○副
大臣(
小坂憲次君) 松岡
委員のおっしゃるとおりに、新しい家に住んだらどんな
メリットがあるかわからなければなかなか引っ越す人も出てこないと思います。
しかしながら、家を建てるときに、松岡
委員の例をとるならば、やはりある程度設計のわかっている人に設計をしてもらわないといかぬわけですね。素人がいきなり家を建てようと思ってもなかなかできません。したがって、それぞれの知見のある人に集まっていただいて、そしてどんな家を建てたら住み心地がいいんだろうか。
今、利用者の方を見てみると、現在の
テレビでいろいろ
テレビショッピングというのを見ているけれ
ども、何か
テレビが一方的にこの商品は安いですよ、幾ら幾らです、わあなんて、何かあおられたみたいになって、
テレビショッピングはよく売れているようでございますけれ
ども、そんな傾向もある。一方では、インターネットでいろんな自分の欲しい情報をあちこちとれるようになってきて、
テレビでもこれができればいいのにねと、こういった一般の
皆さんの声も聞こえてくる。
そういったものを合わせますと、じゃ、こういう仕様にしたら
デジタルテレビというものができればできるわけだから、どうだろうかというところで
検討委員会ができて、そしてプロの目から、
放送事業者あるいは学者の
皆さんから、技術的な側面を含めて
検討していただいた。それから、パブリックコメント等をとりながら、
一つの方向性というものが見えてきましたので、ここで今度は政策としてこれを提案して、
法律にして通していただいたら、これは今度は現実のものになってまいります。
そういう中で、実際に
皆さんが利用すると、私、住んでみたんだけれ
どもとってもいいわよと、あなたも早くこういう家に住みなさいよと、こういう声が聞こえてくるのはこれからなんですね、まさに。二〇〇三年、二〇〇六年、それぞれの地域で始まりますと、そういった人がだんだんふえてまいります。そして、それでも現在の
テレビでも見られるんですね。そういうサイマルと言われる両方が出ている
期間が二〇一〇年まで続くわけでございます。今から十年間あるわけですね。
もう実験
放送が始まった
BSの現実と、それからこの二〇〇三年のそれぞれの地域における
放送、こういうものが合わさって実際に体験された方がふえてきますといろんな情報が
普及してくると思います。あわせて
総務省も
努力いたしますし、また
放送事業者の
皆さんも
努力をされる。
メーカーの
皆さんも宣伝に努める。そして、今はまだ家電のお店へ行きますと、先ほど八田
委員のお話もありましたけれ
ども、まだ十分に一般の家電の小売の
皆さんも内容がよく
理解できていないような
部分もある。それは
デジタルテレビの使い勝手がまだ十分に店員さんにまで
普及されていないということがあると思うんですね。
ですから、そういった面の今の弱いところを補強して、そして周知徹底を図っていくと今の
スケジュールに乗っていくことが十分にできるようになってくる。そのためにも今回の
法律を早く通していただきたいと、そんな
意味で一生懸命御
説明を申し上げているところでございます。
引き続き、何かお問い合わせに従ってまたお答えしたいと思います。