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2001-05-16 第151回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十三年五月十六日(水曜日) 午前十時四十分開会 ─────────────
委員
の
異動
三月二十八日
辞任
補欠選任
林
紀子
君
山下
芳生
君 三月二十九日
辞任
補欠選任
輿石
東君
本岡
昭次
君 五月十五日
辞任
補欠選任
大沢
辰美
君
八田ひろ子
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
白浜
一良
君 理 事
松谷蒼一郎
君 森下 博之君 木俣 佳丈君 加藤 修一君 委 員 加納 時男君 岸 宏一君 常田
享詳君
鶴保
庸介君
谷林
正昭君 堀 利和君
本岡
昭次
君
八田ひろ子
君
山下
芳生
君 岩本 荘太君
国務大臣
国務大臣
(
防災担当大臣
)
村井
仁君 副
大臣
内閣
府副
大臣
松下
忠洋
君
大臣政務官
内閣
府
大臣政務
官
阪上
善秀
君
事務局側
常任委員会専門
員 杉谷
洸大君
───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
災害対策樹立
に関する
調査
(
災害対策
の
基本施策
に関する件) ─────────────
白浜一良
1
○
委員長
(
白浜一良
君) ただいまから
災害対策特別委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御報告いたします。 去る三月二十八日、
林紀子
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
山下芳生
君が選任されました。 また、同月二十九日、
輿石東
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
本岡昭次
君が選任されました。 また、昨日、
大沢辰美
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
八田ひろ子
君が選任されました。 ─────────────
白浜一良
2
○
委員長
(
白浜一良
君)
災害対策樹立
に関する
調査
を議題といたします。
災害対策
の
基本施策
について
防災担当大臣
から
所信
を聴取いたします。
村井防災担当大臣
。
村井仁
3
○
国務大臣
(
村井仁
君) このたび
小泉内閣
の成立に当たり
防災担当大臣
に任命されました
村井仁
でございます。 今なお
活動
の続く
有珠山噴火
、
三宅
島
噴火
を初めとして、本年三月の
芸予地震
など、近年になく大規模な
災害
が相次いで発生しております。 まず、これらの
災害
によりお亡くなりになられた
方々
とその御
遺族
に対し深く
哀悼
の意を表しますとともに、現在も不安で不自由な
生活
を余儀なくされておられる
被災者
の
方々
に心よりお
見舞い
を申し上げます。
我が国
は、その
地理的位置
、地形、気象などの
自然的条件
から、各種の
災害
が発生しやすい
国土
となっており、
災害
から
国民
の
生命
、身体、
財産
を守ることは、国政の最も重要な責務の
一つ
であります。
政府
の
防災部門
が
内閣
府に移された
趣旨
を踏まえ、私は、
防災担当大臣
としてその重責を痛感しつつ、
所管部局
を督励し、
関係省庁
の協力を得て
災害対策
の
総合調整
を行い、常に
緊張感
を持ちながら
我が国
の
災害対策
の充実に尽力する覚悟であります。
防災
の
施策
としては、まず第一に、
内閣
府の
重要政策
に関する
会議
の
一つ
である
中央防災会議
の機能を十分に活用し、
防災施策
の総合的な
推進
を行う所存であり、一月二十六日の
中央防災会議
において会長である
内閣総理大臣
から御指示のあった、
防災情報体制
を中心にした
政府
の
防災体制
の再
点検
、
地震防災対策
の再
点検
、
東海地震対策
の再検討という三事項について、
関係省庁等
と連携しつつ、早急に具体化してまいりたいと考えております。 先般、本
委員会
御審議の
地震防災対策特別措置法
の
改正
により、
補助率
の
かさ上げ措置
の延長が行われたところでありますが、
地震
に強い
国土づくり
を一層
推進
するため、
政府
としても、本
法律改正
の
趣旨
にかんがみ、効率的かつ効果的な
地震防災施設
の
整備
を進めてまいります。 また、このたび
内閣
に設置された
都市再生本部
の一員として、
防災
の観点が生かされた
都市
の
再生
が実現するよう努力するとともに、
発災
時の
初動体制
については、
防災対策
にITを活用し、
中央防災無線網
及び
地震防災情報システム
、DISを引き続き充実するとともに、より実践的な
総合防災訓練
の実施に努めてまいります。
三宅
島
噴火災害
への
対策
についてでありますが、昨年六月に
火山活動
が活発化して以来一年弱が過ぎました。依然として
火山活動
が継続し、多量の
火山ガス
の放出が続いている中ですが、
観測体制
の
整備
や道路、電力などの確保に努めるとともに、
泥流
による
人家等
の被害の
拡大防止
を目的とした
泥流対策等
を集中的に実施するため、
三宅
島での
夜間滞在
を行うこととし、今月四日より
防災関係者
による試行を開始したところです。 今後も、長期にわたり
避難生活
を強いられている
被災者
の
方々
への
支援
について、その実態を踏まえ、できる限りの
対策
を講じたいと考えております。
有珠山
については、
火山活動
は次第に低下していますが、小規模な
水蒸気爆発
が継続しています。その中にあって、
洞爺湖温泉地区
の旅館、ホテルの営業は再開されましたが、
地域経済
は厳しい状況にあります。
地域
の
復興対策
については、北海道が本年三月に取りまとめた
復興計画基本方針
に基づき、今後、各市町において具体的な
復興計画
が策定されます。
政府
としてできる限りの
支援
を行うとともに、
被災地
の
復興
の気運を盛り上げ、
安全性
を
全国
に力強く訴えるための
施策
も考えてまいります。
白浜委員長
を初め
理事
、
委員各位
の格別の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
)
白浜一良
4
○
委員長
(
白浜一良
君) 以上で
所信
の聴取は終わりました。 この際、
松下内閣府副大臣
及び
阪上内閣
府
大臣政務官
から発言を求められておりますので、これを許します。
松下内閣府副大臣
。
松下忠洋
5
○副
大臣
(
松下忠洋
君) おはようございます。 このたび
内閣
府副
大臣
を拝命いたしました
松下忠洋
でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、昨年からことしにかけまして
全国各地
で
災害
が頻発しておりますけれども、これらの
災害
によりお亡くなりになられた
方々
とその御
遺族
に対して深く
哀悼
の意を表します。あわせて、
被災者
の
方々
にも心からお
見舞い
を申し上げるところでございます。 副
大臣
といたしまして、
村井防災担当大臣
を補佐して、
関係省庁
との連携のもと、総合的な
災害対策
を
推進
することによって、
国民
が安心して暮らすことのできる
国づくり
を進めてまいります。
白浜委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。(
拍手
)
白浜一良
6
○
委員長
(
白浜一良
君)
阪上内閣
府
大臣政務官
。
阪上善秀
7
○
大臣政務官
(
阪上善秀
君) このたび
内閣
府の
大臣政務官
に就任いたしました
阪上善秀
でございます。
平成
七年、
阪神大震災
の経験を生かし、まず
被災地
の現場を知り、そして現地の方の生の声をよく聞き、スピーディーに
国民
の
生命
、
財産
を守るという
防災行政
の
推進
に取り組んでまいりたいと思っております。
白浜委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますように心からお願い申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
)
白浜一良
8
○
委員長
(
白浜一良
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時四十七分散会