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2000-05-09 第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第10号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成十二年五月九日(火曜日)    午後二時開会     ─────────────    委員異動  四月二十八日     辞任         補欠選任      森田 次夫君     清水嘉与子君      吉田 之久君     直嶋 正行君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         吉岡 吉典君     理 事                 大島 慶久君                 大野つや子君                 川橋 幸子君                 長谷川 清君     委 員                 上杉 光弘君                 斉藤 滋宣君                 溝手 顕正君                 笹野 貞子君                 高嶋 良充君                 直嶋 正行君                 但馬 久美君                 浜四津敏子君                 八田ひろ子君                 大脇 雅子君                 高橋紀世子君                 魚住 汎英君    国務大臣        労働大臣     牧野 隆守君    政務次官        労働政務次官   長勢 甚遠君    事務局側        常任委員会専門        員        山岸 完治君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○港湾労働法の一部を改正する法律案内閣提出  、衆議院送付)     ─────────────
  2. 吉岡吉典

    委員長吉岡吉典君) ただいまから労働社会政策委員会を開会いたします。  委員異動について御報告いたします。  去る四月二十八日、吉田之久君及び森田次夫君が委員を辞任され、その補欠として直嶋正行君及び清水嘉与子君がそれぞれ選任されました。     ─────────────
  3. 吉岡吉典

    委員長吉岡吉典君) 港湾労働法の一部を改正する法律案議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。牧野労働大臣
  4. 牧野隆守

    国務大臣牧野隆守君) ただいま議題となりました港湾労働法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容概要を御説明申し上げます。  近年におけるコンテナ輸送増大等港湾における輸送革新の著しい進展に伴い、港湾運送の分野においては、高度な技術、技能を有する労働者をより積極的に活用していく方策が求められております。また、現在、港湾運送事業の一層の効率化、サービスの多様化が求められているところでありますが、事業効率化に伴い、港湾労働者雇用の安定が損なわれることが懸念され、港湾労働者雇用の安定と港湾運送事業における効率的な経営・就労体制確立との両立を図っていくことが喫緊の課題となっております。  これらの問題に関しては、平成九年十二月に行政改革委員会から、港湾運送事業主間で港湾労働者を相互に活用することのできるような仕組みの確立を求める意見が提出されたところであります。  政府といたしましては、港湾労働をめぐる状況の変化及び行政改革委員会意見を踏まえ、本法律案を作成し、中央職業安定審議会審議を経て成案を取りまとめ、ここに提出した次第であります。  次に、この法律案内容について御説明申し上げます。  第一は、港湾労働者派遣制度を創設し、港湾労働法の適用のある東京港等六大港港湾運送事業主労働大臣許可を受けて、その常時雇用する港湾労働者を他の港湾運送事業主のもとで就労させることができることとし、派遣料金が適正な水準にあることや派遣日数が一定の日数を超えないことを許可基準とするなどの措置を講ずることとするほか、制度の対象となる港湾労働者就業条件整備等に関して労働者派遣事業と同様の措置を講ずることとしています。  第二に、現在労働大臣が六大港について指定している港湾労働者雇用安定センター業務として、港湾労働者派遣制度に関する情報の収集提供やあっせんの業務港湾労働者苦情処理等相談援助業務を追加することにより港湾労働者派遣制度の適正な運営を図るとともに、同センターが実施している労働者派遣業務を廃止することとしております。  なお、この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。  以上がこの法律案提案理由及びその内容概要であります。  何とぞ、御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。
  5. 吉岡吉典

    委員長吉岡吉典君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後二時四分散会