○武部
国務大臣 お説、私はそのとおりに受けとめております。
まず、このEUのステータス評価に関するEUとの協議について、私が六月に事務方から
説明を受けた内容等について少し
お話しさせてください。
その際には、今
お話しのとおり、レベルスリーといったEUのステータス評価の概要とともに、ステータス評価は、当初、医薬品及び化粧品等の輸出に関して必要であるということから評価を受けることにしたということが一点、それから、その後これらが規制の対象から除外されたということが二点、そして、EUが家畜衛生分野の国際機関であるOIEの評価基準を取り入れ、新たな評価基準による評価を開始する予定であるということの
説明を受けました。つまり、OIEは五月に総会を開いて、新しい基準を採択しているわけであります。
こういったことについて
説明を受けまして、また、OIEの基準や、EU
委員会が新たに採用することとしていた新たな評価基準を受ける予定であるという
説明がございましたので、私は本評価を取りやめることについて了とした次第であります。事実、EU
委員会は昨年七月にOIEの国際基準に沿った新たな基準を採択しているところでございます。
しかし、この評価を受ける受けないということよりも大事なことは、
委員指摘のとおり、その評価の内容について
農林水産省全体が真摯に受けとめて、都道府県や
厚生労働省や他省庁とも連携をとってしっかりしたマニュアルをつくって、万々が一BSEが発生した場合でも、今やっているように、屠畜場からは絶対安全を証明した牛肉以外は流通しないという体制をつくるためのシステムづくりはできていたはずなんです。それがなされていなかったということは、私は、これは本当に遺憾千万でございまして、そのことについて非常に大きな責任を感じておりまして、これは役人任せにできないと。
農林水産省省内のことも今御指摘がございました。したがって、
政治主導でこの問題を徹底解明する必要がある。
同時に、これは私ども一人じゃなくて、専門家やマスコミあるいは消費者の
皆さん方も入っている第三者による
調査検討
委員会に、もう御案内のとおり三千ページに及ぶ
資料を出しているわけであります。そういったところできちっと御
議論をいただき、御提言をいただいて、それに基づいて私どもは、行政上のけじめといいますか責任をしっかり果たしていかなきゃならない。そのためにこれからさらに真剣に努力していこうということでございます。
私のとるべき責任は、
政治主導でこういった問題がなぜ起こったかということを解明して、二度とこういうことにならないように
農林水産省を
改革することが私の責任だ、このことに執念を持って取り組んでいる次第でございます。