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国務大臣(麻生太郎君) 今、簗瀬議員の方から御疑問がありましたように、前の
会議といろいろ重なったりしてなかなかと言われた。何となくスタートのところは、初めてのことをやりますのでいろいろなことがあったと思いますが、私はこの一月の二十何日かに急遽この担当になったときも、同じように、この財政諮問
会議というのは本当にまじめにやられるんでしょうかというのを最初に森さんに伺って、それをなさるなら、ちょっとまじめに、ちょっとこれは真剣に
考えにゃいかぬという
考えがありましたので、それを最初に
質問をさせていただいたところなぐらい、この財政諮問
会議というのは大事だったと。これは橋本
内閣でそもそもスタートしたものなんですけれども、これをつくろうという案が出ましたのは。今日までになっておりますが、過去五回
会議をしております。
簗瀬議員御存じのように、従来ですと簡単には積み上げ方式で、関東地方建設局栃木支所でつくり上げてきたものを、関東地方建設局の河川部なら河川部に上げて、それが本省の河川課に上がって、河川局に上がって、官房を通して建設省から大蔵省主計局の建設担当の主査に上がって、主計官を通って、ずっとそういうプロセスで上がってまいって、七月の概算要求までが、大体そこらのところが
予算が通りました四月以降ずっと流れが出てまいって、その後、主計と本省とのやりとりがあって、十二月に大体
予算ができる。もうそのころになりましたときには、
担当大臣とか総理
大臣の発言するとか介入するのは、もうずっと積み上げてきていますので、もうさわれるところは全くないと。全くないということはないですね、極めて少ないという状況でずっと来ていたものですから、今までの中ではもうきちんと積み上げられていた分がありますものですから、前年度に比べていってきたんだと思いますが。
それは、それなりに作動してまいった一番大きな理由は、間違いなく経済が伸び、経済が成長しており、同時に税収も伸びていた時代はそれなりに
対応ができたんだと思いますが、御存じのような状況になりましてからなかなかさようなわけにはいかないということで、この際、もう一回見直さにゃいかぬのではないかと。
大体、
世の中というものは少し従来とは違った大きな変化もできてきているんだからということに立って、少なくとも今、
国家経営という
観点に立てば、税収は仮にここは減っても、この分をやれば支出が減るんだから、国全体としてのバランスとしてはこれでいいじゃないかという発想というのは今まではなかなか出てこない、各省にしても、主税局と主計局と
立場が違いますので。
そういったことになっていたのを、何とかこれはした方がいいという発想からスタートして、少なくとも現在まで、民間の
方々四人の意見などというものは、おかしいという意見が堂々と出てきておりますので、私どもは、この五、六月までにこういったものをきちんと吸い上げて、
予算編成の大綱、
方針としてはこれですということを決めさせていただいて、少なくともこの分は減らそうとかいう話を決めさせていただいて、随分弾も飛んでくるとは思いますが、きちんと仕上げて、その後、それを閣議決定させていただいて、これが大綱ですということに基づきまして、概算要求の段階で、今度は財務省の方から、いわゆる査定という
立場におられますので、
予算編成はこういう
方針でやってくださいということが決まりましたので各省これでお願いしますという形でいかせたいと思っておりますが、初めてのことをやっておりますので、いろいろ、今までと話が違うじゃないかとか随分言われておりますのは事実ですが、私が入りますまでに想像していたよりはかなりきっちり事が転がり始めているなという感じが実感でありまして、もうちょっと先になったらきちんといろいろ公開していく
部分もやっていきたいと思っておりますので、わかりやすく
説明させていただきたいと思っております。