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2001-02-23 第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十三年二月二十三日(金曜日) 午後零時三十二分
開議
出席委員
委員長
高市 早苗君
理事
岩永
峯一
君
理事
鈴木
恒夫
君
理事
田野瀬良太郎
君
理事
渡辺 博道君
理事
平野 博文君
理事
藤村 修君
理事
西 博義君
理事
都築 譲君 青山 丘君
岡下
信子君 嘉数 知賢君 谷垣 禎一君 谷田 武彦君 谷本 龍哉君
中谷
元君 馳 浩君 林 省之介君 水野 賢一君 宮澤 洋一君 森岡 正宏君 森山 眞弓君 大石 尚子君
鎌田さゆり
君
中村
哲治
君 葉山 峻君
肥田美代子
君 松沢 成文君
三村
申吾
君
山谷えり子
君
山元
勉君
池坊
保子
君 斉藤 鉄夫君
武山百合子
君
石井
郁子
君
児玉
健次
君
中西
績介
君 山内 惠子君
松浪健四郎
君 …………………………………
文部科学大臣
町村
信孝君
文部科学
副
大臣
大野
功統
君
文部科学
副
大臣
河村
建夫君
文部科学大臣政務官
池坊
保子
君
文部科学大臣政務官
水島 裕君
文部科学委員会専門員
高橋 徳光君
—————————————
委員
の異動 二月二十三日
辞任
補欠選任
杉山
憲夫
君
中谷
元君 牧
義夫
君
中村
哲治
君
山口
壯君
三村
申吾
君 同日
辞任
補欠選任
中谷
元君
杉山
憲夫
君
中村
哲治
君 牧
義夫
君
三村
申吾
君
山口
壯君
—————————————
二月十九日
教育条件改善特別助成
など
私学助成
の
大幅増額
と
小中高校
三十人
学級
の
早期実現
に関する
請願
(
松本善明
君
紹介
)(第四号) 同(
安住淳
君
紹介
)(第六二号) 同(
今野東
君
紹介
)(第六三号)
教育費
の
父母負担軽減
、
教育予算
の
大幅増額
に関する
請願
(
吉井英勝
君
紹介
)(第五号)
私学助成
の
拡充
、三十人以下
学級実現
、
教育予算
の
増額
に関する
請願
(
中林よし子
君
紹介
)(第六号) 同(
粟屋敏信
君
紹介
)(第三三号)
私学助成
の
拡充
と三十人
学級
の
実現
に関する
請願
(
瀬古由起子
君
紹介
)(第七号) 同(
小林憲司
君
紹介
)(第三四号) 同(
牧義夫
君
紹介
)(第三五号) 同(
河村たかし
君
紹介
)(第六四号) 同(
古川元久
君
紹介
)(第六五号) 同(
伊藤英成
君
紹介
)(第八〇号) 同(
伴野豊
君
紹介
)(第八一号) 同(
赤松広隆
君
紹介
)(第一三五号) 同(
前田雄吉
君
紹介
)(第一三六号) すべての
子供たち
に行き届いた
教育
、心の通う
学校
に関する
請願
(
山村健
君
紹介
)(第八号) すべての
子供
に行き届いた
教育
、
私学助成増額
に関する
請願
(
永田寿康
君
紹介
)(第九号) 行き届いた
教育
、三十人
学級
の
早期実現等
に関する
請願
(
春名直章
君
紹介
)(第一〇号) 行き届いた
教育
を進めるための
私学助成
の
大幅増額等
に関する
請願
(
穀田恵二
君
紹介
)(第一一号) 三十人
学級
、
私学助成拡充
に関する
請願
(
松本龍
君
紹介
)(第二八号) 同(
古賀一成
君
紹介
)(第六六号) 同(
北橋健治
君
紹介
)(第九〇号) 三十人
学級
の
制度化
、行き届いた
教育
に関する
請願
(
奥田建
君
紹介
)(第二九号)
小中高
三十人
学級実現
、行き届いた
教育
に関する
請願
(
島聡
君
紹介
)(第三〇号) すべての
子供
に行き届いた
教育等
に関する
請願
(
細川律夫
君
紹介
)(第三一号) 行き届いた
教育
の
実現
に関する
請願
(
漆原良夫
君
紹介
)(第三二号)
学校事務職員
・
栄養職員
の
定数改善
と
給与費等半額国庫負担
の
拡充
に関する
請願
(
石井郁子
君
紹介
)(第四九号) 同(
小沢和秋
君
紹介
)(第五〇号) 同(
大森猛
君
紹介
)(第五一号) 同(
木島日出夫
君
紹介
)(第五二号) 同(
児玉健次
君
紹介
)(第五三号) 同(
佐々木憲昭
君
紹介
)(第五四号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第五五号) 同(
中林よし子
君
紹介
)(第五六号) 同(
春名直章
君
紹介
)(第五七号) 同(
松本善明
君
紹介
)(第五八号) 同(
山口富男
君
紹介
)(第五九号) 三十人
学級実現
、
高校希望者全員入学等
に関する
請願
(
石井郁子
君
紹介
)(第六〇号) 同(
肥田美代子
君
紹介
)(第九一号)
文教予算
の
増額
、行き届いた
教育実現
に関する
請願
(
土井たか子
君
紹介
)(第六一号) 同(
土井たか子
君
紹介
)(第八二号)
私学助成
の
大幅拡充
、三十人
学級
の
早期実現
、
教育費
の
父母負担軽減
に関する
請願
(
金子恭之
君
紹介
)(第七九号) 三十人
学級
の
実現
、
教育予算
の
大幅増
、
父母負担軽減
に関する
請願
(
中村喜四郎
君
紹介
)(第八八号) 行き届いた
教育
の
充実
に関する
請願
(
肥田美代子
君
紹介
)(第八九号) 同(
肥田美代子
君
紹介
)(第一三七号)
私学助成
の
大幅増額
など
教育関係予算
の
拡充
に関する
請願
(
黄川田徹
君
紹介
)(第一三三号)
私学
の
学費値上げ抑制
、
教育
・
研究条件
の
改善
、
私学助成増額
に関する
請願
(
中村哲治
君
紹介
)(第一三四号) 同月二十三日 行き届いた
教育
の
充実
に関する
請願
(
肥田美代子
君
紹介
)(第一六一号) 同(
肥田美代子
君
紹介
)(第一九六号) 同(
肥田美代子
君
紹介
)(第二六二号) 同(
肥田美代子
君
紹介
)(第二七五号) 同(
肥田美代子
君
紹介
)(第二九六号)
私学
の
学費値上げ抑制
、
教育
・
研究条件
の
改善
、
私学助成増額
に関する
請願
(
植田至紀
君
紹介
)(第一六二号) 同(辻元清美君
紹介
)(第二七六号) 三十人
学級
の
実現
、
教育費
の
父母負担軽減
に関する
請願
(
平岡秀夫
君
紹介
)(第一九一号)
私学助成
の抜本的
拡充等
行き届いた
教育
に関する
請願
(
中川智子
君
紹介
)(第一九二号)
幼稚園
の
就園奨励金
の
拡充等
に関する
請願
(
矢島恒夫
君
紹介
)(第一九三号)
教育条件改善特別助成
など
私学助成
の
大幅増額
と
小中高校
三十人
学級
の
早期実現
に関する
請願
(
鎌田さゆり
君
紹介
)(第一九四号)
文教予算
の
増額
、行き届いた
教育実現
に関する
請願
(
中川智子
君
紹介
)(第一九五号) 同(
藤木洋子
君
紹介
)(第二九五号) すべての
子供たち
に行き届いた
教育
、心の通う
学校
に関する
請願
(
原口一博
君
紹介
)(第二六〇号) 三十人
学級
、
私学助成拡充
に関する
請願
(
中西績介
君
紹介
)(第二六一号)
教職員
をふやすなど行き届いた
教育
に関する
請願
(
山元勉
君
紹介
)(第二七一号)
国立大学病院
の
看護婦
の増員に関する
請願
(
山元勉
君
紹介
)(第二七二号)
私学助成
の抜本的な
拡充
と三十人
学級
の
早期実現
に関する
請願
(
山元勉
君
紹介
)(第二七三号) 行き届いた
教育
に関する
請願
(
山元勉
君
紹介
)(第二七四号)
教職員
をふやし、
小中高
三十人
学級
の
早期実現等
に関する
請願
(
児玉健次
君
紹介
)(第二九四号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
文部科学行政
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
高市早苗
1
○高市
委員長
これより
会議
を開きます。
文部科学行政
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
町村文部科学大臣
。
町村信孝
2
○
町村国務大臣
第百五十一回
国会
におきまして各般の
課題
を御審議いただくに当たりまして、私の
所信
を申し上げます。 初めに、去る二月十日に
ハワイ
・
ホノルル沖
で発生いたしました、
愛媛県立宇和島水産高等学校実習船えひめ丸
の、
米海軍原子力潜水艦グリーンビル
との衝突、沈没という大変痛ましい
事故
について御
報告
を申し上げます。 まず、今回の
事故
によって
被害
を受けられた
皆様
、御家族、
関係者
の
方々
に心よりお見舞いを申し上げるとともに、今なお行方不明となっておられる
方々
の安否を心より案ずるものでございます。 その後の
調査
により、
えひめ丸
の船体は、
衝突現場
から約九百メートル離れた水深約六百メートルの海底にあることが確認されました。
日本政府
としては、当初から
米国政府
に対し、
人命尊重
を第一とした
救助活動
の
推進
、
事故原因
についての早急な解明と
情報
の提供、
えひめ丸引き揚げ
に向けた作業の
推進
を強く要請しており、
米国側
としても可能な限りの
努力
を払う旨繰り返し表明されているところであります。また二月二十日には、
えひめ丸引き揚げ
問題に関する
関係省庁連絡会議
を開催し、
米国
との協議のため、既に
専門家
を派遣いたしました。
文部科学省
としても、
事故発生
後直ちに
対策本部
を設置するとともに、現地に
職員
を派遣し、
関係機関
との
連絡
、
情報収集
や、
生徒
、
保護者
、
学校関係者等
の
支援
に努めてきたところであります。 特に、
事故
に遭った
生徒
を初めとする
生徒
や
教員等
の心の
ケア
につきましては、愛媛
県教育委員会
が、
同校
に心の
ケア
に詳しい
職員
を派遣したり、
臨床心理士
を常駐させるとともに、
同校
の
養護教諭
、保健所、
愛媛大学教育学部
の
専門家等
と連携をとり
対策
を講じているところですが、
文部科学省
としても、
県教育委員会
からの要望に応じ、迅速かつ積極的な
支援
を行ってまいります。 また、今回の
事故
を踏まえ、改めて、
全国水産高校実習船運営協会
を通じ
実習船管理校等
に対し、特に入出港の際の
沿岸航海
において航行に十分注意するよう
指導
したところであり、さらに、
ハワイ
に寄港する
実習船
の安全の
確保
について
米国政府
に要請するなど、引き続き安全の
確保
に努めてまいります。
文部科学省
としては、今後とも、
関係者
の思いを十分に受けとめ、可能な限りの対応をしてまいる
所存
でございます。 私は、昨年十二月五日に
文部大臣
並びに
科学技術庁長官
を拝命いたしましたが、本年一月六日、
中央省庁再編
により、初代の
文部科学大臣
に就任いたしました。 二十一
世紀
は、
経済社会
が急速に進展し、人類が克服しなければならない数多くの諸
課題
に直面する
激動
の
時代
になることが予想されます。その中で
我が国
が目指すべき方向は、主体性を持って
国際社会
に貢献し、
世界
から尊敬される、心の豊かな美しい
国家
の
実現
であります。また、
少子高齢社会
においても、
国際競争力
を維持し、
経済社会
の
持続的発展
を達成するための
人材
の
養成
、
知的資産
の
創出
を進めることこそが
我が国
の
存立基盤
であります。 私は、これまで文部省が担ってきた
教育
、
学術
、
スポーツ
、
文化
の
振興
と、
科学技術庁
が担ってきた
科学技術
の
振興
に関する
施策
を一体的かつ迅速に進め、
激動
の
時代
の中、
子供たち
に夢を与え、
我が国
の明るい
未来
を切り開いていくことが、新しい
文部科学省
の使命であると考えております。 このような認識の
もと
、以下に申し述べます
事項
についての
施策
を総合的に展開してまいります。
我が国
の
教育
は、第二次
世界大戦
後、
機会均等
の理念を
実現
し、
国民
の
教育水準
を高め、
経済社会
の発展の原動力になりました。しかし、現在の
教育
の
状況
に目を向けると、
国民
や
社会
の
教育
に対する信頼が大きく揺らぎ、
我が国
の
教育
は危機に瀕しています。 新
世紀
を迎えた今、
国家
百年の計である
教育
を根本に立ち返って見直し、
我が国
の進路に誤りなきを期す必要があります。 昨年末、
教育改革国民会議
が
最終報告
を取りまとめられました。
文部科学省
としては、その
提言
も踏まえ、先ごろ、二十一
世紀教育新生プラン
を策定いたしました。今後、これに基づき、
教育
の
新生
を目指し、
学校
がよくなる、
教育
が変わるという実感が持てるような
教育改革
を迅速かつ果断に実行してまいります。 今
国会
では、まず緊急に対応すべき
事項
として、一連の
教育改革関連法案
や、
関連予算
を盛り込んだ
平成
十三年度
予算案
の成立に
全力
を尽くしてまいります。 また、
中央教育審議会
においては、新しい
時代
における
教養教育
の
あり方
について引き続き御審議いただくほか、
社会奉仕体験活動
の
充実
や今後の
教員免許制度
の
あり方等
について御
検討
願いたいと考えております。 新しい
時代
にふさわしい
教育基本法
の見直しについては、
教育改革国民会議最終報告
を踏まえ、
文部科学省内
で
検討
を行った上で、
中央教育審議会等
で幅広く
国民
的な議論を深めるなど、しっかりと取り組み、
成果
を得てまいります。
初等中等教育
については、
平成
十四年度からの
完全学校週
五日制の
もと
、各
学校
で特色ある
教育
を展開し、
子供たち
の
基礎学力
の
向上
を図るとともに、みずから学び、みずから考える力などの生きる力がはぐくまれるよう、新しい
学習指導要領
のねらいの
徹底
とその
実現
に努めてまいります。 また、人間性豊かな日本人を
育成
するため、
社会奉仕体験活動
や
自然体験活動等
の一層の
充実
を図るための
所要
の
法改正
をお願いするなど
体験活動
の
充実
に努めるとともに、心のノートを全
児童生徒
に配付するなど、
道徳教育
の
充実
を図ってまいります。さらに、
子供たち
の
問題行動等
に対応するため、
スクールカウンセラー
の配置の
拡充
など
教育相談体制
の
充実
を図るほか、
出席停止制度
の
改善
のための
所要
の
法的整備
を図る
所存
であります。 また、
実践的コミュニケーション能力
の一層の
育成
を目指した
外国語教育
の
充実
や、二〇〇五年度までに
全国
の
学校
のすべての教室にコンピューターを
整備
しインターネットにアクセスできる
環境
を
実現
することなどを目指したミレニアム・プロジェクトの
推進
を図ってまいります。 このほか、
中高一貫教育校
や
単位制高等学校
、
総合学科
など特色ある
高等学校
の
設置促進
、
コミュニティースクール等
の新しいタイプの
学校
についての
検討
、
高等学校入学者選抜
の
改善
、
特別支援教育
の
振興
、
人権教育
、
環境教育
の
推進
、
読書指導
の
充実
、
教育内容
・方法の
多様化
に対応した
学校施設
の
整備等
を
推進
してまいります。また、
人間形成
の
基礎
が培われる
幼児期
の
重要性
にかんがみ、
幼児教育
の
充実
に努めてまいります。
教職員定数
の
改善
につきましては、
平成
十三年度から新しい
教職員定数改善計画
をスタートさせ、
基礎学力
の
向上
ときめ細かな
指導
のため、
基本的教科
について二十人授業を可能とするなどの
改善
を行いたいと考えており、そのための
所要
の
法的整備
を図ってまいります。
教員
の
資質向上
につきましては、
養成
、採用、研修を通じた
施策
の
充実
、特に
教員
の
社会体験研修
の
拡充
や、
社会人
の一層の
活用
を
促進
してまいります。
児童生徒
への
指導
に当たることが不適切な
教員
については、
分限処分
など、迅速かつ適切な人事上の措置が講じられるよう取り組むとともに、
教員
以外の職に円滑に異動させるための方途についても
所要
の
法的整備
を図る
所存
であります。 また、
学校
の
自主性
、
自律性
を確立し特色ある
学校づくり
を促す観点から、
通学区域
の
弾力化
を進めるとともに、校長の裁量の拡大を図ります。また、
学校評議員制度
の一層の
活用
など
地域
に開かれた
学校づくり
を
推進
するとともに、
法改正
を含め、
教育委員会
の一層の
活性化
を促してまいります。 このほか、三宅島の
噴火等
により
被害
を受けた
地域
の
子供たち
の
教育
と心の
ケア等
の
支援
を引き続き進めてまいります。
高等教育
については、
社会
の多様な期待や要請にこたえつつ、各
大学
がその役割を適切に果たし、
国際的競争力
のある個性輝く
大学づくり
ができるよう、これまでも
教育研究システム
の
柔構造化
や、責任ある
意思決定
と実行を可能とする
組織運営体制
の
整備
、
第三者評価
を含む多元的な
評価システム
の
確立等
に努めてきたところであります。 今後も、
競争的環境
の
もと
で、
大学
の
自主性
、
自律性
や
国際通用性
をさらに高めるため、昨年十一月の
大学審議会答申
「
グローバル化時代
に求められる
高等教育
の在り方について」などの
提言
も踏まえつつ、今
国会
に、
国立大学
の
講座等
の
組織編制
の
柔軟化
や
大学
への十七歳
入学
、
大学院
への学部三年修了時からの
入学
の
促進
についての
関係法律
の
改正
をお願いしたいと考えております。また、
教育研究拠点
としての
大学院
の
重点的整備
、
大学評価
・
学位授与機構
による
第三者評価
の
実施
を進めるなど、さらなる
大学改革
に
全力
で取り組んでまいります。 なお、
大学入学者選抜
の
改善
については、昨年十一月の
大学審議会答申
「
大学入試
の
改善
について」における
提言
を踏まえつつ、
評価尺度
の
多元化
や受験生の能力、
適性等
の多面的な判定がさらに進むよう、一層の
工夫改善
に努めてまいります。
私立学校
については、
私立学校振興助成法
の趣旨にのっとり、
教育改革
の
推進
や
学術研究基盤
の
強化
に配慮しつつ、
私学助成
の
充実
に努めてまいります。また、学生が自立して学べるよう、
育英奨学事業
の
充実
を図るとともに、
学生生徒
の
就職指導
の
充実
、インターンシップの
拡充
などに最大限
努力
してまいります。 人々が生涯にわたり
自己実現
を図っていくためには、生涯のあらゆる時期に
学習機会
を選択して学ぶことができ、その
学習
の
成果
が適切に評価される生涯
学習社会
を築いていくことが極めて重要です。このため、
情報社会
に対応した生涯
学習
の
環境整備
、
大学等
への
社会人
の受け入れの
促進
、放送
大学
の
充実
、
専修学校教育
の
充実等
をさらに進めてまいります。 また、
学校教育
及び
社会教育
を通じた
男女共同参画社会
の
形成
に向けた
施策
の
推進
に努めるとともに、
幼稚園
における
子育て支援
など、
少子化対策
についても積極的に
施策
を展開してまいります。
青少年
を取り巻く
状況
が著しく変化する中で、
未来
への夢や目標を抱き、豊かな
社会
をつくる営みに積極的に取り組むことのできる
青少年
を
育成
するため、
子どもセンター
の
全国展開
など
全国
子ども
プラン緊急三ヶ年
戦略
の
推進
、今
国会
で
関係法律
の
改正
をお願いしております
子供
の
体験活動等
の
振興
のための
子ども
ゆめ基金の創設、
青少年
を取り巻く
有害環境
への
対策
などに取り組んでまいります。さらに、
運動部活動
や
地域
における
スポーツ活動
の
充実
に努めるとともに、
児童生徒
への
健康相談活動
、
薬物乱用防止教育
、性
教育
、食に関する
指導
など、
健康教育
の一層の
充実
に取り組む
所存
です。 また、すべての
教育
の
出発点
である
家庭教育
の
充実
を図るため、
子育て講座
の開設や親の悩みや不安に対する
相談体制
の
整備
など、
家庭教育
の
支援
を
推進
してまいります。 さらに、
家庭
や
地域
の
教育力向上
のための
法改正
をお願いするとともに、異世代間の交流の
推進
、PTAや
青少年団体
の
支援
などの
施策
を積極的に展開してまいります。
科学技術
と
学術
は、我々に新しい発見や知識をもたらし、それをさまざまな問題の
解決
やより豊かな暮らしのために
活用
することを可能とします。
我が国
が国際的な
競争環境
の中で持続的に発展し、
国民
の
生活水準
を
向上
させていくとともに、その
成果
を
世界
に向けて発信し、
人類共通
の
問題解決
に貢献していくためには、
我が国
の最も貴重な
資源
である頭脳によって
世界
をリードする
科学技術創造立国
を目指して、たゆまぬ
努力
をしていくことが必要であります。 現在、
総合科学技術会議
において、二十一
世紀
における
我が国
の
科学技術振興
の
基本
となる
総合戦略
が
検討
されており、三月末には、新しい
科学技術基本計画
が策定される予定であります。
文部科学省
といたしましては、本
計画
に基づき、
政府
における
研究開発
の主体を担うという立場から、
科学技術
と
学術
のそれぞれの長所を生かしつつ、両者の調和と
融合
を図り、
創造性
に富んだ
世界最高水準
の
成果
を生み出すための
研究開発
を総合的に
推進
してまいります。 このため、
科学研究費補助金
を初めとする
競争的資金
の
拡充
などによる
競争的研究環境
の
整備
、
若手研究者
の
活躍機会
の増大、
産学官連携
の
強化
、
研究成果
の
社会還元
の
推進
、
研究評価
の
充実
と
透明性
の
確保
、
大学
などの
研究施設
の
重点的整備
など、
我が国
の
科学技術システム
の
改革
に努めてまいります。また、
基礎研究
を
推進
するとともに、
地域
の
資源
やポテンシャルを
活用
した、
地域
における
科学技術
の
振興
のための
施策
を展開してまいります。 二十一
世紀
は
生命科学
の
世紀
と言われるように、
生命
についての
理解
は、医療、食料、
環境等
の
分野
に大きな変革をもたらすものです。
我が国
がこれらの
分野
でリーダーシップを発揮し、健康で活力ある
社会
を
実現
するため、
ゲノム科学
、免疫・アレルギー・
感染症研究
、
脳科学等
の
ライフサイエンス
を重点的に
推進
してまいります。なお、
生命倫理
の問題について、人の尊厳の
保持等
に重大な影響を与える
クローン人間
の産生の
防止
を初めとして、
国民
の幅広い意見をくみ上げつつ、慎重に取り組む
所存
であります。 また、あらゆる
科学技術
の
基盤
となる
ナノテクノロジー
・材料、
社会
全体の
IT革命
を先導する
情報科学技術
、
地球温暖化
などの
環境
問題の
解決
に資する
研究開発
などを重点的に
推進
してまいります。さらに、
国民
の安全な生活の
確保
にとって重要な
地震調査研究
などの
防災科学技術
の
研究
を積極的に
推進
してまいります。
宇宙
の
研究
、
開発
、
利用
につきましては、昨年十二月に
宇宙開発委員会
が策定した
我が国
の
宇宙開発
の
中長期戦略
に基づいて、
我が国
の
次期主力ロケット
である
H2Aロケット
の
開発
などを着実に進めてまいります。
原子力
につきましては、昨年十一月
原子力委員会
が策定した
原子力
の
研究
、
開発
及び
利用
に関する
長期計画
を踏まえ、加速器、レーザー、
核融合等
の先端的な
研究開発
、
放射線利用
、「もんじゅ」による
高速増殖炉サイクル技術
の
研究開発
などを、
地元住民
を初めとする
国民
の
皆様
の
理解
と協力を得つつ、着実に進めてまいります。
原子力
の
研究開発
及び
利用
に当たっては、安全の
確保
が大前提であります。一昨年の
臨界事故
による教訓を十分に踏まえ、厳正な規制と
管理
の
実施
、緊急時
対応体制
の
強化
、
安全研究
の
推進
などにより、所管の
施設
の
安全確保
に万全を期してまいります。 独創的で創造的な
研究成果
を生み出すためには、将来の
科学技術
を担う
人材
の
養成
を積極的に
推進
することが重要です。このため、
日本科学
未来
館などの場を積極的に
活用
し、
青少年
の
科学技術
に対する関心の喚起や
創造性
の涵養、
国民
の
科学技術
に対する
理解
の増進を図ってまいります。また、ITを
活用
した
科学技術
、
理科教育
の
推進
を図るとともに、
若手研究者
の
流動化
の
促進等
による優秀な
研究者
の
養成確保
、一流の
技術者
を
養成
するための
教育システム
の構築などに努めてまいります。 以上の
施策
を実行するためには、
政府研究開発投資
の
拡充
が必要不可欠であります。昨年十二月に
科学技術会議
が出した
科学技術基本計画
に関する
答申
では、
政府研究開発投資
の総額について、対
GDP比
一%を目指し、
平成
十三年度から五年間で二十四兆円とすることが必要とされています。新しい
科学技術基本計画
に沿って、
投資
の
重点化
、
効率化
、
透明化
を図り、
研究開発
の質の
向上
に努めつつ、
政府研究開発投資
の
拡充
に
全力
を挙げて取り組んでまいります。 明るく健全で活力に満ちた
社会
の
形成
のためには、
スポーツ
の
振興
が重要であります。このため、昨年九月に策定した
スポーツ振興基本計画
に沿って、
国民
のだれもが日常的に
スポーツ
に親しむことができる生涯
スポーツ社会
の
早期実現
や、本年十月に
開所予定
の
国立スポーツ科学センター
の
活用
などによる
競技者
の
育成
、
強化
など、
競技力
の
向上
に取り組んでまいります。また、二〇〇二年
ワールドカップサッカー大会
の開催、二〇〇八年
夏季オリンピック
の
大阪招致
の成功に向け
努力
してまいります。 さらに、新たな財源として期待される
スポーツ振興くじ
が健全な
制度
として
社会
に定着するよう、十九歳未満の者に対する
販売禁止措置
の
徹底
を図りつつ、本年三月からの
全国販売
に向けて着実に準備を進めてまいります。
文化
は国の
存立基盤
であり、心豊かで活力ある
社会
を築いていくためには、
我が国
の特色ある
伝統文化
を大切にするとともに、
文化
の一層の
振興
を図り、
文化大国
の
実現
を目指していくことが重要です。このため、
地域
における個性的な
文化
の
創出
を
支援
するとともに、
芸術創造活動
の
活性化
、
文化
財の保存、
活用
、国語の
改善
、普及、
文化
を支える
人材
の
養成確保
、美術館、
博物館等
の
整備充実
などに積極的に取り組んでまいります。 また、
著作権制度
については、
情報通信技術
の発達や国際的動向を踏まえつつ、今後ともその
充実
に努めてまいります。宗教法人
制度
については、信教の自由に配慮し、今後とも円滑な宗務行政の遂行に努めてまいります。 さきの施政方針演説において、総理が「地球の
世紀
」と述べられたように、二十一
世紀
はあらゆる活動のボーダーレス化が進み、ますますグローバルな視点が必要となってまいります。このため、ユネスコやOECDなどの国際機関を通じた協力など、
教育
、
科学技術
・
学術
、
スポーツ
、
文化
の各
分野
において、国際交流・協力及び国際貢献を積極的に進めてまいります。 昨年の九州・沖縄サミットにおいては、今後十年間で学生、
教員等
の交流を倍増する旨がうたわれたところです。これに対応して、
未来
からの大使である留学生の受け入れ十万人
計画
の達成に向け、留学生に対する
支援
や国際
研究
交流
大学
村の建設など、留学生交流のための総合的な
施策
を
推進
してまいります。 また、海外の優秀な
研究者
の積極的な受け入れや、そのための宿舎の
整備
などの
環境整備
を進めるとともに、国際
宇宙
ステーション
計画
などの国際協力プロジェクトに積極的に参加し、
科学技術
・
学術
分野
における国際的な活動を積極的に展開してまいります。 さらに、海外子女
教育
、帰国
児童生徒
教育
や外国人
児童生徒
教育
の
充実
、
教職員
交流の
充実
、
我が国
の
文化
の海外発信、日本語
教育
の普及、海外の貴重な
文化
財の保存修復への協力などに努めてまいります。 以上、私の
所信
を述べさせていただきました。 さきにも申し上げましたとおり、
教育改革
の
推進
を初めとして、国の将来にかかわる重要
課題
が山積しております。
文部科学省
といたしましても、最大限の
努力
を払ってまいりますが、
委員
各位におかれましても、特段の御
理解
と御協力を賜りますよう心よりお願いを申し上げます。 どうもありがとうございました。(拍手)
高市早苗
3
○高市
委員長
次に、
平成
十三年度
文部科学省
関係予算の概要について説明を聴取いたします。大野
文部科学
副
大臣
。
大野功統
4
○大野副
大臣
文部科学
副
大臣
の大野
功統
でございます。
教育
あるいは
科学技術
の
振興
は二十一
世紀
日本再生の原動力である、私はこのような信念の
もと
に、高市
委員長
初め
理事
、
委員
の先生方の御
指導
を仰ぎながら、
町村
文部大臣
を中心に一体となりまして
文部科学行政
に取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 そこで、
河村
副
大臣
が参議院の
国会
の説明の関係で先にあいさつをしないと間に合いませんので、どうぞ、申しわけございませんが、先にあいさつをさせていただきます。
高市早苗
5
○高市
委員長
それでは、
河村
文部科学
副
大臣
。
河村建夫
6
○
河村
副
大臣
それでは、お許しをいただきまして、一言就任のごあいさつをさせていただきます。 このたび、省庁再編で新しくできました
文部科学省
の、初代の
文部科学
副
大臣
に就任をいたしました
河村
建夫でございます。文部総括政務次官からいたしますと二度目の務めになるわけでございます。 先ほど
大臣
が
所信
を表明されましたが、新しい
文部科学省
の使命達成のために、
大臣
の補佐を務めながら、
全力
を尽くして頑張っていきたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
高市早苗
7
○高市
委員長
大野
文部科学
副
大臣
。
大野功統
8
○大野副
大臣
大変失礼をいたしました。 それでは、私の方から、
平成
十三年度
文部科学省
関係予算の概要の説明をさせていただきます。 二十一
世紀
の幕あけを迎えた今日、地球規模での
社会
変動が展開される中で、
我が国
が今後とも豊かで活力に富む
国家
として
発展
していくためには、
我が国
の
発展
基盤
となる創造的な
人材
の
育成
や
世界最高水準
の
研究成果
の
確保
を目指した
科学技術
・
学術
の
振興
などを重点的に
推進
していくことが不可欠であります。 このため、
平成
十三年度予算の編成に当たりましては、厳しい財政
状況
の
もと
ではありますが、
基礎
、
基本
の確実な習得や生きる力をはぐくむことを目指した
教育改革
の
推進
、二十一
世紀
の
我が国
を担う
人材
の
育成
、
科学技術創造立国
の
実現
を目指した
科学技術
・
学術
の
振興
、ゆとりある
文化
、
スポーツ
の
振興
など、大きな
時代
の変化に柔軟かつ的確に
対応
する
施策
を積極的に
推進
することができる予算の
確保
に努めるとともに、省庁統合を踏まえた
融合
、
連携
施策
の展開を図ったところであります。
文部科学省
所管の一般会計予算額は六兆五千七百八十三億九千四百万円、国立
学校
特別会計予算額は二兆七千四百二十七億七千二百万円、電源
開発
促進
対策
特別会計予算額は一千五百十億五千三百万円となっております。 以下、
平成
十三年度予算における主な
事項
について御説明申し上げます。 第一は、
基礎
、
基本
の
徹底
と生きる力をはぐくむ
教育
の展開についてであります。
子供たち
の
基礎学力
の
向上
ときめ細かな
指導
を目指し、少人数
指導
等の
学校
の具体的取り組みに対する
支援
を行うこと等を内容とした第七次公立義務
教育
諸
学校
教職員定数改善計画
をスタートさせることとし、その初年度分として五千三百八十人の
改善
を行うこととしております。 また、
教員
の
社会体験研修
等の
充実
や
学校
と
社会
の相互交流に努め、
教員
の
資質向上
を図るとともに、
教員
の人事
管理
など
学校
運営等の
改善
充実
を積極的に進めることとして、約百五十四億円を計上いたしております。 さらに、新たに
児童生徒
の学力の評価について
調査
研究
等を
実施
し、
基礎
、
基本
を
徹底
し、みずから学びみずから考えるなどの生きる力をはぐくむことを目指した
教育
課程の
推進
を
支援
しつつ、特色ある
学校づくり
、中高一貫
教育
の
推進
を図るほか、
幼児教育
の
充実等
に積極的に取り組むこととしております。 また、
IT
授業や少人数
指導
のための新世代型
学習
空間の
整備
、PCB
対策
、
学校
トイレの改造等を行うこととして、公立
学校
の
施設
整備
について約一千六百十九億円を計上いたしております。 第二は、心の
教育
の
充実
について、
子供たち
の問題行動に適切に対処するための
スクールカウンセラー
の
拡充
や心の教室相談員の配置、不登校
児童生徒
の適応
指導
のための
調査
研究
など
生徒
指導
の
充実
として約八十一億円を計上いたしております。また、体験的活動を重視するなど
道徳教育
を
推進
するとともに、
子供たち
の感染症
対策
、
薬物乱用防止教育
及び食
生活
に関する
教育等
に積極的に取り組むことといたしております。 第三は、
地域
、
家庭
の
教育
力の再生等生涯
学習
の
推進
について、
平成
十四年度の
完全学校週
五日制の
実施
に向けて、
子供
の
地域
活動の
振興
や子育てに夢を持てる
家庭教育
の
支援
を図る
全国
子ども
プランの
計画
的
推進
として約二十五億円を計上するほか、
子育て講座
を
全国
的に展開するなど
家庭
の
教育
力の再生を図るとともに、
学校
の余裕教室等を
活用
して
地域
の大人と
子供
の触れ合い交流を
推進
することといたしております。 第四は、特色ある
教育
研究
の
推進
等
私学助成
の
充実
について、
教育
研究条件
の維持
向上
と修学上の経済的負担の軽減などを図るため、
学術研究基盤
の
強化
や
教育改革
の
推進
などに配慮しつつ、私立
大学等
経常費に対する補助については三千百四十二億五千万円を、私立
高等学校
等経常費助成費に対する補助については九百二十二億五千万円を計上するなど、経常費補助を中心に、引き続き
充実
を図ることといたしております。 第五は、
大学改革
の
推進
と次代を担う
人材
の
育成
についてであります。
大学改革
の
推進
や
大学
の
教育
研究
の高度化等の要請にこたえるため、
大学院
の
教育
研究
の高度化、
多様化
等を
推進
するとともに、
国立大学
等の
教育
研究施設
を重点的に
整備
するため約一千十三億円を計上するなど、
教育
研究
基盤
の
整備充実
を図ることといたしております。 また、
育英奨学事業
については、次代を担う
学生
が経済的に自立し、安心して学べるようにするため、六万二千人の貸与人員の増員を図るなど、一層の
充実
を図ることといたしております。 第六は、留
学生
交流などの国際
教育
協力の
推進
として、諸外国との間で、留
学生
交流のため約五百五十八億円を計上するとともに、ユネスコを通じた
開発
途上国への
IT
教育
支援
を
推進
することといたしております。 第七は、
未来
を開く
学術
研究
の
振興
として、
科学研究費補助金
に間接経費
制度
を導入する等大幅な
拡充
を図ることとして約一千五百八十億円を計上するとともに、加速器科学や天文学
研究
などの
基礎研究
の
推進
に努めることとしております。また、地球
環境
問題の
解決
に向けて、総合地球
環境
学
研究
所を、これは仮称でございますが、創設することとしております。 第八は、経済、
社会
ニーズに
対応
した先端
科学技術
の
研究開発
の
推進
であります。 特に、重要
戦略
分野
として、超高速インターネット衛星の
開発
等
情報科学技術
の
研究開発
のため約三百六十六億円を、たんぱく質の構造・機能解析等
ライフサイエンス
の
研究開発
のため約九百八億円を、
地球温暖化
防止
等に資する
環境
変動の予測及び
環境
対策
等の
研究開発
のため約八百三十二億円をそれぞれ計上したほか、
ナノテクノロジー
を駆使した先進的材料の
開発
などの
施策
を強力に進めていくこととしております。 また、
宇宙開発
については、
我が国
の
次期主力ロケット
である
H2Aロケット
の確実な
開発
を
推進
するとともに、
宇宙
関係三機関による共同
研究
等の
推進
や品質保証活動の
強化
を図るなど、信頼性の高い
宇宙開発
の
推進
に努めてまいります。 さらに、
原子力
の
分野
につきましては、
安全確保
と
国民
の
理解
を大前提として、
核融合等
の先端的な
原子力
科学技術
や
高速増殖炉サイクル技術
の
研究開発
等を進めることとしております。 第九は、新たな
研究開発
システムの構築として、
科学技術振興
調整費や
戦略
的
基礎研究
推進
事業等の
競争的資金
を大幅に
拡充
することとして約八百八十四億円を計上するとともに、
研究評価
の
充実
など
研究開発
活動の
透明性
の
向上
を図ることといたしております。 第十は、
研究成果
の
社会還元
を目指す
施策
の
推進
として、
研究成果
活用
プラザの
整備
などを通じた
研究成果
の特許化、企業化
開発
やベンチャー創業
支援
などの技術移転
施策
を抜本的に
強化
するため約百八十三億円を計上したほか、
地域
結集型共同
研究
などの
施策
を通じて
地域
における
科学技術
活動の
振興
を図ることとしております。 第十一は、
世界
的レベルの
研究者
、
技術者
の
養成確保
として、ポストドクター等
若手研究者
の積極的な登用による独創的な
基礎研究
の
推進
や
若手研究者
の
流動化
の
促進等
のために約二百五十五億円を計上したほか、
産学官連携
のための
人材
の
養成
、
技術者
の
能力
開発
・再
教育システム
の構築にも力を入れてまいります。 第十二は、独創的な
研究開発
活動の展開等のための
基盤
の
整備
であります。
日本科学
未来
館の
整備
、運用、
情報
技術を
活用
した革新的な
科学技術
、
理科教育
の展開、ロボット創造国際競技大会の
実施
等に約百二億円を計上し、次世代を担う
青少年
の独創性の涵養、
国民
の
科学技術
に対する
理解
の増進を図ることとしております。 また、国際的な
科学技術
・
学術
活動に積極的な展開を図ることとし、
研究者
の海外派遣や外国人
研究者
の受け入れ等の国際交流活動、国際協力プロジェクトを
推進
することとしております。 第十三は、
スポーツ
の
振興
と
青少年
健全
育成
の総合的な
推進
についてであります。
スポーツ振興基本計画
に基づき、生涯
スポーツ社会
の
実現
、国際
競技力
の
向上
、
学校
体育、
スポーツ
の
充実
を図るための各種
施策
を総合的に
推進
していくこととしております。 また、
青少年
健全
育成
の
推進
を図るため、民間団体が
実施
するさまざまな
体験活動等
への
支援
を行う
子ども
ゆめ基金の、仮称でございますが、創設等として百二十億円を計上いたしております。 第十四は、
文化
による心豊かな
社会
の
実現
として、アーツプラン21や
地域
文化
の
振興
など
芸術創造活動
の
推進
として約百六十五億円を計上するほか、
文化
財の次世代への継承
発展
、新たな
文化
拠点の
整備
など
文化
振興
のための
基盤
整備
や、日中、日韓を初めとする国際
文化
交流の
推進
を図ることとしております。 第十五は、
情報
化への
対応
として、高度
情報
通信ネットワーク
社会
の
形成
を目指し、
情報
化の影の部分にも配慮しつつ、
学校
の授業において
教員
及び
生徒
がコンピューターやインターネットを
活用
できる
環境
の
整備
を進めるとともに、専門的かつ創造的な
人材
の
育成
や
世界
最速の
研究
ネットワークの構築等による
研究
分野
の
情報
化、
情報
通信
分野
の
研究開発
等を積極的に
推進
してまいります。 以上、何とぞよろしく御審議をお願い申し上げます。 なお、これらの具体的な内容につきましては、お手元に資料をお配りいたしておりますので、説明を省略させていただきます。 ありがとうございました。
高市早苗
9
○高市
委員長
以上で説明は終わりました。 この際、
池坊
文部科学大臣政務官
及び水島
文部科学大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
池坊
文部科学大臣政務官
。
池坊保子
10
○
池坊
大臣
政務官
大臣
政務官の
池坊
保子
でございます。
皆様
方と心を合わせてよりよい
委員会
の審議を重ねることにより、二十一
世紀
の日本の
教育
の指針を示すことができたらと願っておりますので、
皆様
方のお力添えをいただきたいと思います。(拍手)
高市早苗
11
○高市
委員長
水島
文部科学大臣政務官
。
水島裕
12
○水島
大臣
政務官
大臣
政務官の水島でございます。
教育
その他、これはもう皆大切でございますので一生懸命やりたいと思いますけれども、二十一
世紀
の日本を考えたときに、福祉にもつながるし、豊かな
生活
、あるいは産業にも大変大切であります
生命
科学技術
、これを日本で本当に早く確立していかなくてはいけないと思います。 幸いに、私、そちらの方も専門の一つでございますので、
皆様
方の御協力を得て一生懸命やりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
高市早苗
13
○高市
委員長
次回は、来る二月二十七日火曜日午前九時五十分
理事
会、午前十時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後一時七分散会