○松あきら君 どうぞよろしくお願いをいたします。
それから、ちょっと少し外れますけれ
ども、私はいつも読み聞かせの大事さというものを申し上げております。読書よりもまず耳から入る方が、
子供たちにはいろいろな
意味で情操的に
効果がある、読書よりも読み聞かせの方が
効果があるということがはっきり出ているということでございます。
ここにある静岡県の常葉学園というところでは、野球の球児たちに十分間読み聞かせをしましたところ、守備のインフォメーションを
説明したときに正確に理解できなかった生徒たちが、きちんと人の話を聞いて理解できて、野球すらも上達したと、こういうのが出ているわけです。
そしてまた、これはある
学校でございますけれ
ども、やはり学級崩壊みたいな
状況がずっと続いて、これもいろんなところで言われているんですけれ
ども、朝の十分間読書運動をやりましょうというと、今、全国で約一割ぐらいの
学校はやっているみたいですけれ
ども、強制すべきでないとかいろんな意見があったそうでございますけれ
ども、やってみたら、これがとにかくびっくりするぐらい変わったということなんです。読書は、まずお母さんあるいはお父さん、身近な人が小さなときに
子供に読み聞かせをしてあげる、本好きになるかどうかというのがそこから始まるというふうに言われているんです。
最後に、ひとつちょっと絵本を読ませていただきたいなと。大人でも楽しいですからちょっと聞いていただけますか。かわいい絵本なんですけれ
ども、私
どもの党でも子
ども読書プロジェクトなんていうのをつくっておりまして、司書の
先生にこの前読んでいただいたら、もう楽しくて、もっとたくさん読んでほしいと思ったぐらい。
これは、「わゴムはどのくらいのびるかしら?」という輪ゴムの
お話でございます。
あるひ、ぼうやは、わゴムが どのくらい のびるか、ためしてみることに しました。
わゴムの はしを、ベッドの わくに ひっかけて、
へやの そとへ でてみよう。
じてんしゃに のって、
くたびれるまで はしって、
さあ、それから、
バスに のっていこう。
きしゃの えきに ついて、バスは おしまい。
きしゃに のっていこう。
ついた ところは、
ひこうじょうだ。
ぼうやが ひこうきに のると、
ひこうきは とびたって、
みなとに ついた。
そこから、ぼうやは ふねに のってゆく。
ふねは、ぼうやを のせて、
うみを こえて、
よその くにへ ついた。
そこで、ラクダを かりて、
さばくを こえて、
ロケットはっしゃじょうへ ついた。
ロケットに のって、
つきに とんでった。
ロケットから でて、
あるきだそうとした とたんに、
ボーンと、はねて、
ぼうやは ベッドに、ちゃくりくしたのさ。
絵本は、児童の本は必ずハッピーエンドでなければいけないそうでございます。そして、同じ本を何回も何回も読んであげることが
子供の情操にとってもいいそうです。同じ本を何回も読んで、
子供は一緒になって、輪ゴム切れちゃうよ、大丈夫かな、はらはらどきどきしながら楽しむそうでございます。ぜひ皆様、読書の楽しさを皆様に
お話しいただけたらうれしいと思います。
終わります。