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小泉親司君 私、
日本工営というコンサルタント会社が今回のように見積価格を漏らす、それから、漏らすばかりじゃなくて見積価格に上乗せしていわゆる予定価格を
設定する、こういうことが本当に許されていいのか。
日本工営というのは、
外務大臣も御承知のとおり、このムネオハウスばかりやっているんじゃないんですよ。ODAでは
アジアにおいてもアフリカにおいても様々なところでやっているわけですよ。こういうコンサルタント会社がこういうふうなことをやって、しかもこのコンサルタント会社はプロポーザル方式での契約ですから極めて随意契約的にやり、こういう予定価格を漏らすというようなことがあったら、今後、やはりいつまでたっても
外務省のこういう問題についての改革は私はできないと
思います。その点で、私は
外務省が改めて調査すべきだという点をこの点では要求をしたいというふうに
思います。
もう
一つ、私もこの間、三島へのディーゼル発電所の問題についてを追及してまいりました。島民の要請がないままにディーゼル発電所を三島に提供したということを私、指摘してまいりましたが、しかも国後島へのディーゼル発電所の問題では、建屋の改修だけだったというものがいつの間にか二十億円の発電所の提供に変わった。
外務省は私の質問に対して、実は四つの
報告があって、二つは発電所の更新が早晩必要不可欠であるというトーンでなされているのだというふうに答弁をしてまいりました。
しかし、私、今日初めて数か月ぶりに
外務省からすべてのこの間のディーゼル発電所に関する
報告書を入手いたしました。しかし、私、見てもどこにもそのトーンが必要だという記述はない。これは
局長の答弁でありますが、発電所の更新が早晩必要不可欠であるというトーンでなされているどころか、例えば国後島の発電所については、七基のディーゼル発電ユニットが設置されているすべてのユニットは運転可能な
状況であるが、効率が悪く、スペアパーツが不足しているんだと、このスペアパーツを何とかやれば十分これで間に合うんだということを指摘して、発電所建屋については改築するということを言っているけれども、現実には、発電所を造れ、造る必要があるということを強力に言っている
報告書じゃない。この間の
外務省の答弁とはちょっと違うというふうに私は
考えております。
その点では、一体どこにこういうふうな早晩必要不可欠であるというトーンがなされた
報告書があるのか、その点を私は明確にお示し願いたいというふうに
思いますが、いかがでございますか。