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1998-10-06 第143回国会 衆議院 本会議 第16号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成十年十月六日(火曜日)     ―――――――――――――  議事日程 第十二号   平成十年十月六日     正午開議  第 一 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)  第 二 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全日本郵政労働組合関係)  第 三 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(郵政産業労働組合関係)  第 四 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係定員内職員」)  第 五 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係基幹作業職員常用作業員及び定期作業員」)  第 六 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係定員内職員」)  第 七 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係基幹作業職員常用作業員及び定期作業員」)  第 八 日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  第 九 国有林野事業改革のための特別措置法案(第百四十二回国会内閣提出)  第 十 国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  第十一 森林法等の一部を改正する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  第十二 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局設置に関し承認を求めるの件(第百四十二回国会内閣提出)  第十三 一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)      ――――――――――――― ○本日の会議に付した案件  日程第一 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)  日程第二 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全日本郵政労働組合関係)  日程第三 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(郵政産業労働組合関係)  日程第四 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係定員内職員」)  日程第五 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係基幹作業職員常用作業員及び定期作業員」)  日程第六 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係定員内職員」)  日程第七 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係基幹作業職員常用作業員及び定期作業員」)  日程第八 日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第九 国有林野事業改革のための特別措置法案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十 国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十一 森林法等の一部を改正する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十二 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局設置に関し承認を求めるの件(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十三 一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)     午後零時一分開議
  2. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) これより会議を開きます。      ――――◇―――――  日程第一 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)  日程第二 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全日本郵政労働組合関係)  日程第三 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(郵政産業労働組合関係)  日程第四 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係定員内職員」)  日程第五 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係基幹作業職員常用作業員及び定期作業員」)  日程第六 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係定員内職員」)  日程第七 国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係基幹作業職員常用作業員及び定期作業員」)
  3. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 日程第一ないし第七に掲げました国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件七件を一括して議題といたします。  委員長報告を求めます。労働委員長岩田順介君。     〔岩田順介登壇
  4. 岩田順介

    岩田順介君 ただいま議題となりました国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)外六件について、労働委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  本各件は、平成十年六月二十四日、中央労働委員会関係労働組合の要求に係る平成十年度新賃金に関する紛争について行った裁定の実施が、予算上可能であるとは断定できないので、国会議決を求めようとするものであります。  本各件は、去る八月二十八日付託となり、昨五日甘利労働大臣から提案理由説明を聴取した後、採決の結果、本各件はいずれも全会一致をもって中央労働委員会裁定のとおり実施することを承認すべきものと議決した次第であります。  以上、御報告を申し上げます。(拍手)     ―――――――――――――
  5. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 七件を一括して採決いたします。  委員長報告は、七件とも中央労働委員会裁定のとおり実施することを承認すべきものと決したものであります。七件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、七件とも委員長報告のとおり決しました。      ――――◇―――――  日程第八 日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第九 国有林野事業改革のための特別措置法案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十 国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十一 森林法等の一部を改正する法律案(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十二 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局設置に関し承認を求めるの件(第百四十二回国会内閣提出)  日程第十三 一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案(第百四十二回国会内閣提出
  7. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 日程第八、日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案日程第九、国有林野事業改革のための特別措置法案日程第十、国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案日程第十一、森林法等の一部を改正する法律案日程第十二、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局設置に関し承認を求めるの件、日程第十三、一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案、右六件を一括して議題といたします。  委員長報告を求めます。日本国有鉄道清算事業団債務処理及び国有林野事業改革等に関する特別委員長大原一三君。     〔大原一三登壇
  8. 大原一三

    大原一三君 ただいま議題となりました六案件につきまして、本特別委員会における審査経過及び結果を御報告申し上げます。  まず、日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案は、清算事業団債務等の抜本的な処理を図ることが緊急の課題となっていることにかんがみ、政府による同事業団債務承継等措置を講じようとするものであります。  次に、国有林野事業改革のための特別措置法案は、国有林野事業の危機的な財務状況にかんがみ、同事業の抜本的な改革趣旨を明らかにするとともに、累積債務一般会計への帰属等措置を講じようとするものであります。  次に、国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案は、国有林野管理経営の目標を明らかにするとともに、森林保全経費等についての一般会計から国有林野事業特別会計への繰り入れ等措置を講じようとするものであります。  次に、森林法等の一部を改正する法律案は、森林の有する公益的機能を重視し、地域の実情に即したきめ細かな森林整備を推進するための措置を講じようとするものであります。  次に、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局設置に関し承認を求めるの件は、営林局等森林管理局に再編することに伴い、二つの森林管理局管轄区域が拡大することから、国会承認を求めようとするものであります。  次に、一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案は、清算事業団及び国有林野事業債務一般会計への承継等に伴い負担が増加することにかんがみ、郵便貯金特別会計からの繰り入れ特例措置及びたばこ特別税創設等措置を講じようとするものであります。  以上の各案件は、前国会に提出され、五月七日の本会議において本特別委員会設置され、引き続き趣旨説明質疑が行われました。  本特別委員会におきましては、同月十五日政府から提案理由説明を聴取いたしましたが、質疑は行われず、継続審査となっていたものであります。  今国会におきましては、八月三十一日質疑に入り、参考人から意見を聴取するなど、慎重かつ熱心に審査を行いました。  次いで、昨日、日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案に対し、自由民主党自由党及び社会民主党市民連合から提出された、清算事業団負担することとされていた移換金負担のうち、JR負担分を二分の一に軽減することなどを内容とする修正案民主党及び平和・改革から提出された、清算事業団負担することとされていた移換金負担については、日本鉄道建設公団が負担することなどを内容とする修正案日本共産党から提出された、JR等負担見直しなどを内容とする修正案、並びに、国有林野事業改革のための特別措置法案国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案及び一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案に対し、自由民主党から提出された、施行期日を改める等の修正案について、それぞれ趣旨説明を聴取いたしました。  次いで、各案件及び各修正案を一括して質疑を行い、質疑終局後、討論を行い、採決いたしました結果、日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案に対する日本共産党提出修正案並び民主党及び平和・改革共同提出修正案はいずれも賛成少数をもって否決され、本案は自由民主党自由党及び社会民主党市民連合共同提出修正案のとおり賛成多数をもって修正議決すべきものと決しました。  国有林野事業改革のための特別措置法案国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案及び一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案自由民主党提出修正案のとおりいずれも賛成多数をもって修正議決すべきものと決しました。  森林法等の一部を改正する法律案全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局設置に関し承認を求めるの件は賛成多数をもって承認すべきものと決しました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ―――――――――――――
  9. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。佐藤敬夫君。     〔佐藤敬夫登壇
  10. 佐藤敬夫

    佐藤敬夫君 私は、民主党を代表して、森林法を除く他の法案に対し、反対討論を行います。  今をさかのぼること約十二年前に、破綻に瀕した国鉄を再生すべく、国民的議論を経て、国鉄改革関連法が成立し、昭和六十二年四月一日に新生JRがスタートしました。  改革は戦後最大行政改革と言っても過言ではなく、二十世紀の日本の誇るべき成果として後世に引き継がなければなりません。そのためにも、残された最大課題である国鉄清算事業団長期債務処理を、国民の理解と協力を得られる形で、円滑に実施することが強く求められております。  十月四日のある新聞にこんな発言がありました。  断っておくが、これは政治の話ではなく、債務処理という経済の話である。本来JR負担すべきなら、全額負担させるべきであり、その立論が間違っているのなら、一銭も負担をさせてはいけないのである。一銭も負担させるべきでないと多くの人たちが考えている理由はただ一つ、既にJR負担政府との間で決着済みであり、そもそも追加負担は筋違いであるという点に尽きる。  そう考えているのは野党議員だけではない。かなり多くの自民党有力議員あるいは自民党議員の皆さんも、JR追加負担はおかしいと公言しているのであります。  現役ではないが、後藤田正晴元副総理の話は本質をついております。JRは既に民間企業である。新たな負担株主代表訴訟の対象になり得る。政府負担強制株主に対する財産権侵害として憲法問題になりはしないか。そのとおりである。  この観点から今回の法案を考えるに、法案に含まれているJRへの追加負担は、何ら合理性のない不当なものであります。よって、我が党は、平和・改革共同で、この追加負担を撤回する修正案を早い段階で提示いたしました。  ところが、昨日突然に、自由民主党自由党社会民主党三党により、負担を半額にするという修正案が提出され、本日、衆議院において採決されようとしております。日本の将来を左右する重要な問題を、拙速に、しかも安易な妥協によって解決しようとする姿勢に、私は怒りを禁じ得ません。  以下、本法案について、反対意見を申し上げます。  第一に、本法案は、国鉄改革の理念を踏みにじるばかりか、議会制民主主義をじゅうりんするものと言っても過言ではありません。  国鉄改革の時点で処理されるべきとされた三十七・一兆の長期債務につきましては、JRには負担能力いっぱいの十四・五兆を背負わせ、残りの二十二・七兆は清算事業団負担として、最終的には国が責任を持って処理することとされました。その後、JRが十一年間で八・八兆もの利払いをした上で、債務を十二・四兆まで減らした一方で、清算事業団債務は二十七・七兆に累増しました。これは、さまざまな事情があったとはいえ、本質的には、政府問題先送り体質が招いた結果と言わざるを得ません。  今回の法案において、政府はみずからの責任は棚上げにして、全く筋の通らない仕組みをつくり上げました。それが、年金移換金JRへの追加負担であります。  昨年の年金統合の際に、鉄道共済から厚生年金へ移すこととなった移換金のうち、不足していた九千四百億円の負担区分については、国会審議を経て、法律により、清算事業団は七千七百億円、JRは千七百億円と決定されました。これは、各組合員国鉄職員期間に相当する部分については、当時の事業主たる国鉄の地位を引き継いだ清算事業団負担し、JR社員期間に相当する部分についてはJR負担するという考え方に基づいて区分されたものであります。  第二に、今回の法案審議に当たり、政府の主張は、責任逃れの言いわけと牽強付会な詭弁に終始しております。  一度法律で定めたことを、何の合理的な根拠もなく、わずか二年足らずの間に覆し、民間会社負担を強制する。これは明らかに、財産権の保障を定めた憲法第二十九条に違反します。議会制民主主義を破壊しかねない、史上まれに見る暴挙であると言わざるを得ません。  海外の投資家は、このような政府のやり方に対し、強い不信感を抱いております。日本はやはりグローバルスタンダードと異なる奇妙な国であるとの認識が、日本株式市場全体に対する不信感につながるような事態は、絶対に避けなければなりません。  JRへの追加負担は、業績悪化見込みから株価の低下を招き、民営化株式への信頼を損なうこととなり、今後の本州三社の株式売却、三島・貨物会社の上場への阻害要因となり、事業団債務返済スキームにも悪影響を及ぼすものであります。このように、市場に対して悪影響を与えるようなことを法律で強制すれば、低迷する株式市場経済にどのようなインパクトがあるのか、明らかであります。政府は、口では金融再生景気回復とは言っているものの、本当に株式市場を立て直し、景気回復を行う気持ちがあるのでしょうか。  この法律もこのまま成立すれば、企業予測可能性を超えた範囲で負担を強いることになり、国際的な企業日本から離れていくことになりかねません。政府は、この法律経済に与える影響を知っていながら、完全に無視しているのでしょうか。それとも、経済政策を全くわかっていないということなのでしょうか。日本社会が世界から孤立することも辞さない覚悟でこの法律を提案しておられることは、敬服に値するかもしれませんが、鎖国をしていた江戸時代の人間ならともかく、時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ません。(拍手)  次に、債務承継財源確保法案でありますが、長期債務と全く関係のないところから財源を持ってくるといった手法は、納得のできるものではありません。一般会計財源が不足するための措置だとおっしゃるかもしれませんが、それならば、なぜ、法案の第一条にわざわざ長期債務の問題に触れ、さらにたばこ特別税については、その収入を一般会計を経ずに国債整理基金特別会計歳入にするのでしょうか。  これは、たばこ特別税目的税であることを明示しているものとみなさざるを得ません。目的税であるならば、その歳出と歳入の間には相当の関係がなければなりません。同様なことは郵便貯金についても言えます。もし、特別会計に余剰があるとするならば、それは預金者に還元されるのが本来の趣旨ではないでしょうか。  最後に、国有林野法案関係についてであります。  今日の国有林野事業破綻原因は明白であります。外材輸入などで経営の行き詰まった事業見直し政府先送りし、いつまでも独立採算制国営企業方式にこだわり、高金利の財投資金を投入し続けたことが、今日の三・八兆円にも上る累積債務につながっているのです。
  11. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 佐藤敬夫君、申し合わせの時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
  12. 佐藤敬夫

    佐藤敬夫君(続) このような本質的な部分には手をつけず、経営改善と称して、専ら職員の削減を進めてきたのがこれまでの政策であります。  そして、今回の法案も、表面上は公益的機能への転換と言いながら、基本的には、従来の政策の延長にすぎないと言わざるを得ません。もし、本気で公益的機能へ転換するのであれば、国有財産法上の位置づけは、当然、現在の企業用財産から公共用財産と変更すべきであります。  また、事業特会に一兆円残すというのも、抜本改革への姿勢を疑います。政府は、過去、何度も長期改善計画を立てては失敗してきました。ところが、今回も、五十年かけて一兆円もの債務を償還しながら経営を黒字転換させるという長期見通しを提示しているのです。一体このような見通しをだれが信用すると思っているのでしょうか。林野庁みずからが国有林野事業破綻を認めているにもかかわらず、一兆円もの債務を背負わせての事業再建など無謀と言うほかありません。
  13. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 佐藤敬夫君、申し合わせの時間が過ぎましたから、なるべく簡単に願います。
  14. 佐藤敬夫

    佐藤敬夫君(続) 以上が、国有林野改革法案反対する主な理由であります。  国家百年の計に照らし、日本民主主義を守るためにも、議員各位が良識ある判断を下されることを強く期待して、私の討論を終わります。(拍手
  15. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 杉山憲夫君。     〔杉山憲夫登壇
  16. 杉山憲夫

    杉山憲夫君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました各案件につきまして、修正案を含め、賛成の意を表するものであります。  以下、その理由を簡単に申し述べます。  まず、日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案についてであります。  日本国有鉄道清算事業団債務本格的処理は、もはや先送りの許されない問題であり、緊急に実施すべき重要課題であります。加えて、現在既に、この問題については、法案が期限内に成立しないことに伴い発生する事業団債務償還等の支払いのために、資金運用部事業団の日々のつなぎ資金を融通するという異例事態を招いております。このような異例事態を一刻も早く是正するためにも、事業団債務は一刻も早く処理しなければならないという国家的、国民的見地に立って、本法律案は一日も早く成立させなければなりません。  また、同法律案に対する修正案は、基本的には、JR社員分厚生年金移換金についてはJR国民とで負担を分かち合うこととし、JR負担政府案の二分の一に軽減しようとするものであります。この修正により、年金統合後における年金に関するJR企業負担は、JR平成九年四月の年金統合前まで行ってきた負担と同程度であり、JRにとって負担増にはならないものであり、この点からも適切なものであります。  次に、国有林野事業改革のための特別措置法案及び国有林野事業改革のための関係法律整備に関する法律案についてであります。  国有林野事業は現在危機的な財務状況に直面しており、国民共通財産である国有林野を将来にわたって適切に管理し、国土の保全その他公益的機能維持増進などの国有林野事業の使命を十全に果たしていくためには、一刻も早く抜本的改革を図ることが急務となっております。  これら法律案及びその修正案は、国有林野事業のこのような状況を踏まえ、公益的機能を重視した管理経営に転換するとともに、雇用問題及び労使関係に十分配慮しつつ、組織、要員の徹底した合理化、縮減を図り、累積債務本格的処理を行うなど、抜本的改革を実施するための措置を講ずることとするものであり、私どもといたしましては、まさに時宜を得たものと考えるものであります。  次に、一般会計における債務承継等に伴い必要な財源確保に係る特別措置に関する法律案及びその修正案につきましては、極めて厳しい財政状況のもと、国鉄長期債務及び国有林野累積債務抜本的処理の一環として長期債務等を承継することに伴い一般会計負担が増加することに対応するため、可能な限りの財源捻出努力を行いつつ、ぎりぎりの財源措置を講じたものであり、現下の経済財政状況を踏まえた適切な対応であると考えます。  最後に、これらの問題が国会として一刻の猶予も許されない緊急の課題であることを重ねて申し上げまして、私の賛成討論といたします。(拍手
  17. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 宮地正介君。     〔宮地正介登壇
  18. 宮地正介

    宮地正介君 私は、平和・改革を代表し、ただいま議題となりました各案件中、森林法等の一部を改正する法律案賛成、いわゆる国鉄清算事業団債務処理法案外四件に対し反対討論を行います。  まず、反対理由の第一は、JR追加負担は、立法府を軽視し、民主主義のルールを踏みにじる暴挙であるからであります。  厚生年金への統合による鉄道共済年金移換金問題は、既に決着済みであります。国鉄清算事業団が引き継ぐ移換金債務七千七百億円については、平成八年三月八日の閣議において、最終的には国において処理すると決定したのであります。さらに、国鉄改革法等施行法第三十八条の二では、「政令で定めるところにより、清算事業団負担する。」と規定されているのであります。この「政令で定めるところ」とは、まさに七千七百億円の移換金のことを指しているのであります。  この法律案は、平成八年五月から六月にかけて衆参両院で審議され、この審議の中で、まさか後々にJR各社に対し新たに三千六百億円の追加負担がなされるとはだれも考えていなかったのであります。要するに、平成八年六月七日の国鉄改革法等施行法の成立をもって、移換金七千七百億円の問題は既に決着済みなのです。  ところが、昨年十二月十七日の政府の財政構造改革会議で今回の債務処理スキームが政治決着され、新たにJR各社に対する三千六百億円の追加負担が突如として出てくるのであります。この政治決着されて以後、国鉄改革法等施行法第三十八条の二の精神がゆがめられ、平成八年三月八日の閣議決定がほごにされるだけでなく、平成八年当時における国会審議も軽視されることになるのです。すなわち、新法である国鉄清算事業団債務処理法案第九条において、鉄建公団に四千百億円、JR各社に三千六百億円と負担が二分化されるのであります。  昨年十二月十七日以降、政府答弁は、国において処理するとは、国が負担するということではない、国が責任を持って処理の仕方を決めることですとか、清算事業団負担するとは国が負担するということではないなど、明らかに詭弁ともとれる内容に変質されたのであります。こんな不条理なことはありません。日本民主主義の崩壊につながりかねません。今こそ、立法府である国会の見識が問われているのであります。単なる財政上のJR負担の軽減とは根本的に違うのであります。民主主義の根幹にかかわる問題なのであります。  参考人陳述で慶応大学の小林節教授は、JRへの追加負担は私有財産権を保障する憲法第二十九条二項、三項の上からも憲法違反の疑いがあると指摘しております。政府は、直ちに国鉄清算事業団債務処理法案第九条のJR追加負担の削除を行い、法案修正を決断すべきであります。  反対の第二の理由は、自由主義経済の中、政府がアンフェアなことをJR各社に押しつけることにより、国際金融市場からの信用を失うおそれがあることであります。  現在、世界は、日本経済金融危機をどう乗り越えていくかを注目しております。国際金融市場は、東京金融市場の動向を注視しているのであります。そうした中、今回の処理スキームで、民営化したJRやJTに対し、理不尽なJR追加負担たばこ特別税の創設が行われれば、国際金融市場での信用が失墜し、金融危機に追い打ちをかけるような結果になることが懸念されるのであります。  この債務処理が実施された場合、世界の投資家から、日本政府は民営化した企業に対し不条理な干渉をするのかという悪い印象を与えてしまうことになり、我が国の株式市場に対する信用を失うことになるわけであります。この法案が成立したと同時にJRやJTの株価が下落したとき、政府はどう責任をとるつもりなのか。今日の、官から民への時代の流れに全く逆行していると言わざるを得ないのであります。  反対の第三の理由は、財源確保に問題があるということであります。  なぜ、国鉄清算事業団国有林野事業の国の経営破綻のツケをたばこや郵便貯金に負わせようとするのか、国民には全く理解ができないのであります。なぜ、たばこ喫煙者三千四百万人が負担しなければならないのか。さらに、郵便貯金特別会計の剰余金は、本来、貯金者に還元されなければならないにもかかわらず、国鉄清算事業団長期債務の利払い分に充てられているのであります。どういう因果関係があるというのか。  これはまさに、取りやすいところから取るという安易な政治決着の代物であります。このように、今回の政府債務処理には多くの問題があり、到底容認することはできません。(拍手)  なお、国有林野事業法案及び承認案件につきましては、人員削減や機構改革のリストラに問題があり、反対を表明するものであります。  以上、私の討論を終わります。(拍手
  19. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 二見伸明君。     〔二見伸明君登壇
  20. 二見伸明

    ○二見伸明君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました六案件について、それぞれ賛成の立場で討論を行います。  国鉄債務は既に約二十八兆円に上っており、これを放置することは、我が国の経済社会にとって重大な問題であります。これは、言うまでもなく、これを放置し続けてきた政府の怠慢によるものであり、政府責任はまことに重大であります。私は、このような状態を一刻も早く改善しなければならないと考えるものであります。  以下、賛成理由を申し述べます。  第一に、国鉄債務を累積させてきた利子問題を速やかに解決する必要があるということであります。  このままこの問題を放置しておけば、いたずらに利子が利子を生み、二十一世紀には累積債務は三十兆円を突破し、国民にそのしわ寄せがいくことは明らかであります。そのためには、関係者に十分な御理解をいただいた上で、たばこや郵貯に負担を求めることもやむを得ない措置であると考えるものであります。  第二に、今回の国会審議で最も問題となった、JR社員の年金に関するJR負担の問題についてであります。  今回、国鉄清算事業団が抱える厚生年金移換金負担のうち、JRの社員分三千六百億円については、これをJR負担とするか、それとも、他の野党の言うように、鉄建公団に全額負担させ、結果として、関係のない一般国民負担とするかが大きな問題となったのであります。  私ども自由党は、この問題を最終的に解決するためには、国とJRがともに問題解決のために歩み寄り、JR社員の年金のため、双方が負担を分かち合う以外にないと考え、政府案の第九条を改正する修正案を提案したのであります。  この際指摘しておきたいことは、すべてをJR負担させるという政府案では、JR経営、特に、経営体質の弱い北海道、九州、四国の三島会社とJR貨物は赤字から抜け出せなくなるおそれがあるということであります。  国鉄債務処理は、もはや一刻の猶予も許されません。党派を超えて早期に成立を図ることが政治に課せられた責任であるということであります。  政府案に対して、他の野党から、JR負担分を、すべて鉄建公団を通し、国民負担修正すべきであるという強い意見があったことも承知しております。また、郵貯やたばこを財源にすることに反対する意見のあることも承知をしております。しかし、それは、結果的には国民負担を強いる甚だ無責任な考えと言わざるを得ません。財源の明示もなく、ただ単に反対することは、まさに無責任と言わざるを得ません。  しかも、それは、債務処理問題を結果として先送りすることにほかなりません。今国会で、修正された法案を成立させ、可及的速やかに債務処理を実行に移すことが、政党政派を超えた政治に託された責任であると改めて強く指摘したいのであります。(拍手)  第三に、国有林野事業についても、国鉄債務同様早期に債務処理を行わなければなりませんが、その処理方法は、国有林野事業が可能な限りの自助努力を行う方策を探る必要があります。したがって、政府案は、国有林野事業が自己改革を行いながら累積債務処理していくためには、やむを得ない方策だと思います。  ただ、国有林野事業特別会計処理していく約一兆円について、その基礎となる国有林野事業の収支見通しの算定基準が不確実な前提を条件としているため、状況が変われば、今後適切に処理が行われていけない可能性も十分にあります。そのために、今後一定期間を経過した後に、国有林野事業経営形態、要員計画等の見直しを行い、必要に応じて所要の措置を講ずることが必要であると考えるものであります。  最後に、難しいからといって問題を先送りすることが、結局は国民に余計な負担を押しつけることになるということを申し述べて、賛成討論といたします。(拍手
  21. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 平賀高成君。     〔平賀高成君登壇
  22. 平賀高成

    ○平賀高成君 私は、日本共産党を代表して、反対討論を行います。  政府は、国鉄の分割・民営化に際して、長期債務問題の解決を図ることを最大課題としてきました。また、政府は、国鉄職員を一人も路頭に迷わせないと明言してきました。それにもかかわらず、一千四十七名問題がいまだに解決を見ていないことは極めて遺憾なことであり、政府責任を持って解決をするべきです。  長期債務国民負担は、十三・八兆円とされていたものが、減るどころか、二十七・八兆円になり、国民負担を二倍に膨らませた政府責任は極めて重大です。  債務法案は当面の利払いについて対応するものであり、元本返済の財源には全く裏づけがなく、長期債務抜本的処理とはほど遠いものであります。しかも、利払いの財源は、旧国鉄とは全く関係のない郵便貯金特別会計からの繰り入れやたばこ税の増税分を充てるものです。これは、政府の無策によって膨らませてきた借金のツケをほとんど国民負担させるものであり、絶対に認めるわけにはいきません。(拍手)  国鉄分割・民営化のときに、JRは鉄道事業に必要な土地として、国鉄の優良資産を明治、大正時代の簿価で承継しました。JR本州三社は、この土地を活用して、駅ビルなど関連事業に進出したり、簿価で手に入れた土地を時価で売却して大もうけをしています。  JR本州三社から既存の新幹線譲渡の要望を受け、リース料に一兆円を上乗せしただけで、年間総売上額一兆七千億円に上る既存の新幹線を売却したのであります。こうした本州JR三社への優遇措置を改め、応分の負担をさせることは当然であります。  今求められているのは、我が党が提案しているように、道路特定財源を初め、港湾、空港など交通関係特別会計を一元化した総合交通特別会計を創設し、公共事業の浪費をなくし、JR本州三社への負担分もあわせるなど、新たな国民負担なしの抜本的処理策を真剣に検討することです。  国有林野事業累積債務が三兆八千億円に膨らんだ原因は、独立採算を押しつけたまま木材の輸入自由化を進め、赤字対策に財投資金を投入してきた責任は、自民党政府にあることは明らかです。  国有林野事業改革法案は、木材生産からの撤退と民間委託を進め、職員は三分の一規模に削減し、営林局は半減化され、二百二十九の営林署は九十八の森林管理署に統廃合されるものです。これは、関係地方自治体が強く反対しているように、国有林野事業の事実上の機能停止と言わざるを得ません。  さらに、一兆円の償還債務を引き継ぐ国有林野事業は、木材生産から撤退する中で、収入源は資産売却しかなく、国有林野の切り売りが続き、一層の荒廃を招くことにつながります。人減らしや営林署の統廃合をやめ、国が国有林に全面的に責任を持つ原則を今こそ確立するべきです。  以上で、反対討論を終わります。(拍手
  23. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) これにて討論は終局いたしました。     ―――――――――――――
  24. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) これより採決に入ります。  まず、日程第八につき採決いたします。  この採決は記名投票をもって行います。  本案の委員長報告修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕
  25. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。  投票を計算させます。     〔参事投票を計算〕
  26. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 投票の結果を事務総長から報告させます。     〔事務総長報告〕  投票総数 四百六十七   可とする者(白票)        三百二   否とする者(青票)       百六十五
  27. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 右の結果、日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案委員長報告のとおり修正議決いたしました。(拍手)     ―――――――――――――  日本国有鉄道清算事業団債務等処理に関する法律案委員長報告のとおり決するを可とする議員の氏名       安倍 晋三君    相沢 英之君       逢沢 一郎君    愛知 和男君       赤城 徳彦君    浅野 勝人君       麻生 太郎君    甘利  明君       荒井 広幸君    井奥 貞雄君       伊藤 公介君    伊藤 達也君       伊吹 文明君    飯島 忠義君       池田 行彦君    石川 要三君       石崎  岳君    石破  茂君       石原 伸晃君    稲垣 実男君       稲葉 大和君    今井  宏君       今村 雅弘君    岩下 栄一君       岩永 峯一君    植竹 繁雄君       臼井日出男君    江口 一雄君       江渡 聡徳君    江藤 隆美君       衛藤征士郎君    衛藤 晟一君       遠藤 武彦君    遠藤 利明君       小川  元君    小里 貞利君       小澤  潔君    小野 晋也君       小野寺五典君    小渕 恵三君       越智 通雄君    大石 秀政君       大島 理森君    大野 松茂君       大野 功統君    大原 一三君       大村 秀章君    太田 誠一君       奥田 幹生君    奥野 誠亮君       奥山 茂彦君    加藤 紘一君       加藤 卓二君    嘉数 知賢君       柿澤 弘治君    粕谷  茂君       金子 一義君    金田 英行君       亀井 久興君    亀井 善之君       鴨下 一郎君    川崎 二郎君       河井 克行君    河村 建夫君       瓦   力君    木村 隆秀君       木村 義雄君    岸田 文雄君       岸本 光造君    北村 直人君       久間 章生君    久野統一郎君       鯨岡 兵輔君    熊谷 市雄君       熊代 昭彦君    倉成 正和君       栗原 博久君    栗原 裕康君       栗本慎一郎君    小泉純一郎君       小坂 憲次君    小杉  隆君       小林 興起君    小林 多門君       古賀  誠君    古賀 正浩君       河野 洋平君    河本 三郎君       高村 正彦君    佐田玄一郎君       佐藤 孝行君    佐藤 静雄君       佐藤 信二君    佐藤 剛男君       佐藤  勉君    斉藤斗志二君       坂井 隆憲君    桜井  新君       櫻内 義雄君    桜田 義孝君       笹川  堯君    自見庄三郎君       実川 幸夫君    島村 宜伸君       下地 幹郎君    白川 勝彦君       新藤 義孝君    杉浦 正健君       杉山 憲夫君    鈴木 俊一君       鈴木 恒夫君    鈴木 宗男君       砂田 圭佑君    関谷 勝嗣君       園田 修光君    田中 和徳君       田中 昭一君    田中眞紀子君       田邉 國男君    田野瀬良太郎君       田村 憲久君    高市 早苗君       高鳥  修君    高橋 一郎君       滝   実君    竹下  登君       竹本 直一君    武部  勤君       橘 康太郎君    棚橋 泰文君       谷  洋一君    谷川 和穗君       谷畑  孝君    玉沢徳一郎君       近岡理一郎君    中馬 弘毅君       津島 雄二君    戸井田 徹君       東家 嘉幸君    虎島 和夫君       中尾 栄一君    中川 昭一君       中川 秀直君    中島洋次郎君       中曽根康弘君    中谷  元君       中村正三郎君    中山 太郎君       中山 利生君    中山 成彬君       中山 正暉君    仲村 正治君       長勢 甚遠君    丹羽 雄哉君       西川 公也君    西田  司君       額賀福志郎君    根本  匠君       能勢 和子君    野田 聖子君       野田  実君    野中 広務君       野呂田芳成君    葉梨 信行君       萩野 浩基君    萩山 教嚴君       橋本龍太郎君    蓮実  進君       浜田 靖一君    林  幹雄君       林  義郎君    原 健三郎君       原田昇左右君    原田 義昭君       桧田  仁君    平沼 赳夫君       平林 鴻三君    深谷 隆司君       福田 康夫君    福永 信彦君       藤井 孝男君    藤本 孝雄君       二田 孝治君    船田  元君       古屋 圭司君    保利 耕輔君       穂積 良行君    細田 博之君       堀内 光雄君    堀之内久男君       牧野 隆守君    増田 敏男君       町村 信孝君    松岡 利勝君       松下 忠洋君    松永  光君       松本 和那君    三ツ林弥太郎君       三塚  博君    御法川英文君       宮越 光寛君    宮澤 喜一君       宮路 和明君    宮下 創平君       宮島 大典君    宮本 一三君       武藤 嘉文君    村井  仁君       村岡 兼造君    村上誠一郎君       村田敬次郎君    村田 吉隆君       村山 達雄君    目片  信君       持永 和見君    望月 義夫君       茂木 敏充君    森  英介君       森  喜朗君    森田 健作君       森田  一君    森山 眞弓君       八代 英太君    矢上 雅義君       谷津 義男君    保岡 興治君       柳沢 伯夫君    柳本 卓治君       山口 俊一君    山口 泰明君       山崎  拓君    山下 徳夫君       山中 貞則君    山本 公一君       山本 幸三君    山本 有二君       与謝野 馨君    横内 正明君       吉川 貴盛君    米田 建三君       渡辺 具能君    渡辺 博道君       渡辺 喜美君    綿貫 民輔君       安倍 基雄君    青木 宏之君       東  祥三君    井上 喜一君       石垣 一夫君    一川 保夫君       江崎 鐵磨君    小沢 一郎君       岡島 正之君    加藤 六月君       久保 哲司君    小池百合子君       権藤 恒夫君    佐々木洋平君       佐藤 茂樹君    塩田  晋君       菅原喜重郎君    鈴木 淑夫君       武山百合子君    達増 拓也君       谷口 隆義君    中井  洽君       中西 啓介君    中村 鋭一君       二階 俊博君    西  博義君       西川太一郎君    西田  猛君       西野  陽君    西村 章三君       西村 眞悟君    野田  毅君       二見 伸明君    松浪健四郎君       三沢  淳君    吉田 幸弘君       米津 等史君    鰐淵 俊之君       秋葉 忠利君    伊藤  茂君       北沢 清功君    辻元 清美君       土井たか子君    中川 智子君       中西 績介君    畠山健治郎君       濱田 健一君    深田  肇君       保坂 展人君    前島 秀行君       横光 克彦君    粟屋 敏信君       岩浅 嘉仁君    左藤  恵君       坂本 剛二君    笹山 登生君       土屋 品子君    中村喜四郎君  否とする議員の氏名       安住  淳君    赤松 広隆君       伊藤 英成君    伊藤 忠治君       家西  悟君    池端 清一君       石井 紘基君    石井  一君       石毛 鍈子君    石橋 大吉君       岩田 順介君    上田 清司君       上原 康助君    生方 幸夫君       枝野 幸男君    小沢 鋭仁君       大畠 章宏君    岡田 克也君       奥田  建君    鹿野 道彦君       海江田万里君    鍵田 節哉君       金田 誠一君    川内 博史君       川端 達夫君    神田  厚君       菅  直人君    北橋 健治君       北村 哲男君    北脇 保之君       熊谷  弘君    桑原  豊君       玄葉光一郎君    小平 忠正君       小林  守君    木幡 弘道君       古賀 一成君    五島 正規君       今田 保典君    近藤 昭一君       佐々木秀典君    佐藤謙一郎君       佐藤 敬夫君    坂上 富男君       島   聡君    島津 尚純君       城島 正光君    末松 義規君       仙谷 由人君    田中 慶秋君       田中  甲君    高木 義明君       玉置 一弥君    辻  一彦君       土肥 隆一君    中川 正春君       中桐 伸五君    中沢 健次君       中野 寛成君    永井 英慈君       羽田  孜君    葉山  峻君       畑 英次郎君    鉢呂 吉雄君       鳩山 邦夫君    鳩山由紀夫君       原口 一博君    日野 市朗君       肥田美代子君    平野 博文君       福岡 宗也君    藤田 幸久君       藤村  修君    古川 元久君       細川 律夫君    堀込 征雄君       前田 武志君    前原 誠司君       松崎 公昭君    松沢 成文君       松本 惟子君    松本  龍君       山花 貞夫君    山元  勉君       山本 譲司君    山本 孝史君       横路 孝弘君    吉田  治君       吉田 公一君    渡辺  周君       青山 二三君    赤羽 一嘉君       赤松 正雄君    井上 義久君       池坊 保子君    石井 啓一君       石田 勝之君    石田幸四郎君       市川 雄一君    上田  勇君       漆原 良夫君    遠藤 乙彦君       遠藤 和良君    小沢 辰男君       大口 善徳君    大野由利子君       太田 昭宏君    近江巳記夫君       長内 順一君    河合 正智君       河上 覃雄君    神崎 武法君       木村 太郎君    北側 一雄君       旭道山和泰君    草川 昭三君       倉田 栄喜君    斉藤 鉄夫君       坂口  力君    白保 台一君       田端 正広君    富田 茂之君       中野  清君    並木 正芳君       西川 知雄君    東  順治君       平田 米男君    福島  豊君       福留 泰蔵君    冬柴 鐵三君       前田  正君    桝屋 敬悟君       丸谷 佳織君    宮地 正介君       若松 謙維君    石井 郁子君       大森  猛君    金子 満広君       木島日出夫君    穀田 恵二君       佐々木憲昭君    佐々木陸海君       志位 和夫君    瀬古由起子君       辻  第一君    寺前  巌君       中路 雅弘君    中島 武敏君       中林よし子君    春名 直章君       東中 光雄君    平賀 高成君       不破 哲三君    藤木 洋子君       古堅 実吉君    松本 善明君       矢島 恒夫君    山原健二郎君       吉井 英勝君    海部 俊樹君       河村たかし君    笹木 竜三君       中田  宏君    武村 正義君       渡部 恒三君
  28. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 次に、日程第九、第十及び第十三の三案を一括して採決いたします。  三案の委員長報告はいずれも修正であります。三案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  29. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、三案とも委員長報告のとおり修正議決いたしました。(拍手)  次に、日程第十一につき採決いたします。  本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、日程第十二につき採決いたします。  本件を委員長報告のとおり承認するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  31. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり承認することに決まりました。      ――――◇―――――
  32. 伊藤宗一郎

    議長伊藤宗一郎君) 本日は、これにて散会いたします。     午後一時一分散会