○千葉景子君 中央
省庁においても、やはりこれは働く場でもございますし、そういう中で
女性が、
男性も当然のことですけれ
ども、その能力、そして
気持ちよく個性を発揮して働くことができるということは大変重要なことであろうというふうに思います。
とかく中央の官庁もいろんなことがどうしても伏せられやすいところもありますので、ぜひこういうことにも
総理府としても十分目配りをいただきながら、全体としてむしろ手本になるような
取り組みをしていただきたいというふうに思っています。
いろいろこういうことを
考えてみますと、本当に
政府の方がまだまだ、人様に何か言う前に取り組んでいただかなければいけないことがたくさんあるように思うんです。
その
一つに、実はこれは
総理府の実施ということではありませんので大変恐縮ではありますけれ
ども、やはり
男女共同参画社会に向けた統括的な役所でございますので御指導をいただきたいというふうに思うんですけれ
ども、総務庁の方で行政相談というのを各地でやっております。そして、秋には行政相談週間ということでさまざまな
取り組みを全国的に行っているんですけれ
ども、多分その実態は余りこれまで
政務次官も御存じではなかったと思います。
ちょっとその実情を申し上げますと、この行政相談週間の中で、一日所長というんでしょうか、そういうものを委嘱して、そして皆さんにいわば関心を持っていただく、こういう
取り組みをされているようでございます。ところが、その行政相談一日所長というものに委嘱されているメンバーを見ますと、これがやはり、
女性の本来の
意味での
共同参画というものを促すというよりは、むしろ
女性をそのときの一輪の花みたいな形で
考えている節がどうもあるわけです。
というのは、別に一人一人の
個人の方がおかしいということではありませんけれ
ども、かなりの数がミス何々とか、何々娘とか、こういう方を一日所長に委嘱している。それぞれお一人お一人はいろいろな見識をお持ちの方であるのかもしれませんけれ
ども、総体として見ると、やっぱりこれは
女性を一輪の花とどうもとっているのではないか、こんな気がいたしますし、今度は
男性から見れば、なぜ
男性はここに入れてもらえないのだ、むしろそういう声が出ないのがおかしいんですけれ
ども、こういう実情がございます。
どうでしょう、
政務次官もこういうことを多分また改めて知っていただけたかと思いますけれ
ども、まず御感想はいかがですか。