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有働正治君 これは部隊ぐるみの会員集めを依頼した、これについては大体認められたわけでありますけれども、実行されたかどうかについては断ったという理由でありますけれども、私は、ここに「軍事民論」ということし四月三日号を持参しています。小冊子であります。この毎日の新聞
報道に関しまして現職の自衛官の幹部からの投稿がここに紹介されているわけであります。
そこでは、「「毎日」の記事を見て、なぜ自衛隊のみが非難されるのか憤りを感じた。それと共に槍玉に挙げられた浜松基地は運が悪かったと同情を禁じ得ない。このような組織ぐるみの
選挙は各基地で行われている。」、「今回の
署名集めは、
参議院比例区に出馬する自衛隊OB候補の名簿登載順位を上げる一環として行われたものである。簡単に言えば、後援会名簿の人数が多いほど名簿登載順位が高くなるので、自衛隊関係者の
署名を集めたわけである。特に自衛隊では、部隊を通じて集めるのが極めて効率的である。」、「各部隊に振り分けられた
署名簿の枚数がそのまま部隊のノルマになり、さらに隊員に頭割りされた分が隊員のノルマになる」等々述べながら、自衛隊という組織ではバスまで出して
投票場に運ぶなど、そういうこともやっている云々かんかんが書かれているわけであります。
そこで、防衛庁、今回の浜松の問題、それから、こういうことがどこでも行われるということまで幹部がわざわざ言っているわけでありまして、こういう法
違反をやるべきでない、今後どう対応するか、簡潔にお述べいただきたい。
国家公安委員長・
自治大臣にお尋ねするわけでありますが、私が挙げました自民党の生保協会に依頼しての
署名集め、それから今の自衛隊の問題、こういうことを含めまして、私としては法
違反を
指摘しているわけでありまして、警察としては厳正に対応願いたい。それから、
選挙が近づくにつれて一層こういう点が起こりかねないこともあるわけで、厳格な対応を
国家公安委員長として求めるわけであります。あわせ御答弁いただければと思います。