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山本香苗君 公明党の
山本香苗と申します。今回、初めて質問させていただきます。
私は、
議員になるまで
外務省の方に勤めさせていただいておりました。残念ながら田中
大臣のもとで働くことはございませんでしたが、トルコで二年間、またカザフスタンで二年間ほど勤務した経験がございます。
武見委員長におかれましては、カザフスタン勤務時代に実はキルギス
邦人人質
事件におきまして大変お世話になりました。多分、恐らく覚えていらっしゃらないと
思いますが、キルギスにおいて初めて
武見委員長とお会いした際に、君、
日本語がうまいねと現地人と間違って声をかけていただいたことを覚えております。
御存じの
方々も大変多いと思われますが、キルギス、カザフスタン、そういった国々の
方々は
日本人でも見間違うほど私
たち日本人とよく似ておりまして、私
たち日本人と中央アジアの深いつながりというものを今しみじみと
感じておる次第でございます。
今回の
テロ以来、中央アジアが再び脚光を浴びておりますが、今回、この経験を生かして質問させていただきたいと
思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
では、質問に入らせていただきますが、今回、このタリバーンに対する米英の
軍事行動が始まる前に、私は自分のホームページにイスラムについての一文を書かせていただきました。実は、
アメリカへの
テロが起こったとき、イスラムとは何ですかと、そういった質問がたくさん寄せられたからなんです。そういった声もあって、私のイスラム観や、また私が実際見てきた、聞いてきた、体験した、そうしたイスラムのことについて書かせていただきました。
そうした中で、トルコの知人のおばあさんのこと、その方と出会ったときのことを書きましたけれ
ども、そのおばあさんというのは、まあ本当にトルコの小さな村に住んでいる熱心なイスラム教徒でありましたが、初めて会ったイスラム教徒でもない私に対して非常に愛情と慈しみを持って接してくださいました。人間は人間、そういった
思いを
感じた次第でございます。
この一文をホームページに載せたときに、これまたたくさんの感想をいただきました。初めてイスラムというものを知りました。イスラムというものを理解できました。イスラムを身近に
感じました。そうした声がたくさんありました。こうした声を聞いて、私は、
日本においてはまだまだイスラムというのは理解されていない、まだ認識が浅いんだなということを
感じました。
そこで、
官房長官にお伺いさせていただきたいと思っております。このイスラムのことについてでございますが、イスラム教徒の
方々というのは豚肉を食べてはならないといったことは御存じだと
思います。しかし、なぜ豚肉を食べちゃいけないのか、そういったことがあるのを御存じでしょうか。