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鳩山由紀夫君 決して私は自分勝手に言っているわけじゃありませんで、これは
抜け道があるから安心であるという報道を私は伺ったものですから、だから申し上げているのでありまして、
国民は、結局何かあるなと思ってしまう。
私
どもが最初から
企業・
団体献金を禁止と訴える迫力と、
皆様方のように一度は存続と決めて、そしてそれだと何か
選挙で負けるんじゃないか、
自分たちが危なくなるんじゃないか、どうも
国民はこれに厳しいぞ、そこで急遽百八十度カーブを切られて、ならば献金禁止にしましょう、こういう発想。
すべてあなた方の発想は、
国民の方向を見ているんじゃない。
自分たちの
選挙、すなわち
自分たちの保身のためだけで
議論しているんじゃありませんか。私
たちは、そういうものに対して
国民の
政治不信というものが募るということを強く主張申し上げたい。
時間が大分なくなってまいりましたが、あと一つだけ申し上げたい。
同じように
選挙目当てでふらふら
議論をし続けて、ようやく
政府案が決まったと言われているのが介護保険。一体、介護保険でこの迷走ぶりは何ですか。私
たち民主党は、どちらが
与党でどちらが
野党かわからないと言われていますが、むしろ、スタートはしっかりと保険料の徴収もいただいて行うべきだ、そこでいろいろな欠陥があったら、そこを一つ一つ修正していこうじゃないか、そのように今まで私
どもが
政府をむしろ叱咤激励して支えてきていた。
突然の豹変って何ですか。これもまた結局は
選挙目当てだ、そんなふうにしか見えないじゃありませんか。怒っていますよ、特に女性の
皆さん、自治体の
皆さん、そして小泉さん。
皆さん大変に怒っておられる。
私の知る限りにおいて、特にある離島の首長さん、最初はこの介護保険に反対だった。反対論をぶっていた。しかし、
政府が余りにも強く介護保険を進めるというので、わかった、ならば従いますと言って準備をされた。しかし、余りにも小さい町なので、
自分たちの町だけでは無理だ、介護をやるためにも市
町村合併をやろうということで、住民投票まで決めているんですよ。住民投票まで決めているのに、突然、介護保険は根底から、保険なのか税なのかわからないような
議論になってしまっているじゃありませんか。
総理にお伺いをしたい。
どうしてこのような豹変が起きたのか。結局は
選挙目当てじゃないかという私
どもの
思い、当たっていると
思いますが、
総理、なぜこんなふうになったんですか。