○深田
委員 協力いたしまして、早く終わるようにいたしたいと
思いますので、いま少しのおつき合いをよろしく
お願い申し上げたいと存じます。
官房
長官、実はきょうは
最初に
国土庁の
中山長官とやりとりができると思っていなかったのです。急に一時間前にいただいたので、若干やりとりしてしまいましたが、そのことをちょっと簡単に申し上げた上で、
長官に、
政府を
代表しての御見解をひとつ聞いておきたいと
思います。
中島
先生の後にやりますと、財政問題と皆絡んで、その問題で絡んで、その金を
むだ遣いしてはいかぬからやめろというふうに、私が慎重な発言をいたしますと、そうとられますので、そこはちょっと次元が違う話として。
ということは、社民党は
移転そのものを反対だとまだ決めておりません。もっと言葉をかえて言えば、今
東京にありますような俗に言う一極集中によって起きているひずみを何としても是正せにゃいかぬじゃないかということを一般的に
考えております。
したがって、それが今日我々が
審議して決めた
経過でありますが、この際、今の
東京の石原知事などの見解を没にして、ここだけ正しいんだ、これでやってしまえばいいんだということになるのだろうかどうだろうかという
意味では
意見の違いがあることは事実でありますから、恐縮ですがその点は前置きを申し上げた上で、率直な
意見を一、二申し上げておきたいと
思います。
と申しますのは、先輩たちは盛んにこの十年間の歩みをおっしゃるのです。それは、この間
理事会で要求してもう認めているのです。ありがたい言葉で、
東京を無視してやるんじゃないよという温かいお言葉もありますから、そういうことも承知の上で申し上げるのですが、私は必ずしも
東京にこだわっているわけじゃありませんけれども、こういうふうに逆に日程を
考えるのですよ。
実は、九月の二十七日にこの
委員会がありまして、そのときに石原知事が出てこられて、選挙が終わった後ですね、それで、
首都機能といいますか、
首都の
移転といいますか、
国会移転といいますかは別にして、全面展開をやるわけですよ。そのことは、我々はもう報道だとか御本人が送っておられるニュースだとかで全部拝聴しているんです。それで、えらいことをおっしゃっているなと。
これに対して、我々党内、小さくなりましたが社民党の中で、時間がありません、簡単に言いますが、この
首都移動についてどうするのかという
論議が出て、当時はおなじみの保坂がいたものですから、保坂や中川智子がいろいろな
報告をいたすものですから、まあひとつこの際、深田、かわって出ていってよく
意見を聞いてこいよということになりまして今度かわっているので、今度また
中井さんとコンビを組むものだからやりづらい面も一部ありますが、いずれにしましても、
行政改革をやろうということで二〇〇〇年に向かって頑張った
経過をいたしますと、そういったことを一般論として全面否定をしているわけじゃないんです。
しかし、石原さんが九月二十七日に来られた、そしてその延長線上として、もう一遍日にちだけ言いますよ、十二月一日が都議会の開会日、ここで、もう御存じのとおり知事として全面展開をされるんですね。このことについては、都議会はだれ一人反対なくずっとそのとおり、こうなっていくわけですね。
加えて、十二月十七日には都議会の名をもって決定した上で、物すごい諸団体、政党もあれば
国会議員団、これは言いませんよ、どこの党とは言いませんが、全党と言っていいな、全党の
議員さんが皆来られて、それで、全党ですかね、来られて、そうだと
思いますよ。私は慎重な言い方をしているんですが、
東京選出の方が来られて、それでやっておる。そこへ、今申し上げたように、電報も、四つの県だとか
三つの市だけじゃないんです、九州だとか、ずばり言いますよ、岐阜からも、あんなことをやられちゃ大変なことになるよ、岐阜へ来たら岐阜の
環境がおかしくなるから困ると言うて、岐阜の市民団体からも、石原さん頑張ってくれ、おまえの
ところでうまくやれよというふうなメッセージや電報が入っていることも事実。
一つの例を挙げましたよ。親しい仲間だからつい言ったんですけれどもね。岐阜を責めておるわけじゃない、あなたを責めておるわけじゃないんだが、そういうふうな、いい
意味での討論が巻き起こっていることは事実ですよ。
そして、そのことを踏まえてそういう十七日の日に大集会が行われて確認する、そして、御本人の話によると、
答申に間に合う、十二月の
答申に間に合うからということで期待をしておった。それで、予定どおり二十日の日に
答申が出る、こうなりますね。
そして、二月十八日に森会長
先生から我々が
お話を聞く
機会があったんです。そこで私は聞いたんですが、こんなことを
質問してもしようがありませんから先に言いますけれども、私は一番気になったのは、そういうふうに石原知事が言って、知事だけではなくて一都三県三市まとめて、それで
東京圏というのをつくり、自分たちで予算まで提供して
調査会をつくって、やるぜと。我々
自身は、一極集中は問題点があるし、そのためにいろいろなことをやるべきだと言っている。しかも、分権もやらないかぬ、まさに分権の時代だ、それで規制緩和もやらないかぬ。立派なことをおっしゃって、そのことを、それだけの人が集まって、しかも全国的な賛成をいただいているという
状況の中で、ここからが実は
質問なんです。
二十日の日にいわゆる
答申を持ってこられた、そのときに、
東京問題だとか等々の、これだけ都知事を
中心として
意見が出ていることについて、
答申するときに、そのことがあったが触れずにおっしゃったのか、実はそういう
意見があったのでそのことも含めて考慮いたしています、しかしこの
三つに決めましたというふうな話があったのかという
答申の中身を聞きたいんです。
なぜかといいますと、
東京が出した文書の中には、とにかく秘密主義で、非公開主義で、わしらわからぬといって随分出ていますよ、文書が。そうなると、どこまでが秘密でどこまでが非公開であるかは別にして、こんな
機会でございますから、森
先生が
答申を
総理大臣に渡すときに、
三つに決めました、決めましたが、いわゆる
東京問題もたくさん出てきているから、そのことも受けて
検討した結果、
東京問題は却下したと。いや、
東京問題は三プラス一で
考えましょうというふうになったというのが、いわゆる
比較考量ということに入るのかわかりませんが、そういうことが官房
長官に
お話があったどうかを私はまず聞きたいんだ。一言で結構です。