判断できる力を備えさせることは、
子供たち個人
の
人生
にとって不可欠であるばかりでなく、秩序ある心豊かな
社会
の
実現
のためにも重要であると考えます。このため、心に響く
道徳教育
の
充実
に努めるとともに、
ボランティア活動
など
社会奉仕体験活動
、
自然体験活動等
の豊かな
体験活動
の
推進
、家庭や
地域
の
教育力
の
活性化
、
完全学校週
五日制の
実施
に向けた
子供たち
の様々な
活動機会
や場の拡大などに取り組んでまいります。 また、
スクールカウンセラー
の配置の
拡充
など
子供たち
の
問題行動等
への適切な
対応
を図ります。さらに、
青少年
の
健全育成
のための
施策
や、心のケアなど
健康教育
の一層の
推進
、厳しい
就職状況
を踏まえた
進路指導
の
強化
、
幼児教育
や障害のある
児童生徒
に対する
教育
の
充実
を図ってまいります。
教育
の成否は教師に掛かっております。このため、
教員免許制度
の
改善
や十年
経験者研修制度
を創設するための
法改正
を始め、
養成
、採用、
研修
を通じた
教員
の
資質向上
を図るとともに、優秀な
教員
に対する
表彰制度
についての
調査研究
を
推進
します。一方、
適格性等
に問題がある
教員
については、
分限処分
や
懲戒処分
、
教員
以外の職への
転職措置等
を厳正に適用するよう、各
教育委員会
に対し強く求めてまいります。 また、
保護者
や
地域住民
の
信頼
にこたえ、
地域
に開かれた特色ある
学校づくり
を
推進
するため、
学校
における
自己評価システム
の確立や
小・中学校
の
設置基準
の
明確化等
を行うとともに、
学校
の
取組
を支え、
地域
に根差した
教育行政
が展開されるよう、
教育委員会
の一層の
活性化
を図ります。さらに、
学校
の
安全管理
の
徹底等
に努めてまいります。 今後の
我が国経済社会
の
発展
を図るとともに
人材
・
教育
・
文化大国
と
科学技術創造立国
を
実現
するには、知の
創造
と
継承
の
拠点
である
大学
の役割が極めて重要であります。 既に一九九〇年代以降、各
大学
において
大学改革
への努力が着実に進められてきておりますが、その流れを更に加速し、
我が国
の
大学
が、それぞれの特徴を生かしつつ、
教育
や
研究等
の上で、より
活力
に富み
国際競争力
のあるものになることが強く求められています。そのような前提に立って、昨年、
大学
の
構造改革
なくして
日本
の
発展
と再生はないとの
認識
の下、「
大学
の
構造改革
の
方針
」を明らかにいたしました。このうち、
国立大学
の
法人化
については、
専門家
の
会議
における
検討
結果を待って速やかに
対応
するとともに、
国立大学
の再編・
統合
については、各
国立大学
における
検討状況
を踏まえつつ
対応
を進めてまいります。また、
第三者評価
により
国公私
を通じた
世界的教育研究拠点
の
形成
を
支援
してまいります。 さらに、この
方針
でお示しした
施策
にとどまらず、これまで講じてきた様々な
大学改革
のための方策を引き続き
推進
するとともに、各
大学
の自律的な
取組
を
支援
しつつ、
教育研究基盤
の
整備
や
教育機能
の
充実
、
法科大学院
についての
検討
、
育英奨学事業
など
学生
への
支援
、
私学助成
の
充実等
の様々な
課題
にも、積極的に取り組んでまいります。
人々
が生涯にわたり
自己実現
を図っていくためには、生涯のあらゆる時期に
学習機会
を選択して学ぶことができ、その
学習
の
成果
が適切に評価される生涯
学習社会
の
構築
が重要です。このため、生涯
学習
の
環境整備
や
大学
・
専修学校等
における
社会人
の
キャリアアップ
のための
教育
を
推進
します。また、
男女共同参画社会
の
形成
、
環境教育
や
人権教育
の
充実
に努めます。
文化
は、
人々
に感動や生きる喜びをもたらし、
人生
を豊かにする上で大きな力となるものです。昨年成立させていただいた
文化芸術振興基本法等
を踏まえ、
文化
を大切にする
社会
の
実現
に努めてまいります。このため、新たに
文化芸術創造プラン
を
推進
し、
世界トップレベル
の
文化芸術
の
創造
、
世界
に羽ばたく
新進芸術家
の
養成
や
子供
の
文化芸術体験活動
の
充実
を図ります。また、
国民
が
文化ボランティア
などにより自ら積極的に
文化芸術活動
に参加し、
文化芸術
を
創造
することのできる
環境
の
整備
や、
地域
における
文化芸術
の
振興
、
伝統文化
の
継承
・
発展
や
文化
財の保存・
活用
、
国語施策
の
推進等
に取り組みます。
著作権制度
については、
情報通信技術
の発達や
国際的動向
を踏まえつつ、その
改善
を進めてまいります。 明るく豊かで
活力
に満ちた
社会
を
形成
するため、
国民
のだれもが身近に
スポーツ
に親しむとともに、
競技者
が
スポーツ
に打ち込むことのできる
環境
を
整備
するべく、
スポーツ振興基本計画
に基づき、生涯
スポーツ社会
の
実現
や
我が国
の
国際競技力
の
向上
、
学校
の体育・
スポーツ活動
の
充実
に努めます。 また、五月三十一日から、
日韓共催
による二〇〇二年
ワールドカップサッカー大会
が開催されます。これは、アジアで初めての
大会
であり、
世界
じゅうから大きな注目と
期待
を集めているものであり、是非とも成功させなければなりません。
政府
を挙げて、その
準備
に万全を期してまいります。 続きまして、
科学技術創造立国
の
実現
についてであります。
科学技術
は、
日本経済
の成長を支え、
希望
ある
未来
を切り開く原動力です。知の
世紀
と言われる二十一
世紀
において、高い
科学技術水準
は国力の枢要な源泉であり、
我が国
の将来の盛衰を決するかぎとなるものでもあります。 このような
認識
の下、
文部科学省
としては、国の
科学技術関係予算
の六割強を所管し、
政府
における
研究開発
の中核を担う立場にあることを踏まえつつ、
科学技術創造立国
の
実現
に向け、精力的に取り組んでまいります。 昨年の三月には、第二期
科学技術基本計画
が閣議決定されました。本
基本計画
の柱は、
基礎研究
の
推進
や
国家
的・
社会的課題
に
対応
した
研究開発
への
優先的資源配分
などの
科学技術
の
戦略的重点化
と、優れた
成果
の
創出
・
活用
のための
科学技術システム
の
改革
です。
文部科学省
としては、この
基本計画
の
方針
を踏まえながら、
科学技術
及び
学術
の
振興
のため、
創造性
に富んだ
世界最高水準
の
成果
を生み出すための
研究
と
開発
を総合的に
推進
してまいります。 昨年、名古屋
大学
の
野依教授
が
ノーベル化学賞
を受賞されました。一昨年に引き続き二年連続で
日本人
が
ノーベル賞
を受賞し、
我が国
の
基礎研究
が
世界
から高く評価されたことは、大変喜ばしいことであります。
研究者
の自由な発想に基づく
基礎研究
は、あらゆる
分野
の
基盤
となる重要なものであり、その
成果
は、新たな知を切り開くとともに、
社会発展
の
基礎
となるものであります。このため、
大学等
における
基礎研究費
の
充実
を図るほか、
大学共同利用機関等
を中心とした天文学、
加速器科学等
の先端的・
独創的研究
を着実に
推進
してまいります。 また、
我が国
が直面する
国家
的・
社会的課題
を解決し、
経済
や
産業
の
活性化
による
経済発展
を達成していくためには、
重点分野
への積極的、戦略的な
投資
を行うことが重要です。
知的資産
の増大や
経済
的・
社会的効果
への寄与が特に大きい、
ライフサイエンス
、
情報通信
、
環境
、
ナノテクノロジー
・
材料等
の
重点分野
の
研究開発
を積極的に
推進
するとともに、その
成果
の
社会還元
を図ってまいります。具体的には、たんぱく質の
解析研究
における激しい
国際競争
をリードし、その
成果
を新しい薬の
開発
に
活用
していくためのタンパク3000
プロジェクト
への着手や、
産学官
の
研究活動
をより効率的に行うための
ナノテクノロジー総合支援プロジェクト
の創設などに取り組んでまいります。
我が国
の
科学技術活動
を高度化し、その
成果
の
社会
における
活用
を一層促進するためには、
科学技術システム
の
改革
を行うことが重要です。競争的な
研究開発環境
の醸成を目指して、
科学研究費補助金
を始めとする
競争的資金
の
改革
と
拡充
、
研究開発
に係る
評価システム
の
充実
を図ります。
大学発
の
イノベーション創出
を促進し、
大学
における
創造
的な
研究成果
を広く
社会
に役立てていくための
産学官連携
の
抜本的強化
、
研究開発能力
の
拠点づくり
を目指した
知的クラスター創成事業
など
地域
における
科学技術
の
振興
についても強力に進めます。また、
国立大学等施設緊急整備
五か年
計画
の着実な
推進
を始めとする
大学
などの
研究施設
の
重点的整備
にも努めてまいります。 さらに、
科学技術
の進歩を支える優れた
研究者
・技術者の
養成
・確保に努めるとともに、広く
国民
に
科学技術
に関する理解を深めていただくために、
科学技術
・理科大好き
プラン
等を通じた
科学技術
・理科
教育
の
充実
、昨年開館した
日本
科学
未来
館の
活用
などを図ってまいります。なお、生命倫理などの
課題
についても、適切に
対応
してまいります。 安心・安全で、質の高い
国民
生活を
実現
していくためには、国の存立にとって
基盤
的な
分野
における
研究開発
についても、積極的に
推進
していくことが必要です。 宇宙
開発
については、昨年八月のHⅡAロケット試験機一号機に続き、去る二月四日に試験機二号機を打ち上げました。これにより、人工衛星の打ち上げを確実に
実施
するための技術
基盤
を獲得できたものと考えます。引き続き、実績を一つ一つ積み重ねながら、
信頼
性の更なる
向上
を最優先に、ロケット
開発
を着実に進めてまいります。また、国際
宇宙ステーション
計画
など種々の
プロジェクト
を
推進
するとともに、宇宙
開発
事業団等いわゆる宇宙三機関の
統合
により、宇宙の
研究開発
を一段と効率よく効果的に行う体制を
構築
してまいります。 原子力については、大強度陽子加速器等の大型加速器の先端的な
研究開発
を引き続き精力的に
推進
してまいります。高速増殖炉及びそのサイクル技術の
研究開発
についても、安全確保を大前提に、
国民
の皆様の理解と協力を得つつ進めてまいります。ITER
計画
については、核融合エネルギーの
実現
に向け、密接な国際
連携
の下、引き続き積極的に取り組んでまいります。 また、自然災害に強い
社会
を目指すため、地震・火山噴火等の防災対策に関する
研究開発
の
充実
・
強化
を図るとともに、海洋・地球・
環境
に関する
研究開発
を
推進
し、多様な資源・空間の更なる
活用
や、気候変動のメカニズムの解明を図ってまいります。
我が国
が
世界
の平和と安定の確保のため積極的な役割を果たし、
日本人
の心の見える国際協力を
推進
する等の
観点
から、国際
教育
協力懇談会の提言を踏まえた
開発
途上国への
教育
協力、日韓、日中を始めとする国際
文化
交流
の
推進
、留
学生
交流
の拡大、
科学技術
の国際協力
活動
の展開、アフガニスタン復興
支援
など各
分野
の国際協力や国際
交流
を
推進
します。 以上のほかにも、特殊法人等
改革
、公益法人
改革
、規制
改革
等の
行政
改革
や地方分権の
推進
など重要な
課題
が山積しております。
国民
の強い
期待
を真摯に受け止め、
文部科学
行政
全般にわたり誠心誠意取り組んでまいる決意ですので、
委員
各位におかれましても、特段の御理解、御協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
橋本聖子
11
○
委員長
(
橋本聖子
君) 次に、
平成
十四年度
文部科学省関係予算
につきまして、青山
文部科学
副
大臣
から
説明
を聴取いたします。青山
文部科学
副
大臣
。
青山丘
12
○副
大臣
(青山丘君)
平成
十四年度
文部科学省関係予算
につきまして、その
概要
を御
説明
申し上げます。
平成
十四年度予算の編成に当たっては、厳しい財政
状況
の下ではありますが、
我が国
が本当の意味での豊かな国として
発展
し、
世界
の平和と繁栄に貢献していくためには
人材
・
教育
・
文化大国
と
科学技術創造立国
を目指し、
教育
、
科学技術
・
学術
、
文化
、
スポーツ
の
振興
を重点的に
推進
していくことが不可欠であるとの
観点
から、
文部科学
予算の
充実
に努めたところであります。
文部科学省
所管の一般会計予算額は、六兆五千七百九十八億一千五百万円、
国立
学校
特別会計予算額は二兆七千八百二十八億七千九百万円、電源
開発
促進対策特別会計予算額は一千五百三十九億五千六百万円となっております。 以下、
平成
十四年度予算における主な事項について、御
説明
申し上げます。 第一は、確かな
学力
の
育成
や豊かな心の
育成
などを図る
初等中等教育
の
改革
と
充実
についてであります。
子供たち
に
基礎
・
基本
を確実に身に着けさせ、自ら考える力を
育成
するきめ細かな
指導
を目指す第七次公立義務
教育
諸
学校
教職員定数改善計画
を着実に
推進
することとし、その二年次分として五千三百八十人の
改善
を行うこととしております。 また、新たに
学力向上フロンティア事業
などを
実施
し、すべての
子供たち
に確かな
学力
の
育成
を図るとともに、
幼児教育
などの
充実
に積極的に取り組むほか、
スクールカウンセラー
や心のせんせいの配置、サポートチームづくりなどの生徒
指導
の
充実
や、
社会
奉仕・自然
体験活動
を
推進
することにより、心の
教育
の
充実
を図ることとしております。 さらに、
学校
運営
の
改善
や
教員
の
資質向上
を
推進
するほか、公立
学校
の
施設
整備
について、老朽化した校舎の改築・改造や
安全管理
対策
施設
の
整備
などを行うとともに、
学校
における
安全管理
の徹底に取り組むこととしております。 第二は、
地域
・家庭の
教育力
の再生と生涯
学習
の
推進
について、
完全学校週
五日制の
実施
も踏まえ、放課後や週末における
子供
の
活動
支援
を行うとともに、
学校
内外を通じた
社会奉仕体験活動
など様々な
体験活動
の
推進
体制を
整備
するほか、子育て講座の全国展開など家庭
教育
支援
の
充実
を図るとともに、
青少年
の
健全育成
を
推進
します。 また、高等
教育
機関において、
キャリアアップ
を目指す
社会人
の受入れ体制を緊急に
整備
することとしております。 第三は、
大学
の
構造改革
の
推進
と二十一
世紀
を担う
人材
の
育成
についてであります。
我が国
の
大学
が
国際競争力
を有する
大学
となるためには、
大学
の
構造改革
を一層進めることが重要であり、
国立大学
の再編・
統合
を進めるほか、
第三者評価
による
国公私
を通じた
世界的教育研究拠点
の
形成
のための重点的
支援
を行うこととして、百八十二億円を計上しております。 また、専門
大学
院の
充実
など、
大学
院を中心とする
教育研究基盤
の
強化
に努めることとしております。 さらに、
育英奨学事業
については、
教育
を受ける意欲と能力がある人が確実にこれを受けられるよう、事業費総額で四百三十四億円の増額を行い、貸与人員で四万五千人増員するなど、一層の
充実
を図ることとしております。 第四は、特色ある
教育
研究
の
推進
など
私学助成
の
充実
について、
教育
研究
条件の維持
向上
と修学上の
経済
的負担の軽減などを図るため、
学術
研究
基盤
の
強化
や
教育改革
の
推進
などに配慮しつつ、経常費助成を中心に総額で四千四百五十四億円を計上するなど引き続きその
充実
を図ることとしております。 第五は、留
学生
交流
など国際
教育
協力の
推進
について、留
学生
交流
の
推進
のため五百四十四億円を計上するほか、アフガニスタン復興のための具体的な
教育
支援
の
検討
も含め、
開発
途上国への国際協力体制の
整備
充実
を図ることとしております。 第六は、心身ともに健全な
人材
を
育成
する
スポーツ
の
振興
について、総合型
地域
スポーツ
クラブを
育成
・
支援
する体制の
充実
を始めとする生涯
スポーツ社会
の
実現
、トップレベルの
競技者
の
育成
、
学校
体育の
充実
を図るなど、
スポーツ振興基本計画
を
推進
していくこととしております。 第七は、
文化芸術
による心豊かな
社会
の
実現
として、
文化
を愛し、
文化
の薫りに満ちた新
世紀
日本
の建設に向けて、
文化芸術創造プラン
の創設に百九十三億円を計上するほか、
伝統文化
・
文化
財の
活用
と次世代への
継承
、新たな
文化
拠点
の
整備
などを図ることとしております。 第八は、
未来
を切り開く
基礎研究
の
推進
として、
大学
や
大学
共同
利用
機関が行う独創的・先端的
研究
分野
における
基礎研究
の
推進
に六百三十億円を計上しております。 第九は、戦略的重要
分野
の
研究開発
の重点的な
推進
として、ポストゲノム
研究
の
推進
など
ライフサイエンス
分野
の
研究
に七百十七億円を計上し、また、先端的な情報
科学技術
の
研究開発
などに八百九十億円を計上しております。 さらに、地球温暖化などに関する
研究開発
など
環境
分野
に五百七十六億円を計上するとともに、
経済
社会
の持続的成長への寄与などが
期待
される
ナノテクノロジー
・材料
分野
の
研究
に二百四十九億円を計上しております。 第十は、国の
存立基盤
となる
研究開発
の
推進
についてであります。 宇宙
開発
につきましては、宇宙
関係
三機関の
統合
に向けた
連携
協力の下で
信頼
性の
向上
などを図りつつ、HⅡAロケットの
開発
などを着実に進めていくこととしております。 また、原子力の
分野
につきましては、大型加速器や核融合
研究
などの先端的
研究開発
を
推進
するとともに、安全確保と
国民
の理解を大前提として、高速増殖炉サイクル技術の
研究開発
などを進めていくこととしております。 さらに、防災対策に関する
研究開発
を着実に進めていくとともに、海洋の多様な資源などの
活用
を目指した
研究開発
などを一層
推進
することとしております。 第十一は、競争的
研究開発環境
の
整備
と
科学技術
振興
基盤
の
強化
についてであります。
競争的資金
につきましては、
科学研究費補助金
を始めとした各種制度を
拡充
することとしております。 また、
国立大学
等の
施設
については、
国立大学等施設緊急整備
五か年
計画
を踏まえ、
重点的整備
を図り一千四百六十四億円を計上したほか、優れた
研究者
・技術者の
養成
・確保や
科学技術
・理科
教育
の抜本的な
充実
を図ることとしております。 第十二は、新
産業
創出
に向けた
研究成果
の展開として、
産学官
の共同
研究
の促進や
大学発
ベンチャーの
創出
など
産学官連携
の
強化
を図るため、一千八百八十億円を計上するとともに、
大学等
を核として
研究
機関や
研究開発
型企業が集積する
拠点
である知的クラスターの創成を図っていくなど、
地域
科学技術
の
振興
に二百十二億円を計上しております。 第十三は、情報化への
対応
として、高度
情報通信
ネットワーク
社会
の
形成
を目指し、情報化の影の部分にも配慮しつつ、
学校
の授業においてコンピューターやインターネットを
活用
できる
環境
の
整備
を進めるとともに、専門的かつ独創的な
人材
の
育成
や
研究
分野
の情報化、
情報通信
分野
の
研究開発
などを積極的に
推進
してまいります。 以上、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 なお、これらの具体の内容につきましては、お手元に資料をお配りしておりますので、
説明
を省略させていただきます。
橋本聖子
13
○
委員長
(
橋本聖子
君) 以上で
所信
及び予算
説明
の聴取は終わりました。 次回は来る十九日午前十時から開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十九分散会