○前原
委員 何を言っているのかさっぱりわからないんですが。もし
答弁できないんだったら、時間のむだになるので、
答弁しないでください。
要は、先ほど御
答弁があったように、ある人の持ち物を頼んで小分けにして持っていっても、それは法律上問題はないという
答弁があったわけです。これは、不法に国外に大量のお金をともすれば持ち出すことのできるという、外為法の精神に反するものであって、ここは看過できる話では私はないと思うんですね。
その点について、きょうは責任ある御
答弁をされる方がおられませんので、問題点として私はしっかりとテークノートをし、また、
答弁者にもその問題意識を持っていただいて、
大臣のおられるところでまたこの問題については私はしっかりと提起をし、またその方向性に
努力をしていただきたいと思います。
次の質問に行きます。
金融庁にお越しをいただいていると思いますが、第三の私のポイントは、この朝銀は、いわゆる総連との関係が新生朝銀については絶たれていなきゃいけない、こういうことでありました。その後、金融庁からも何回も御丁寧に、改善策について御
努力をされていると。またその中身についてもいろいろとお教えをいただいているところであります。例えば、「経営の透明性・独立性の確保」ということで、定款にまで四信用組合に盛り込ませるということになっております。
ただ、実態論として、ぜひここで金融庁の
皆さん方に
内容を理解していただきたいわけでありますが、この「経営の透明性・独立性の確保」のところに、「朝銀信用組合、朝銀で構成される団体、在
日本朝鮮人総連合会の役員経験者を役員としない」、こういうところが定款として盛り込まれました、したがって、総連との関係というものはある程度絶つことができます、こういうような
説明でありました。しかし、私の
調査によりますと、実際はそうなっておりません。
例えば、余り個人名を申し上げるのはいかがかと思いますので、個人名抜きで、役職名で申し上げますと、ハナ信用組合、この
理事長の方は朝鮮大学校の助手を経て経営学
部長、一貫して朝鮮大学校で勤務という方であります。これはハナ信用組合の新たな
理事長になられる方であります。あるいは、ミレ信用組合の
理事長の人は、経歴は商工会大阪府
理事長ということなんですね。
それで、朝鮮総連というのは任意団体なんです。そして、任意団体で、実質的にその支配をしているところは学習組と言われている裏の組織なんです。つまりは、朝鮮総連というのは表の看板であって実体はない、実際に朝鮮総連の運営を行っているところは学習組と言われるところなんですが、ハナ信用組合の新
理事長なる人は学習組の
幹部なんですね。つまりは、朝鮮総連の実体を取り仕切る組織の
幹部の人が新しい信用組合の
理事長になることになっています。また、ミレ信用組合も同じ学習組の
幹部。それから、兵庫ひまわり信用組合の
理事長になる人、商工会の学習組に所属。それから、京滋信用組合、商工会の学習組に所属。ということで、要は、朝鮮総連の実体の組織である学習組に所属をしている、あるいはその
幹部の方々が、新しい信用組合の
理事長になっているわけです。常務
理事なんかも全部調べました。調べていただいたと言う方が適切でありますけれども。
ということは、
皆さん方が総連との関係を新たな信用組合では切ろうと
努力をされているにもかかわらず、また、その中で定款まで設けさせて、総連の役員経験者を役員としないということでありますが、この場合の総連というのは、実質は学習組なんですよ、学習組。だけれども、学習組の役員、
幹部ばかりが
理事長になっているということは、この新たな四信組合の
理事長はすべて実質的には定款違反で
理事長になっているということになりませんか。
大臣、
答弁してください。