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小林政府参考人 肉骨粉の肥料、飼料の扱いにつきましては、今
大臣から御
答弁がありましたように、例えば反すう動物以外の家畜、鶏、豚には、そもそもこれは科学的に大丈夫なのですけれ
ども、とにかく一たん全部とめる。とめた上で、今、BSE対策
検討会、こちらに幅広い
皆さんに集まっていただいております。これは
生産者、関連事
業者の方、それから消費者の
皆さん、そういった
皆さんに、
肉骨粉が一体どういうふうに使われていて、これをどういうふうに使えば安全なのかとか、それから、とめてあるのですけれ
ども、そもそもこれは安全なのですというようなことを十分公開で御説明しております。
そういった上で、これから、一たんとめたものをどういう形で解除していくかということで今
検討しているわけでございまして、今の飼料、えさの方の
関係ですけれ
ども、十月十九日、第二回目のBSE対策
検討会を行いました。そこで国際的な、WHOでありますとかOIE、そういったところの見解も御紹介いたしまして、鶏のみに由来するチキンミール、こういったものがございますが、そういうものは例えば豚、鶏用飼料へ利用する、こういうものを、今一時停止していますけれ
ども解除していくということが適当だろう、こういう御
意見もいただいているところでございます。
それから、こういった
意見とあわせまして、実際の混入防止ですね。そのものが安全だということと、それから、おっしゃるとおり、ほかのものと混入しない、それをどういうふうに進めていくんだということをあわせて御説明いたしまして、その上で一時停止
措置を解除するという方向で
検討しているところでございます。
それから、肥料につきましても、これもお尋ねがございました。やはり同じように
検討会で現状の御説明をした上で、幅広い
皆さんの
意見を伺いながら
検討しているところであります。
これも十月十九日の第二回の
検討会で
お話ししておりますが、肥料につきましても、新しい原料の調達ということになりますと、これはやはり鶏、豚由来の
肉骨粉の利用、これに限定していった方がいいだろうということでございます。
それから、
あと、OIEのところ、プリオンの不活性化
条件という
条件がございます、百三十度Cとか。そういったもので要するにちゃんと処理されている、しかも厳しい
条件で処理されている、そういういわば蒸製骨粉というものがございますが、こういったものを複合肥料、要するに、例えて言いますれば、単体ですと肥料とはいってもえさみたいになっちゃうかもしれない、だけれ
ども、複合肥料で
対応しますとそういった給与の心配もないわけでして、いわゆる混合しないような、そういうふうにちゃんと
対応できる
条件としまして、そういうものを肥料に使っていってもいいじゃないかというような御
意見もいただいているところでございます。
いずれにしましても、私
ども、こういった
検討会での幅広い
意見の中で、えさへの誤用、流用防止対策ということをきちんとやった上で、この御
意見を踏まえながら一時停止の解除を進めていくということで
検討しているところでございます。