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1999-06-01 第145回国会 衆議院 議院運営委員会 第34号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十一年六月一日(火曜日) 正午
開議
出席委員
委員長
中川
秀直君
理事
逢沢
一郎
君
理事
遠藤 武彦君
理事
御法川英文
君
理事
河本 三郎君
理事
熊代
昭彦君
理事
赤松 広隆君
理事
松沢
成文
君
理事
東 順治君
理事
井上 喜一君 飯島 忠義君 小野寺五典君 岸田 文雄君 砂田
圭佑
君 滝 実君 棚橋 泰文君
西川
公也君 奥田 建君 島 聡君 古川 元久君
旭道山和泰
君 中野 清君
西川太一郎
君
東中
光雄
君
畠山健治郎
君
委員外
の
出席者
議長
伊藤宗一郎
君 副
議長
渡部 恒三君
事務総長
谷 福丸君
委員
の異動 六月一日
辞任
補欠選任
新藤
義孝
君 滝 実君 同日
辞任
補欠選任
滝 実君
新藤
義孝
君 六月一日
衆議院
本
会議一般傍聴券交付手続き
の一層の
適正化
に関する
陳情書
(第二一〇号) は本
委員会
に参考送付された。 本日の
会議
に付した
案件
法務委員長杉浦正健
君
解任決議案
(
鹿野道彦
君外四名
提出
)の
取扱い
に関する件 本日の本
会議
の
議事等
に関する件 正午
開議
――――◇―――――
中川秀直
1
○
中川委員長
これより
会議
を開きます。 まず、
決議案
の
取扱い
に関する件についてでありますが、去る五月二十八日、
鹿野道彦
君外四名から、
民主党
、
社会民主党
・
市民連合
の
共同提案
による
法務委員長杉浦正健
君
解任決議案
が
提出
されました。 本
決議案
は、本日の本
会議
において議題とするに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中川秀直
2
○
中川委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 なお、本
決議案
の
趣旨弁明
は、
提出者
の
坂上富男
君が行います。
討論
につきましては、自由党の
達増拓也
君から
反対
、
民主党
の
佐々木秀典
君、
日本共産党
の
木島日出夫
君、
社会民主党
・
市民連合
の
保坂展人君
から、それぞれ
賛成討論
の
通告
があります。
討論
時間は、おのおの十分以内とするに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中川秀直
3
○
中川委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 なお、本
決議案
の
採決
は、
記名投票
をもって行います。 ――
―――――――――――
中川秀直
4
○
中川委員長
この際、
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
松沢成文
君。
松沢成文
5
○
松沢委員
本日の
議事日程
について
意見
を申し上げます。 本日の
議事日程
第六ないし第八は延期されるべきであります。 その
理由
を申し上げます。 去る二十八日に
法務委員会
において
強行採決
された、いわゆる
組織犯罪対策
三
法案
は、その
委員会運営手続
に重大な
瑕疵
があり、私
たち民主党
は、この
採決
を絶対に認めることはできません。
杉浦法務委員長
は、
理事会
において、
野党理事
、オブザーバーが
反対
する中、数回にわたり
委員会
を強行開会し、中には
定例日
を無視して開会するなど
暴挙
を繰り返した後、
強行採決
に踏み切ったのであります。
杉浦法務委員長
はみずから就任に際して宣言をしたように、
法秩序
と
国民
の
権利保全
を使命とする
法務委員会
の職責はまことに重大であります。
組織的犯罪対策
三
法案
のうち、特に
犯罪捜査
のための
通信傍受
に関する
法律案
は、憲法二十一条の
通信
の
秘密
を侵害する、まさに
国民
の
権利保全
にかかわる重大な欠陥を持つ
法案
であります。それがゆえに、私
たち
が
委員会
における十分な
審議
時間を求めた結果、
委員
一人
当たり
四時間の
審議
時間の確保についての
合意
がなされていました。にもかかわらず、いまだ各
委員当たり
一時間程度の質疑にとどまっております。 また、この
法案成立
の場合、さまざまな影響を受けることが予想される
国民各層
の率直な
意見
を聴取する必要から、中央、
地方公聴会
の開催を求めていたところであります。しかしながら、
杉浦法務委員長
は、これらの請求を一方的に退け、前日の
質問
時間の
合意
をほごにした上、かかる
暴挙
を行ったのであり、重大な
職務違反
として言語道断であり、断じて許しがたい行為であります。 以上のような
理由
で、去る二十八日に、
杉浦法務委員長
の
解任決議案
を私
たち民主党
は
提出
したところであります。 したがって、この
解任決議案
は、この三
法案
の
委員会
での
強行採決
を
理由
に
提出
されたものであって、まず本
会議
では
解任決議案
を
採決
し、その結果が出てから、この三
法案
に対する対応を、
委員会
に差し戻すことも含め、決めるべきであります。
解任決議案
が否決されるのを前提に、この三
法案
の
採決
を同日の本
会議
にセットするということは、
議会運営上
、容認することはできません。あくまでも本日の本
会議
では
解任決議案
の
採決
のみにとどめ、三
法案
の扱いについては、本日の本
会議
の後に改めて
審議日程
を決めるべきと考えます。
委員長
におかれましては、
議事日程
の
正当性
をかんがみ、慎重に対応されることを要求します。 以上です。
中川秀直
6
○
中川委員長
東中光雄
君。
東中光雄
7
○
東中委員
日程
第六ないし第八の三
案件
につきましては、
法務委員会
の
審議
が正常に行われなかっただけではなく、極めて異常であり、しかもその
審議
の仕方に
瑕疵
があったというふうに考えますので、その点、
法務委員長
の
報告
があったからといってそのまま
日程
に載せるのではなく、
議長
にも既にその時点で申し入れてありますが、
委員会
に差し戻して
審議
を尽くすべきであるというふうに考えております。 この三
法案
についての
審議
のやり方は、
法案
が、いわゆる
盗聴法案
、
通信
の
秘密
を守るという、
国民
の
基本的人権
を侵す
重要案件
であります。したがいまして、その
審議
は十分尽くすということが
当該委員会
の
理事懇談会
で話し合われ、
委員
一人
当たり
四時間の
審議
をするということの各党の
合意
がありました。そして、
国民
の
権利
が関係いたしますので、当然
公聴会
も開くべきであるということを
野党側
は強く要求したのであります。 ところが、
委員会審議
の
タイムテーブル
もつくられてないままで、一方的に
委員長
が開会を宣言し、そしてその
委員会
における
審議
は
発言通告
のないまま、
政党名
を、例えば
日本共産党
の
質問
時間でありますということを宣言して、
委員会
がじっとして時間を飛ばすというような前代未聞の異例の
委員会運営
を行って、ついに、一方的な
採決
を強行するに至りました。 そういう点で、私
たち
はこういう異例な、かつ
衆議院規則
が予定している
委員
の
発言
ということではない
政党
の
発言
というふうなことを、公式に
委員会運営
の中で
委員長
が
発言
したというふうな異常な状態でありますから、
審議
を尽くすという点で、差し戻して、慎重な
審議
を重ねるべきであると思うわけであります。
議長
においてその措置をとられて、
日程
から削除するべきだというふうに強く主張するものであります。 〔
民主党委員
及び
社会民主党
・
市民連合委員退場
〕
中川秀直
8
○
中川委員長
他に御
発言
はございますか。――それでは、
動議
の御
提出
ではございませんので、本日の
議事日程
第六ないし第八の各案に対し、自由
民主党
の
八代英太
君、
日本共産党
の
東中光雄
君から、それぞれ
討論
の
通告
があります。
討論
時間は、おのおの十分以内とするに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中川秀直
9
○
中川委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 ――
―――――――――――
中川秀直
10
○
中川委員長
次に、本日の本
会議
の
議事
の
順序
について、
事務総長
の説明を求めます。
谷福丸
11
○
谷事務総長
まず最初に、
動議
により、
法務委員長杉浦正健
君
解任決議案
を上程いたします。
民主党
の
坂上富男
さんが
趣旨弁明
を行います。次いで四人の
方々
からそれぞれ
討論
が行われますが、
順序
は
印刷物
のとおりでございます。次いで
記名投票
をもって
採決
いたします。 次に、
日程
第一ないし第五につき、
中馬外務委員長
の
報告
がございます。
採決
は二回になります。一回目は
日程
第一で、
全会一致
であります。二回目は
日程
第二ないし第五の四件で、
共産党
が
反対
でございます。 次に、
日程
第六ないし第八につき、
委員長報告
がございます。次いで二人の
方々
からそれぞれ
討論
が行われますが、
順序
は
印刷物
のとおりであります。次いで三案を一括して
起立採決
をもって
採決
いたします。 本日の
議事
は、以上でございます。 ――
―――――――――――
一、
決議案
の
取扱い
に関する件
法務委員長杉浦正健
君
解任決議案
(
鹿野道彦
君外四名
提出
)
趣旨弁明
坂上
富男
君(
民主
)
討論通告
反対
達増
拓也
君(自由)
賛成
佐々木秀典
君(
民主
)
賛成
木島日出夫
君(
共産
)
賛成
保坂
展人
君(社民)
採決
(
記名
) ――
―――――――――――
議事日程
第二十五号
平成
十一年六月一日 午後一時
開議
第一 拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける
取扱い
又は刑罰に関する
条約
の
締結
について
承認
を求めるの件 第二
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の
回避
及び
脱税
の
防止
のための
日本国
と大韓民国との間の
条約
の
締結
について
承認
を求めるの件 第三
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の
回避
及び
脱税
の
防止
のための
日本国政府
と
マレイシア政府
との間の協定の
締結
について
承認
を求めるの件(
参議院送付
) 第四
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の
回避
及び
脱税
の
防止
のための
日本国政府
と
カナダ政府
との間の
条約
を改正する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件(
参議院送付
) 第五
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の
回避
及び
脱税
の
防止
のための
日本国
とスウェーデンとの間の
条約
を改正する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件(
参議院送付
) 第六 組織的な
犯罪
の
処罰
及び
犯罪収益
の
規制等
に関する
法律案
(第百四十二回
国会
、
内閣提出
) 第七
犯罪捜査
のための
通信傍受
に関する
法律案
(第百四十二回
国会
、
内閣提出
) 第八
刑事訴訟法
の一部を改正する
法律案
(第百四十二回
国会
、
内閣提出
) ――
―――――――――――
議事順序
日程
第六 組織的な
犯罪
の
処罰
及び
犯罪収益
の
規制等
に関する
法律案
(第百四十二回
国会
、
内閣提出
)(
修正
)
日程
第七
犯罪捜査
のための
通信傍受
に関する
法律案
(第百四十二回
国会
、
内閣提出
)(
修正
)
日程
第八
刑事訴訟法
の一部を改正する
法律案
(第百四十二回
国会
、
内閣提出
) 一、
委員長報告
二、
討論通告
反対
東中
光雄
君(
共産
)
賛成
八代
英太
君(自民) 三、
採決
(
起立
) ――
―――――――――――
中川秀直
12
○
中川委員長
それでは、本日の本
会議
は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。 ――
―――――――――――
中川秀直
13
○
中川委員長
次に、次回の本
会議
及び
委員会
は、追って公報をもってお知らせいたします。 なお、明二日水曜日午前十一時から
理事会
を開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時十一分散会