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中山(義)
委員 おはようございます。
エネルギーの問題、何回も
委員会で私も質問してきましたが、今回も三人の我が党の
委員が質問をいたしました。大体そろそろまとめに入るわけですが、その前に、よくベストミックスと言われて、どういう
エネルギーを使って
日本の
エネルギーを構成していくか、これによって随分いろいろな形が出てくると思うんです。
戦後すぐは水力
発電に頼っていて、
日本も停電が多かったわけですが、昨今は停電という
言葉を忘れるくらい、子供たちもほとんどそういうことを今わからないと思うんですね。その中で、やはり、先人が苦労して今の
エネルギー事情をつくり上げたということをしっかり学校教育なんかでもどんどんやっていただきたいと思うんです。
今ある
エネルギーは、空気みたいなものじゃなくて、やはりつくり上げてきたものなんですね。その辺は、やはり省エネという
観点で、今後学校教育や何かでも、少年に対して、
電気はむだにしちゃいけない。昔、我々は、御飯を食べても、一粒でも残すと、お百姓さんがつくったんだから絶対御飯は一粒も残しちゃいけない。これと同じようなことで、学校教育でも省エネについて、電力というのはある
意味ではすごくいろいろなものに負担がかかっているんだということをしっかり教えていただきたいと思うんです。
戦後こうやって経済が発展してきたのは、やはり
日本が一番安い
石油を中東から買って、それを電力に変えていた、こういうことだと思うんですね。アメリカや何かは自国で
石油がとれましたから、安い
石油をよそから買うわけにはいかなかった。ところが、
日本は、
世界で一番安い
石油や一番安いボーキサイトや一番安い鉄鉱石を買って、それを製品にして売っていたのでこういう経済発展があった。その結果、やっぱりそれに対するいろいろな公害もありました。いろいろな
意味で、石化
エネルギーによって空気も若干は汚してきた。しかし、中国やアメリカに比べれば、
日本の空気に対する、CO2に対する
考え方というのはまだ正常だと思うんですね。
私は、これから小泉さんがアメリカへ行ったときにも、本当に説得力があるような、
エネルギーにもっとしっかりとした
意見を持ってもらいたいと思うんです。
例えばプルサーマル計画のときも、あれは内閣官房副
長官あたりがプルサーマル計画の中心になって、
各省の局長のいろいろな
意見を聞きながら取りまとめてやっていたわけですよ。だけれども、プルサーマル計画が、刈羽村でああいうような住民の投票があって、そのときにやはり、あの当時九〇%近い支持率があったんですから、本当に
エネルギーが大切だと思ったら小泉さんが行くべきなんですね。そういうことをすれば、
京都議定書のことでもブッシュさんにもっともっと説得力があるというふうに私は思いますので、やはり
エネルギーに対して総理
大臣が先頭に立ってやるぐらいの意気込みがないと、今回のこの新しい
法律も運用面において大変難しいことが出てくると思うんです。
やはり
目標を掲げて、
日本の本来の
エネルギーのあり方、電力のあり方、このベストミックスについて
大臣からまず御
意見を
伺いたいと思います。