○長妻
委員 その一人というのも、お伺いしますと、
要求をスイッチしたところのこの
資料には在留邦人が一人ということが書いてございまして、その一人というのは二〇〇〇年の十月現在で一人ということなんですが、ちょうど二〇〇〇年の十月に、
外務省の方が国連に出向してタジキスタンに赴任をされた。平成十二年十月一日から平成十三年の十一月末までちょうど一人、この方が、ぎりぎりセーフと言っていいんでしょうか、急に
外務省から国連に出向して、タジキスタンに十月に行かれて、一人というふうにカウントになったと思うのですが、ちょうど概算
要求をスイッチしたところのタジキスタンの
資料にも辛うじて一人とある。これは、ゼロ人だとまずいと思われたのか、そうではないのかということも疑問には思うのです。
もう一点でございますけれども、
外務省からいただいた
資料を拝見いたしますと、キルギスは
中央アジアで最も親日的な国であるというような文言もこの
外務省の文書にありまして、キルギスに対するODA、二国間ベースでは
日本はキルギスに対する最大のドナー国であるということで、有償
資金協力が九三年度以降累積二百五十七億円に上る、無償
資金協力も六十億円、約二百人、我が国における研修員も受け入れている、同国への専門家の派遣も長短合わせて十七件、開発研究が十件、JICAも派遣している、こういうようなことが書いてあります。
一方、タジキスタンを、
外務省からいただいた
資料を拝見しますと、タジキスタンは、無償
資金協力が九八年度までで累積三千五百万円、技術協力が研修員受け入れで同二億一千百万円と、全然段違いの形でキルギスとの
関係が強く、いろいろな交流があるわけでして、どう考えてもキルギスが先だと、
外務省の中からもそういう意見が漏れ聞こえているわけでございますけれども、にもかかわらずタジキスタンに変更をしている。
そして、鈴木宗男さんが、小泉総理の総理特使として二度任命をされてタジキスタンに行っているわけですけれども、ことしの一月の十六日にタジキスタンの
在外公館の開館のセレモニーがあって、そこにも鈴木宗男さんは
出席をした。これは、聞きますと、ウズベキスタンの中山
大使が、本当は在タジキスタンの
在外公館の開設のセレモニーは別の時期だったんだけれども、鈴木宗男さんが来るということで、急遽セレモニーの時期を、ことしの一月十六日、宗男さんが総理特使として来られるときと合わせてタジキスタンで
在外公館の開設セレモニーを行った。そう見ると非常に話がつながるわけでありまして、
川口大臣、これに関してもう一度
調査をされるような御予定はありますか。