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田名部匡省君 そういうことですから、いろんなマスコミがやっぱり変えなきゃいかぬと。私もそう思う。むしろ、
監察官は別個に採用して徹底的に教育をして、それぞれの
監察業務に専門に当たらせるということにした方がいいと思うし、国家公安
委員会の皆さんも立派な人でありますけれども、私も二千六百万も報酬をいただいているというのはわからなかった、国会で承認していながら。まあ、聞いてみれば週に二時間だとかなんとか、高いか安いかわからぬが、聞いてみたら、いや、これをやると勲一等がもらえるんだ、こういう話まで聞いて、これでいいんだろうかなと。
実動部隊の公安
委員会でなければならぬのに、私はあの公安
委員会の対応も
国民を相当失望させたと思うんですよ。本当にそう思う。我々もそう思う。良識を反映させるところではなくて、
警察庁による甘い処分を追認しただけだというふうにみんな感じています。
私は三十三分で終わりだそうでありますけれども、このこともまた都道府県の公安
委員会だって一体今どうなっているか、私もよく見ております。各界の有力者を集めた
委員会だが、これは全くお飾りで名誉職という批判が絶えない、人事権は警察が握っていると、こういうのはみんな社説に書いてあるとおりなんです。わからないんですから、中のことが。
これは
委員の皆さんごらんになったと思うんだが、「組織は上から腐っていく」というやつをよく見てみてください。全くこのとおりだもの。よくこの人は度胸よくこれを書いたものだと思いますよ。言いたいことを言って、大分の警察に赴任したときはもうひどい
状況だったということなんかずっと書いてありますけれども、こういう人たちを公安
委員に選んでみた方がよっぽど効果があると思う。
我々は
選挙のときに裁判官だれがいいかとかなんとか、国会議員で名前も聞いたことがなきゃ顔もわからぬと。だれにマルつけてだれにバツつけるといったってつけられないでしょう、これ。我々ですらそうだから、
一般の
国民が、皆さんから持ってこられたのを見たって、何人かは名前を聞いたことがあるなと、あるいは那須さんはよく知っているがという程度でしょう。本当に向いているかどうかというのは我々はわからぬですよ。これは演説会でもやって、私はこういう考えで今度は公安
委員をやりますというのでも聞いたのなら、ああなるほどいいなと思ってできますけれども。
どうぞ、いずれにしてもこの
委員会は何回もこういうことをできるので、ただ言いっ放し、答えっ放しでなくて、
委員長、ここで国会議員同士で、今度は
参考人、いろんな人を呼んで聞いて提言をして、どんどんやるぐらいの
委員会であってほしい、こう思いますので、きょうはもう時間で、こんな大事なことを終わるというのはまことに残念ですから、次にはこういう佐々さんだとかいろんな
専門家を呼んで聞いて、やっぱりここで私どもがODAのように提言をするという
委員会であってほしい、こう思います。
言いたいことの半分も言えないで終わったんですけれども、さっき
渡辺さんが言ったやっぱり心なんですよ。だから、あの大岡越前とか水戸黄門さんとかというテレビを見てみんなが喜ぶのは、やっぱり強きをくじき弱きを助けるという、あれを見てみんな
国民が感動しているんですから。
どうぞ、そういう警察官であってほしいし、特に警護官たちが、私のときは金丸さんと
加藤六月さんと吹田あきらさんと、山岡君の応援演説に行ってピストル撃たれたんですよ。私は爆竹を鳴らして走ってきたと思った。そうしたら、私の警護官がぱっと私の前に立ってカーテンの方に押して、そして金丸さんのところへ行って伏せて体を覆いましたよ。第一線に立つ人たちは命がけでやっているんですよ。
きょうだって、青森あたりは雪が降っていますわ。雪の中で交通整理をやったり、そういうまじめにやった人の
努力に報いられないようなキャリアというものは私は壊してほしい。
努力したら認めてあげればいいじゃないですか。
私はスポーツ界で生きているから、何ぼ全国大会で優勝してもオリンピックに行けないなんて、そんなばかなことをやったらやる気なくしちゃいますよ。これだけは、これからいろいろ
検討される中で、優秀な者はちゃんとそれを認めるということでいいんじゃないでしょうか。
三十ぐらいで税務署の署長に来たり、県警本部長だって警察で上がったばかりの人でないでしょう。通産省でも何でも来るんでしょう、県警本部長で。だから、それを見ておったら、やっぱりもう少し本気でやるという姿勢をみんなに見せることは私は大事だと思っている。
どうぞ今後とも頑張ってください。
これで終わります。