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1999-11-09 第146回国会 衆議院 環境委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    国会召集日平成十一年十月二十九日)(金曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。    委員長 北橋 健治君    理事 福永 信彦君 理事 小林  守君    理事 田端 正広君 理事 武山百合子君       愛知 和男君    今井  宏君       大石 秀政君    大野 松茂君       小杉  隆君    河野 太郎君       桜井 郁三君    田邉 國男君       平沼 赳夫君    村上誠一郎君       目片  信君    柳本 卓治君       近藤 昭一君    細川 律夫君       近江巳記夫君    丸谷 佳織君       中村 鋭一君    藤木 洋子君       土井たか子君    武村 正義君     ————————————— 十月二十九日  北橋健治委員長辞任につき、その補欠として細川律夫君が議院において、委員長に選任された。     ————————————— 平成十一年十一月九日(火曜日)     午前十時四分開議  出席委員    委員長 細川 律夫君    理事 今井  宏君 理事 大野 松茂君    理事 福永 信彦君 理事 村上誠一郎君    理事 目片  信君 理事 小林  守君    理事 近藤 昭一君 理事 田端 正広君    理事 武山百合子君       大石 秀政君    小杉  隆君       河野 太郎君    桜井 郁三君       田邉 國男君    平沼 赳夫君       柳本 卓治君    佐藤謙一郎君       近江巳記夫君    丸谷 佳織君       佐々木洋平君    藤木 洋子君       武村 正義君     …………………………………    国務大臣    (環境庁長官)      清水嘉与子君    環境政務次官       柳本 卓治君    環境委員会専門員     鳥越 善弘君     ————————————— 委員異動 十月二十九日  辞任         補欠選任   北橋 健治君     佐藤謙一郎君 十一月九日  辞任         補欠選任   中村 鋭一君     佐々木洋平君 同日  辞任         補欠選任   佐々木洋平君     中村 鋭一君 同日  理事米田建三君十月五日委員辞任につき、その補欠として大野松茂君が理事に当選した。 同日  理事佐藤謙一郎君十月二十七日委員辞任につき、その補欠として近藤昭一君が理事に当選した。 同日  理事石原伸晃君及び鈴木恒夫君十月二十八日委員辞任につき、その補欠として村上誠一郎君及び目片信君が理事に当選した。 同日  理事福永信彦君同日理事辞任につき、その補欠として今井宏君が理事に当選した。     ————————————— 本日の会議に付した案件  理事辞任及び補欠選任  国政調査承認要求に関する件  環境保全基本施策に関する件     午前十時四分開議      ————◇—————
  2. 細川律夫

    細川委員長 これより会議を開きます。  この際、一言あいさつを申し上げます。  このたび、私が当委員会委員長の重責を担うことになりました細川律夫でございます。まことに光栄に存じております。  環境問題は、国の内外を問わず、人類の生存の基盤にかかわる大変重要な問題であります。特に昨今、物質文明の進歩が地球規模での環境破壊気候変動を招くという時代に差しかかり、その対応はもはや一刻の猶予も許されない事態となっております。  このような状況のもと、当委員会に課せられた使命はまことに重大であり、改めてその職責の重さを痛感しております。  また、今国会からは政府委員の制度が廃止をされ、議員同士の議論の活性化が期待をされております。当委員会運営に当たりましては、そうした趣旨が生かされるよう努力してまいる所存でございます。委員各位の御指導と御協力を賜りまして、委員会の公正かつ円満なる運営を期してまいりたいと存じます。  何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)      ————◇—————
  3. 細川律夫

    細川委員長 この際、理事辞任についてお諮りいたします。  理事福永信彦君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 細川律夫

    細川委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。  引き続き、理事補欠選任についてお諮りいたします。  ただいまの理事辞任による欠員のほか、委員異動に伴いまして、現在理事が五名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 細川律夫

    細川委員長 御異議なしと認めます。  それでは、理事に       今井  宏君    大野 松茂君       村上誠一郎君    目片  信君    及び 近藤 昭一君 を指名いたします。      ————◇—————
  6. 細川律夫

    細川委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  環境保全基本施策に関する事項  公害の防止に関する事項  自然環境の保護及び整備に関する事項  快適環境の創造に関する事項  公害健康被害救済に関する事項  公害紛争の処理に関する事項 以上の各事項につきまして、その実情を調査し、対策を樹立するため、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期調査を進めたいと存じます。  つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 細川律夫

    細川委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。      ————◇—————
  8. 細川律夫

    細川委員長 環境保全基本施策に関する件について調査を進めます。  この際、環境庁長官清水嘉与子さん及び環境政務次官柳本卓治君より、それぞれ発言を求められておりますので、これを許します。清水環境庁長官
  9. 清水嘉与子

    清水国務大臣 去る十月五日に国務大臣環境庁長官及び地球環境問題担当を拝命いたしました清水嘉与子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  衆議院環境委員会の御審議に先立ちまして、一言あいさつ申し上げるとともに、気候変動枠組み条約の第五回締約国会議報告を申し述べさせていただきます。  地球温暖化問題、ダイオキシン問題、自然と人間との共生等の環境問題は、二十一世紀我が国のみならず世界における最も重要な政策課題一つであると認識しております。  中でも、地球温暖化問題につきましては、人類生態系の存続に深刻な影響を及ぼすおそれのある地球規模の重大な課題であるとともに、先進国開発途上国との間で、また先進国内においても、日、米、EUの間で、異なる利害がぶつかり合うという大変難しい課題でございます。  我が国は、一昨年の気候変動枠組み条約の第三回締約国会議において議長国を務め、京都議定書を取りまとめるなど、従来から地球温暖化問題の解決に向けて主導的な役割を果たしてまいりました。  私は、我が国が果たしてきた役割を踏まえ、国会のお許しを得て、ドイツのボンで開催された気候変動枠組み条約の第五回締約国会議に今月初めに出席してまいりました。この場において、我が国国内対策及び国際協力について紹介するとともに、京都議定書発効を待たずに対策を進める必要があること、各国政策措置の経験を共有することが重要であることを積極的に発言いたしました。また、京都議定書を遅くとも二〇〇二年を目途に発効させる必要性を強調するとともに、次回の締約国会議までに非公式閣僚会合を開催すること、議長のもとに特別調整役を設けることを提唱するなど、国際交渉が進展するよう各国大臣に直接働きかけてまいりました。  会議では、京都メカニズムや遵守などの主要事項について一定の理解の向上が得られるとともに、我が国の提案を受けて、次回締約国会議までに補助機関会合を二回開催することや、すべての課題交渉プロセスを強化するため議長が必要なあらゆる措置をとることについて合意を得ることができました。  来年十一月十三日から二十四日までオランダのハーグで開催される次回の締約国会議において、京都議定書発効のために必要なルールの合意を目指すことになりますが、私といたしましては、今後、国際交渉が一段と加速するよう最大限努力してまいります。  国内対策といたしましても、この春、世界に先駆けて施行された地球温暖化対策推進に関する法律に基づく取り組みを初めとして、産業、交通、ライフスタイルなどすべての領域にわたる地球温暖化対策に一層積極的に取り組み世界に範を示したいと考えております。  また、来年四月には滋賀県大津市においてG8環境大臣会合が、また九月には福岡県北九州市においてESCAP環境大臣会議が開催される予定でございます。これらの会議の成果が地球温暖化問題を初めとする世界環境政策の飛躍に貢献するよう、開催国としてリーダーシップを発揮し、準備に万全を期してまいります。ボン出張の機会にも、米国、ロシア、カナダ等G各国と会談を行い、会合への協力要請を行うとともに、議題について意見交換を行ってまいりました。  一方、国民の安心と安全にかかわる問題に目を転じますと、ダイオキシン環境ホルモン等の化学物質問題が国民関心の高い喫緊の課題となっております。  このため、ダイオキシン対策につきましては、さき通常国会において成立したダイオキシン類対策特別措置法施行に必要な環境基準排出基準設定等の作業を早急に実施するとともに、ダイオキシン対策関係閣僚会議で決定された事項を着実に実行することによって、国民の不安を払拭してまいりたいと考えております。  科学的に未解明な部分が残されている環境ホルモンにつきましては、この問題に対する国民の高い関心にこたえられるよう、科学的な調査研究を早急に進め、その結果を広く公表しつつ、必要な取り組みを行うことにより、国民の皆様に安心していただけるようにしたいと考えております。  今日、我が国が直面している地球環境問題や廃棄物環境汚染問題等内外の環境問題は、いずれも大量生産大量消費大量廃棄という社会あり方に根差しております。  その根本的な解決のためには、我が国社会自体あり方を見直し、最適生産最適消費最少廃棄を内容とする循環型社会を構築していくことが、二十一世紀を迎える我が国のみならず世界にとって必要であります。環境庁としては、関係省庁とも連携、協調しつつ、草の根の取り組み支援から国全体の対応の方向づけまで、幅広い分野で循環型社会の構築に向けて積極的な取り組みを行ってまいります。  以上、気候変動枠組み条約第五回締約国会議報告とともに、環境行政の当面の主要課題と今後の取り組み基本的方向について述べさせていただきました。  なお、最後にはなりましたが、環境庁環境省に衣がえする二〇〇一年一月までに残された時間はあと一年余りであります。私といたしましては、さきに申し上げました取り組みに十全を期し、省にふさわしい体制を確保すべく、諸外国に引けをとらないような組織、人員の強化を図り、国内的にも国際的にもしっかりした仕事のできる環境省をつくり上げていきたいと考えております。  本委員会及び委員各位におかれましても、環境行政の一層の推進のため、今後とも御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手
  10. 細川律夫

  11. 柳本卓治

    柳本政務次官 去る十月五日に環境総括政務次官を拝命いたしました柳本卓治でございます。委員各位の御理解と御協力をよろしくお願いを申し上げます。  私は、着任以降、大阪の能勢町や西淀川地域愛知万博開催予定地、千葉県の三番瀬などの現場を視察するとともに、今月一日から総括政務次官公用車を低公害車一つである天然ガス自動車に切りかえ、それを利用して、自動車排ガスによる大気汚染濃度が高い板橋区大和町交差点を視察してまいりました。  私は、環境行政をつかさどるに際し、できる限り自分の目で現場を見て、現場の声を踏まえて、愛と知恵のある環境行政に取り組んでまいりたいと考えております。  また、国会審議活性化法施行に伴い、国会審議行政意思決定に際しての総括政務次官役割が明確に位置づけられました。私は、この位置づけを踏まえ、清水大臣を十分に補佐するとともに、国会審議活性化に向けて、みずからの職務に全力で取り組んでまいる所存でございます。  二十一世紀に向け、地球環境問題やダイオキシン等の化学物質問題など、解決していかなければならない課題は国の内外に山積しておりますが、これらに懸命に取り組んでまいる覚悟でございます。  細川委員長並びに委員各位の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手
  12. 細川律夫

    細川委員長 次回は、来る十六日火曜日午前九時理事会、午前九時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時十七分散会