○岩佐恵美君 よろしくお願いします。
次に、施工不良の問題があります。
会計
検査院の不当
指摘を受けて、村は不当額を国に返済するとともに、施工事
業者に返済金を負担をさせ、さらに
一定の補修工事を行わせました。その過程で、鉄筋コンクリート造りの本館の壁に多数のひび割れがあることがだれの目にも明らかになりました。また、経産省
調査では雨漏りは大丈夫とされていましたが、今年の一月に本館で雨漏りが発生しました。配水管も二か所で破裂をして、埋設部の地盤沈下が起きていると見られます。これがその配水管が亀裂を生じている写真でございます。(資料を示す)副
大臣にちょっと回していただけますか。お見せして、これ皆さんの方に回してください。
それから、コンクリートは乾燥収縮によるクラックが生ずることはあるんですが、余りにも数が多いんです。例えば、文化ホール西面の上部の壁は長さ十六メーターの間に八本もひびが入っています。この写真ですが、これよく数えると十本あるんですけれ
ども、そういう状態になっています。
前にも
指摘しましたけれ
ども、本館の基礎には建物全体を取り巻く水平クラックが入っています。これが水平クラックが入っている写真でございます。前にも、この表面のモルタルのみのクラックで構造強度に影響はないという
説明があるんですけれ
ども、
専門家も常識では
考えられないと話しているということです。
施工監理が適正に執行されていない
状況でこういう事態が発生すれば、工事が本当に適正に行われたのかどうかが疑われるのが当然です。地元のラピカ
調査会は、生コンの納入記録と、それから打設日報、これをもう細かに調べ上げまして、これが符合していないということを
指摘をしています。生コン打設に疑問があると
指摘をしています。会計
検査院は、施工不良については言及していませんが、工事がすべて良好に行われたということにこれでなるのでしょうか。
そして、この施工不良についてはラピカだけではありません。源土運動公園でも随所に見られます。ゲートボール場は地盤沈下によるひび割れや水たまりがなくならず、トイレも四・七メーターの長さで七センチもかしいでおります。これが、トイレがかしいでいる写真でございます。
検査報告は、沈下予測を正確に行うことが技術的に難しい面があるとして、現状ではやむを得ないものと認められたとしているけれ
ども、私はとんでもないことだと思います。そうすれば、どうなるかわからないところに巨額の金をつぎ込むという不適切な計画を容認することになります。このようなことは到底認められません。
さらに、私が現地
調査をしたときに、多目的広場などに産廃があることを見付けました。施工
業者である熊谷組に行きました。そうしたら、熊谷組は非常に詳細な写真を示して、工事で産廃が入ったということはあり得ない、こう主張をいたしました。ところが、会計
検査院の一部掘削
調査で産廃が埋められていることが確認されました。村は
業者に産廃の除去をさせたが、本当に全部除去したのかどうか分からないし、原因や
責任の究明も行われていません。不当事項と
指摘された交付金を返しさえすればそれでよいということになるんでしょうか。会計
検査で不当にまで至らないということであれば不問に付すということになるのでしょうか。それは本当におかしいと思います。
私は、ラピカと源土公園併せて会計
検査院がどう
考えておられるのか、答弁を求めたいと思います。