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桑原委員 輸出入に関しての
手間を省く、あるいは
コストを下げていくという
意味では、大変有益な
協定だというふうに思いますし、私は、これからさらに
品目等についても拡大をしていく、そういった
方向で頑張っていただきたいと思います。
ただ、やはり、
最初の三年間でその点の
調査というのは十分にやる余裕を持って
期間が設定されているわけですから、その後さらにそれだけの
年月を要するというのは、どうも今の
説明でも私は
十分納得がいきません。そういう
意味では、やはりもう少しこの手のものについてスピードアップをしていく、そういった
対応が必要ではないかということをつけ加えておきたいと思います。
次に、
ILO関係についてお伺いをいたします。
まず、
ILO憲章を
改正して、一応その
目的を達したとか、あるいは不要になったとか、そういうような
必要性がなくなったとかというような
条約について廃止をしていく、廃棄をしていくという
改正手続ができたということは、これは特に異論はございません。そういった
方向でやるべきだというふうに思います。
一つ、
最悪の
形態の
児童労働の
禁止等に関する
条約でございますが、これは一九九九年、おととし
採択をして、既に六十三カ国が
締結をしておるということで、私は、この
児童労働の問題も、
大変人権にかかわる、ある
意味では本当に素早く
締結をしていくということも求められる、そういう
条約だと思うのですが、
我が国は、そういった
意味では
大変締結がおくれておるのではないか。
これに先立って、就業が認められるための
最低年齢に関する
条約という
ILO百三十八
号条約もあるのですが、これも一九七三年に
採択をされて、
日本が
批准をしたのは去年なんですね。ですから、二十七年間かかっておるということで、どうも、
先ほどの
協定もそうなんですが、そういった点で非常に
年月がかかり過ぎる。なぜそういったふうなことになるのかということをお聞きしたいと思います。