○松本(善)
委員 それはテレビでも盛んにやっているんですよ。他用途米をつくらせないから、その分をつくらせないから、それで
ミニマムアクセス米をやむを得ず使っているんですよ。
真っ正面から言われれば農水省の政務次官が言われるようなことになるでしょうけれども、しかし、今、農政上、
日本の農業は本当に危機的
状況にありますよ。私は、
食糧援助の重要性と同時に、やはり、
日本の農業という観点からもこれをうんと重視すべきだ。
外務大臣も基本的に問題ないと言われる。農水省も、やはり検討をし直すべきだというふうに思います。
時間もありませんので、
コーヒー協定に行きます。これはまとめて聞きます。
私どもは、先ほど
質問がありましたが、これは非常に大事だと思っています。
コーヒー協定については、ほとんどの
生産国がこれに加盟しておって、その大半が後発
開発途上国で、これらの国にとって
コーヒーが最大の外貨獲得のための輸出品目になっていること、また、前回の
協定では、次の
協定へ向けて
価格安定メカニズムを含めて検討すること、
生産国と
消費国の協議の場として新たな
協定を策定したことなどを評価して賛成をしてまいりました。今回の
有効期間延長の措置は、
コーヒー取引に関する
国際協力を継続し、新たな
協定作成交渉のための時間的余裕を与えるものとして必要な措置と見られます。
問題は、大臣先ほど言われました、途上国のことも
考えなくちゃいかぬ。私は、
日本の立場から見ても、そういう姿勢をうんと強く持っていることが
日本の外交で非常に大事だと思いますが、
一つ聞きたいことは、しかし、市場原理に基づく自由取引を主張する
消費国側に押されて
価格調整機能を失ってくるというものが少なくない。一次産品に外貨獲得の手段を頼る途上国にとっては、こうした流れは
経済的に弱い立場にある途上国を一層弱い立場にする。途上国の
経済発展への寄与という
見地から、この
価格調整機能など重要な機能を持つものなので、この
価格の暴落が起きれば一次産品に糧を求める途上国の
経済に破滅的な影響を及ぼすんです。それは
世界経済にも影響するわけで、やはりそういうふうに市場原理任せにはできないものではないか。これが
一つです。
それからもう
一つ、今の問題としてお聞きしたいのは、今超党派の
議員がキューバへ行っております。キューバではイベロ
アメリカ首脳
会議も閉幕して、
アメリカのキューバ制裁法を非難する決議ができています。先ほどの一般的な問題とともに、キューバからの
コーヒー輸入、キューバも
コーヒーが非常に大きな貿易の
対象ですが、キューバとの外交関係の改善についてどのようにお
考えになっておるか、お答えをいただきたいというふうに思います。