○岩本荘太君 無所属の会の岩本荘太でございます。限られた時間ですので、的確に御
答弁をお願いしたいと思います。
まず狂牛病ですが、狂牛病問題について、昨日私のEメールに入ってきた、一
国民といいますか「戸惑いかつ、怒れる
国民より。」という注釈がついておりますけれ
ども、その一節をちょっと紹介させていただきますが、「
消費者としては、大丈夫だと思いますとか、気がしますなどという
関係者の心もとない憶測に、自分や家族の生命を預けることはできないわけです。どうせ、発病し死んだところで、
関係者はなんら
責任はとらんのでしょうからね。したがって、あくまでも自己
責任に食してくださいというわけですから、なにを食べていいのかは各自の判断しかないのです。ならば、
情報の
徹底した開示が必要です。」と、これが今の
国民のかなりの多くの人の思いではないかなと思っております。
このEメールが来ましたのは、実は私、二十五日の
参考人の
意見陳述の後、私のメールマガジンの中で、私自身はその
参考人のお話を伺って、
消費者に対する安全は
確保されたと思いますと、したがって、もうこれから
市場に回った肉は安心して食べてくださいと、こう書いたことに対する返事がこれなんですよ。
これは、我々国
会議員が問われる面も多いと思いますけれ
ども、
行政に対する不信が非常にひどいと。これは何も
農林水産省だけに限ったことではないと思いますけれ
ども、この名誉回復、こういうことに対する名誉回復をするには相当な努力、生半可な努力ではできないと私は思っておりまして、そういう
意味で、これ
質問ではございません。今までお聞きしたような御
答弁が返ってくるでしょうから、
質問ではないんですが、そういう面をしっかりと心していただきたい。
もう
一つ言わしてもらえば、風評被害をなくすとかなんとかこう言っておられますけれ
ども、私が考えて、風評の震源地は農林省だと思うんですよ、言い過ぎかもしれませんけれ
ども。それはなぜかというと、方針がいろいろ変わったり、あるいはこう思いますとか、だろうだとかですね、その辺が非常に不信を買っているんじゃないかと。言い過ぎかもしれませんけれ
ども、その辺も十分お考えいただきたい。
それで、いわゆる狂牛問題、
質問に入りますけれ
ども、先ほど言いましたように、
消費者に対する安全は
確保されたと、その
方法論はいろいろ、
方法に対しての御
意見いろいろあると思いますけれ
ども、私は
確保されたと思っております。
ただ、
生産者に対する
安全宣言といいますか、これは
生産者が安全な牛を飼育できると、こういう
環境を整えるのが
生産者に対する安全
責任。
生産者は機械ではないわけですから、やっぱりかわいい牛を育てて
消費者においしい牛を食べてもらいたい、こういうことでやっているわけですから。自分が飼った牛が屠場に行って
検査したらだめだったと、これじゃ寂しい限りなんですね。
私は、だから、素人考えで、要するに、生まれてきて、その後、
肉骨粉を食べさせなければもうこれで安全なのかなと思っていたんです。必ずしもそんなこともないようなので、
生産者がこの牛をどこで育てた、経歴書つきかわかりませんけれ
ども、この牛を育てたら絶対安全だということが今言えるのか。もし言えないとすれば、じゃ、そのことに対して今どういうような取り組みをされているのか。この辺をひとつ
お答えを願いたいと思います。